#48 負けに負けない
私は、ゲームで負けると、「悔しいなー」とニコニコ言いつつも、心の中では悔しくて仕方なくて、勝つための作戦を考えまくるタイプです。
パパは、拗ねてキレて、「もうやらない。」とか言う最悪なタイプです。
こんな両親から生まれた息子はと言うと、勝っても負けてもニコニコしていて、勝った人には「すごいね!いいなぁ!教えて!」と言うし、負けたら「よっしゃー!もう1回だ!」と言うし。
我が子ながら、最高かよと思います。←
最近、家族みんなで遊んでいるNintendo switchの〝マリオカート8デラックス〟
ゲーム中にそれぞれの性格を感じながら、“負けず嫌い”とは?と、考えさせられたりもしました。
今日はそんなお話。
そもそも、私の幼少期はゲーム禁止の家庭で育ったため、ゲームで遊ぶという経験をしたのはそこそこの大人になってからでした。
大人になってから初めてゲームをした暁には、やたらと理論型になってしまうものなのか、、、
私は、負けたらイライラしつつも、勝つための研究を重ねて重ねて、理論的に勝ちを考えます。
マリオカートに関しても、選択するキャラの大きさや重さを考えたり、そこから車体の大きさやタイヤの強度を選んだり、自分の得意なコースの攻め方を研究したり。。。
きっとこれは、ネットで検索したらいくらでも攻略情報が出てくるのでしょうが、すべて我流でいきたいこだわりです。(笑)
一方息子は、もっと感覚的に楽しんでいて、なんだか、子ども心全開で純粋に楽しむ姿が可愛くもあり、羨ましくもあります。
負けても全く気にせずに、ニコニコ楽しんでいる姿に、ふと、もっと負けず嫌いな心も必要では?とも思ってしまいました。
ここで、負けず嫌いとは?
向上志向のポジティブ要素とも捉えられるし、時として悪口にもなり得るこの言葉。
しかしながら、スポーツ選手のインタビューなんかを見ると、“持ち前の負けず嫌いな性格で”とか、“負けず嫌いな一面が意地を見せた!”とか、ポジティブなワードとして使われています。
長所か短所か、どっちなんだと考えてみたら、私は、“負けに慣れている負けず嫌い”が理想と言いたいです。
勤務先の小学校のクラスで、みんなでカルタをしていた時のこと。
負けず嫌いのA君は、自分が負けようもんなら、泣いて暴れて、「もうやらない!」と怒りと拗ねるのが全開になってしまいます。
あまりに酷いので、もうカルタはやめようということになってしまいました。
A君は負けるという経験をしなくてよくなったものの、闘う経験すら無くなってしまったのは惜しくもあります。
私は、“心が”闘う経験こそが、大事だと思うのです。
負けず嫌いな人こそ、たくさん負けて、自分の心と闘わないと。
負けず嫌いが勝ってばかりいたら、それこそ、国語辞典にある通り、“勝ち気な”性格で終わってしまうでしょう。
負けという経験から、心が闘える人こそが本当の意味で向上志向を手に入れられるんだと思います。
冒頭に話したように、それこそパパは超面倒さい負けず嫌いタイプなので、その勝ち気な性格を何とかしてほしいところ。
対して息子は、私が理想とする、“負けに慣れている負けず嫌い”になりますように。
さて、となると、、、
我が家の現段階では、虎視眈々と勝ちを狙う、私の理論型スタイルがマリオカートでの勝ちに1番近い気がしています(笑)
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