小籠包を昼食に
オカンが今通院している病院を転院したがっていた。
主治医の治療方針が気に入らないようだ。
ずっと悩んでいたが、今日、診察日なので転院したい旨を伝えることを決め、私に病院についてきて欲しいと頼んできた。
私はこれまでの経緯を聞いていて、
「そんなに変な治療方針でもなさそうだな…」と思っていたが本人が
「医者を変えたい」と思ってるならその意思を尊重すべきだし、ちょうど(?)無職なのでついていくことにした。
診察では、主治医は
「今までの経緯で問題ないから、様子を見ましょう」と言った。
オカンは「そうですか!じゃあ、よろしくお願いします」と言いだした。
「えっ?転院するんじゃないの?」と言うとギロリと睨まれた。
肘で私を小突いてくる。
なぜか、転院なんて一切口にしてはいけない雰囲気なので黙っておいた。
診察室から出ると、オカンが
「もういいねん!今回の診察で薬から注射の治療に変更になるかもだったから、注射って言われたら他のお医者さんに診てもらいたかっただけ」
と激白した。
要は注射がイヤでたまらんかったらしい。
しかし、今日の薬を飲むだけで完治できそうとの主治医の判断に満足したため、引き続き同じ病院に通う事に決めたようだ。
病院を出た頃には昼の12時を過ぎており、ここら辺で昼食を取ろうということになった。
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