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悩んだ結果…別の病院で治療します

<前回までの話>
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)ではなくプランマ―病だと診断される。治療には手術をすすめられ、東京の伊藤病院を受診しましたが、初日に疲れ果てこの病院での手術に悩み始める。


伊藤病院はとても素晴らしい実績のある病院です。

病院の外来患者数や手術実績の件数を、ネットで検索してもそれは明らかです。

<伊藤病院の実績>
https://www.ito-hospital.jp/07_results/01_results.html

甲状腺の手術は全身麻酔で行います


実績が多いということはそれだけ患者さんが集まっているし、何よりも先生たちが日常的に多くの患者さんを診ているわけで、正常・異常の判断が的確にできると思うんです。

それはよくわかっているのですが…


家から病院まで片道2時間、仕事もあり、子供もいます。
うちは母子家庭で、中学3年の息子が一人。
治療や手術でのお金がかかる時期に、息子も受験生。いちおう塾には通わせています。塾は夜遅くに終わり、家から車で片道1時間かかる塾に通っているため送り迎えをしています。塾は実家のすぐ近くで、親の様子を見に行くためそこに通っています。

両親は高齢で、母は元気ですが少し認知症が入っています。
父は先日、早期胃がんの手術を終えたばかり。
術後は6回食の(食事を数回に分けて食事をとる)必要があり、
父の面倒は私がみています。

お金にも時間にもあまり余裕はなく、
メルカゾールの内服の副作用で気力も落ち気味だし
便秘がひどくなり、むくみも出て
とにかく《ねむい》のです。

塾が終わって帰ってくるのは23時過ぎ。
途中でまぶたが閉じてしまうんじゃないかと思うくらいです。


こんな状況でも、まだ東京まで通うのか通わないのか悩んでいたところ、
父の手術後の説明が主治医からあり
ふと「あのー、この病院では良性の腫瘍は手術してますか?甲状腺なんですけど・・」と何気なく聞いてみたところ

頭頸科の先生に聞いてみましょうか?」
とその場で電話で聞いてくれて
「やってるそうですよ、紹介状をもってきてくださいといってます」

わ~!聞いて良かった!

それまでの気持ちがウソのように晴れて、
ここで手術を受けよう!という気持ちになりました。


父は 県立がんセンター で手術を受けました。
がんセンターという名前の通り、そこに来る患者さんはみんな「がん」と言われた人たちばかりです。
プランマ―病は機能性甲状腺結節(しこり)ですから、悪性腫瘍(がん)とは違います。
通常はがんセンターで私のような患者は受けてくれなのかもしれませんが、
おなじ病院内の先生から話をしてくれたおかげで
こんなご縁になったことに感謝したい気持ちです。


来週、紹介状をもってがんセンターを受診してきます。
どんな話になるんだろう。

いまこの記事をご覧になっている方で
現在の症状が気になる方はこちらの表で簡単にチェックができます
詳しくはサイトをご覧ださい。
https://doctorsfile.jp/special/083/

DoctorsFileより転載



プランマ―病(甲状腺機能亢進症)って聞いたことがなくて
ネットで検索しても体験談を載せている人が少なかったので
自分の体験を通して同じ病気の人が
少しでも気持ちが楽になったらいいなと思い
記録として私の体験談を投稿することにしました。

参考になればうれしいです。

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