#59 夏に悪あがきを【夏の1コマ】
長かった夏休みが終わりました。
我が家は、主人も私も小学校勤務のため、9月に全員現実に引き戻されます(笑)
永遠に続くようだった猛暑も、少しずつ手を緩めているような気もして、、、
寂しい。
夏が終わるのは寂しい。
何度も言いますが、私は夏が大好きです。
私をよく知る人たちは、口を揃えて「嘘でしょ」と言いますが、こう見えて夏が大好きです。
だからこそ、秋の始まりの気配を感じる9月は大嫌いなのです。
夏休みも終わるし、大嫌いのダブルパンチ。
せめてもの悪あがきで、今日も【夏の1コマ】を。
今年の夏は、実家がある秋田に帰った時に、久しぶりに田沢湖まで行ってみました。
ここで、田沢湖とは↓
そう、日本一深い湖ということもあり、観光客もよく訪れるスポットです。
透明度もバッチリで、湖水浴を楽しむ家族連れも沢山います。
そんな田沢湖に行きたいと思ったのは、
観光したい、と思ったからではなく、
湖水浴をしたい、と思ったからでもなく、
“ドライブが終わらないで欲しい”と思ったからです。
父、母、祖母、主人、息子、私の計6人で、家から1時間半弱の牧場へ出掛け、そのまま近くの温泉に入り、さぁ帰ろうかと車を走らせている時に、
“こんな穏やかな時間がまだ続けば良いのに”という気持ちが湧き上がってきました。
2人で楽しそうに野球の話で盛り上がっている運転席の父と、助手席の主人。
3列目の後部座席を目一杯使って、はしゃいで遊んでいる母と息子(孫)
実家にいた時は喧嘩ばかりしていた私と祖母も、並んで座って穏やかにお喋りしていました。
車という限られた空間が、いつの間にか作ってくれていた優しい時間。
何だかとても居心地が良かったのです。
温泉からは真逆の方向だったにも関わらず、「天気もいいし、久しぶりに行ってみようか!」
なんて、気ままに車を走らせることに。
久しぶりに訪れた田沢湖は、キラキラと水面が輝いて、穏やかで、静かで。
優しい時間が続くように願ったのを知っていたかのように迎えてくれました。
家に着いた頃には、予定よりも4時間近くの遠回りに。
でも、悪あがきをして良かったと思える景色と時間に会えました。
これも、大切な私の【夏の1コマ】です。
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