私が鵜であなたが鵜飼
2015年、秋の初めだったろうか。
私は当時履いていたAIGLEのレインブーツに代わって、新しいレインブーツを探していた。
AIGLEブーツは本来、乗馬用だったが可愛いので雨の日に履こう!と雑誌で掲載されて「レインブーツ」なるものを流行らせた先駆け的存在だった。それまで可愛いレインブーツは販売もされていなかったからだ。
雨の日に足元が濡れるのがイヤだったので購入した。
しかし、ひざ下すぐのロング丈なので、歩くとき「ひざカックン」をされているようにブーツが膝裏をクイッ、クイッと押してくる。なので、タイツを履こうものならひざ裏のブーツが当たる部分が毛玉になったり生地が引きつったりしてくる。タイツに悪影響を与えた。
なので2代目レインブーツは、ふくらはぎ丈のがいいなあ…とぼんやり思いつつ、AIGLEのブーツの底がいよいよすり減ってきていたので真剣に探し始めた。
なかなか「これだ!」というものに巡り合えず、「値段がお手頃だけど、ちょっとダサいかな…」と思う候補が上がってきた。
そんなある日、友人Sちゃんとお茶をすることになった。
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