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AirPods Proユーザ体験のメモ

AppleのAirPods Proを使い始めたので、ユーザ体験やヘッドホンとの比較などを書いてみたい。

BOSEのQuietComfort 35を3年ほど気に入って使っていたが、電源スイッチの故障とその後のDIY修理によって、ついには接触不良で音もあやしくなってしまった。ヘッドホンは外出先でかなり使っていて、ぼくにとっては必須のアイテムだ。この際だから何か別の製品に乗り換えるかと思い、話題になっているAirPods Proを選んでみた。

注文から1ヶ月半待った。その間QuietComfort 35でなんとか凌いでいた。音がならない時は昔のテレビみたいに叩くと聞こえるようになったりしたが、どんどん調子が悪くなってそろそろやばいというところで、ようやく届いた。

すでに使っている人にとっては今さらという話だが、使い始めのユーザ体験をメモっておきたくてこのnoteを書いている。とりあえずワクワクした。箱を開くと中に小さなケースが入っていて、ケースにLightningのコネクタが見える。ワイヤレスイヤホンを使うの自体初めてなので知らなかったが、なるほどケースを充電するのか。「ケースを開いて、ロックを解除したiPhoneに近づけてから、画面に表示される指示に従ってください。」とシンプルに使い方が書いてある。ケースを開くと、iPhoneの画面にAirPodsが表示される。AirPodsをケースから取り出すと電源が入り、耳につけると音声が流れ出す。耳から外すと停止、片方だけ外すと一時停止になる。「フタを開ける閉める」「ケースから出す入れる」「耳につける外す」という自然な流れで行うことがそのままスイッチとして機能している。今までAirPodsを知らなかったから驚いたし、感動した。もうAirPodsを知らなかったころには戻れない。まだ使ったことのないそういう製品って他にもあるんだろうなぁと好奇心を刺激される。

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ノイズキャンセリング機能だが、QuietComfort 35より劣る。AirPods Proはノイズキャンセリングオンオフを切り替えられるが、本当に効いてるのかどうかわからなくて何度かオンオフを繰り返して確かめたくらいだ。性能の違いなのか、ヘッドホンのようにイヤーパッドで耳を密閉しないからなのか?でも確かに効いてるし、両耳につけることでノイズキャンセリングオンになる瞬間は気持ちいい。まだ電車で使ったことがないので電車での効果は気になるところだ。

ノイズキャンセリング機能で劣るにしても、イヤホンのメリットは多い。ヘッドホンは大きくてかばんの中の容積を結構使ってしまうが、AirPods Proのケースは手でにぎったら隠れてしまうほど小さいので荷物がかなり減る。また、ヘッドホンは装着すると頭をしめつけるし重さもあり、存在感を無視できない。バンドで髪型が崩れるのは気になるし、耳の周りが密閉されているから暑い時は蒸れたりもする。それに比べてAirPodsは接触部分が少なくて軽いから、つけていても存在があまり気にならない。

ヘッドホンをしていると自分の世界にこもっていて邪魔するなオーラが出るのに対して、AirPodsは外に対して比較的開いているという違いもあるだろう。状況によってヘッドホンを使いたいことはあると思う。ヘッドホンにはヘッドホンの良さがあるのだ。

気になった点もいくつか。感圧センサーでの操作に慣れない。1発で反応しなくて位置や力加減を変えて何度か押してしまっている。感圧センサーはあまり使ないかな。また、ノイズキャンセリングオンオフを切り替えれなくなり一旦ケースに戻したらなおったということがあった。何か不具合があるのだろうか?充電中にランプがつかないのはめずらしいなとちょっと思った。まあiPhoneを近づけてフタを開けば画面に充電状況が表示される。

最後に、満足度が高い。それは間違いない。

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