本を読みたくない時の読書日記

シンプルに疲れてるんだと思う。全て最近の馬鹿げた高温多湿が悪い。何日か前に紅茶を飲みたくない日の日記を書いたけど、あれの読書版で本を読みたいのに読みたくない。しかし、元々読書が好きな人間なので屍人やゾンビが生前の生活や嗜好をなぞるみたいな感じで本を読もうとしてしまう。うまく楽しめないとわかっているのに。過去に読んだときはおもしろかったと記憶してる小説を最近二冊読みかえして「はあ…おもんな。」と関西人じゃないのに関西の人の口調で思ったのでこれはもうダメだ。高温多湿が悪い。村上龍のコインロッカーベイビーズは初めて読んだけどシンプルにしんどいとだけ思った。元気な時に読んだらまた違う感想になるかもしれない。あ、そういえば作中にダチュラという花が出てくるのだが梅崎春生の『幻化』という小説にもダチュラが出てきたことを思い出した。幻化は精神病の男が過去の記憶を辿りながら九州をさまよう話だが、コインロッカーベイビーズも確か佐世保とか九州が舞台だった。ダチュラは九州地方によく生えているのだろうか。

たぶん、こういうコンディションの時に小説を読んでもお前の与太話なんかきいてられるかという気分になりがちなのでノンフィクションとか教養本のたぐいを読んだほうが気が紛れていいのかもしれない。
きょう(というかもう昨日)の終業間際、注文した資材が業者が提示した日付を超えても届かないので上司に問い合わせのメールを書いてもらってる時横で見てたのだが、やたら迷いながらめちゃくちゃ時間をかけてタイピングしてる様にいや遅すぎだろ、細かい言い回しはどうでもいいだろと思ってたらなぜか無性に笑えてきて、「(注文品が)きてませんので」というフレーズを5回タイプミスするに至ってはゲラゲラ笑いそうになるのを必死に堪えていた。疲れてるとめっちゃ不機嫌になる時と箸が転げてもおかしいゲラ状態になる時がありませんか?まあ、上司も私も疲れてたんだと思う。一応言っとくと今の上司も仕事できて話しやすい人なのでリスペクトはしている。前職の上司とはまたタイプが違って、すっとぼけたおもしろみのある人物だ。

あーあ、仕事行きたくねえなあ。
結論としては、全部高温多湿が悪い。

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