負けた時の対処法。

みなさん、こんばんは。

久々の記事になってしまいました。

今日は負けた時のことを考えてみたいと思います。

まず、負けたというマイナスなイメージ

 負けたというとマイナスを意識してしまいがちです。

 たしかに勝ち負けがある以上勝って得られる嬉しさは絶大なものです。


 しかし、勝つ人がいるなら負ける人がいるのです。では負けることはそんなにいけないことなのでしょうか。

負ける価値。
 

 僕は、中学生の頃野球部に所属していました。ピッチャーで4番。「漫画か?」と思うほど責任やプレッシャーがありました。
 試合後はミーティングや反省会を必ず行いました。このミーティングは、負けた後がとにかく長い。それはなぜかと言うと、ほぼ全員が反省点について話をするからです。「今日は〜ができていなかった。」、「練習でやったことが活かせなかった。」など...
ですが、負けた時に見えてくるものは反省点だけなのでしょうか。

負けた時こそ見えるものがある。
 

 正直、僕は負けた後ダラダラと自分たちのマイナス面を思い返すミーティングが嫌いでした。勿論負けて反省点に目を向けて次に活かすことも大事です。しかし「負けてどんよりとした雰囲気に拍車をかけるように反省点ばかり出さなくてもいいのにな」と僕は思いました。
 僕はある時こう思いました。「負けた試合で、自分たちができていたことって何だろう。」
 そうです。負けた試合でも僕たちができていたことがあったのです。例えば、外野と内野との中継の徹底やランナーが出たらバッターは初球を見逃す。負けたという結果だけに着目するとこれらのやり方は間違っていたということになりますが、「チーム全員で作戦ややり方を共有して試合に取り組んでいた」という点ではプラスではないでしょうか。そういう負けた時に出てきた良い点は、自分たちがもっと伸ばしていける点だと思うのです。

わかりやすく言うと、好調な時に出てきた良い点は、好調という偶然性によって引き出されている一方で、不調や負けた時に、出た良い点は、いつもと変わらないまたはそれ以下の自分やチームの平均的なポテンシャルなのです。おそらくそのような中で出た良い点は、好調、不調などの偶然に左右されずいつでも発揮できる能力です。その能力を自分やチームの持ち味として伸ばす。このことは負けた時にしかわかりません。それ以降僕は、反省会の時に自分たちができていこと、良かったところを言うようにしました。その結果チームの目標としていた都大会に出場できたのは良い思い出です。

結論。

 つまり負けた時の対処法は、負けた時の自分ができていたことを見つけることなのです。
そうすることによって自分やチームの真のストロングポイントが見つかります。負けた時の価値はそこにあります。
ぜひ皆さんも負けた時は反省点だけではなく、自分の良かった点を見つめ、その良かった点をこれからも伸ばしていこうとすることも考えてみてください。

追記。

 中学の時の恩師がミスをした僕に言ってくれました。「人間失敗してからが力の見せ所。」と。

                  灰色の国

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