見出し画像

名古屋大学経済学部編入対策

 はじめましてまたはこんにちは 令和2年度名古屋大学経済学部編入試験に合格したアンコウと申します。

もともとは理系でプログラミングやアルゴリズムなどを学んでいました。研究室と就職に不安があったために編入試験を2年の7月に志して勉強したら受かりました。

以下に名古屋大学の対策を書いていきます。

 最初に謝らなくてはいけないのですが、私は名古屋大学の編入試験になぜ受かったのかよくわかっていません。その理由はこの記事を読んでいけばわかるのですが・・そういったこともあって、今回は無料ですべて公開します!

 もう1つ。名古屋大学はふつうはTOEICで出願するのですが、名古屋大はTOEFLで出願できるとのことだったので私はTOEFLで出願しました。点数は84(R:25 L:21 S:17 W:21)です。

 TOEFLはTOEICよりはるかにはるかに労力がかかるので受験生の方にはTOEICを勧めます。※私はTOEICの点数があまり良くなかったので、TOEFLで出願せざるを得なかった。

私は現在Twitterで情報を発信しており、いろいろと情報があつまるんですが、名古屋を受けられる方は880は欲しいです。令和4年度受験生の場合ですが、TOEIC900越えは10人以上いました、また受験者も108人とかなり多かったです。

ちなみに、某ブログで900あれば白紙でもOKだとか書いてあるのを見たことがあるのですが900越えで落ちた人普通に知っています。しかも、年々難易度が上がっているため専門科目でも取らなくてはいけません。


TOEICの勉強法

さて、そんな重要なTOEICなのですが、TOEICの勉強法は適当にググってみてください。TOEICは幸い受験者の方が多いのでネット上に勉強法がゴロゴロ転がっています。

使えそうなのを拾って勉強してみてください。ちなみにおすすめはAtsueigoです。

 私なりのアドバイスを書いておくと
1、文法と単語をしっかりと覚える 
2、TOEIC用の問題集をひたすら解く の2つを守ってくださいとだけ。

文法については「総合英語Forest 7th Edition」や「Vintage」などを読んでみてください。

こっちは単語対策のおすすめです。

そしてその後は単語帳をおぼえていってください。大学受験用の単語帳でも大丈夫ですし、TOEIC用の単語帳も一応紹介します。

あとはひたすらTOEIC用の問題集を解いていってください。とりあえず公式問題集なんかを解いてみることをおすすめします。解く→答えあわせ→やりなおし このサイクルを続けていってください。

それではこんなぐらいでTOEIC対策を終わりにしたいと思います。

専門科目の対策

続いて専門科目の対策に移ります。名古屋大では現在「経済学」と「経営学」のセットであることが多かったです。ですが、今年(令和2年度)の試験問題を会場で見たとき私は唖然としてしまいました。

 そうです、去年までと明らかに傾向が違いました。

いつもは「ミクロ経済学」と「経営学」のセットだったんですが今年は「マクロ経済学」と「ファイナンス」のセットでした。経済学の方は満点近くとれたのですが、ファイナンスの方はわかりませんでした。 

一応今年新たにといて傾向がつかめたので、すべての対策について書いていきます。

経済学

 経済学についてはらくらくシリーズのレベルのちょっと上かドンピシャぐらいです。今年のマクロ経済学は「らくらくマクロ経済学」のレベルと同じでした。なので受験生のみなさんはまず「らくらく」シリーズに取り掛かってみてください。

続いてやる本が石川先生の「速習!」シリーズです。らくらくより少しレベルが高めです。この2つをやっておけばかなり対応できます。

名古屋大学では計算問題があまり出ないのでこれらが終わったら論述対策に移りましょう。やるのは芦屋先生の「ミクロ経済学」です。これを2,3回読んだ後で過去問演習に移りましょう。過去問はこちら

(やるべき範囲)
速習とらくらくに関しては全範囲やっておきましょう。
過去の問題を見てもこのレベルで解ける問題は非常に多いです。(逆に言えば問題数を考えるとこのレベルを落とすとかなり痛いです。)

併願される方も多いと思いますし、名大に入った後のことを考えても全範囲やっておくことをおすすめします。

といっても、名大は使う参考書がそこまで多くないので、十分やれると思います。

マクロ経済学は浅田先生の「マクロ経済学基礎講義」を読んでみてください。

これだけやっておけば名古屋大の「経済学」については十分でしょう。

(やるべき範囲)
芦谷ミクロ
 序章、第1章の4、第4章の2(オファー・カーブ)、第9章の3-4以降、第10章の3,4、第12章~第16章は後回しでいいです。出る可能性がかなり低いです。逆にこれ以外は全部しっかりと理解しておく必要があります。特に経済厚生や総余剰と税の関係は非常に重要です。

浅田マクロ
 マクロは名古屋大学での出題例が少なく判断材料として断定するのが難しいです。他の大学などから考えると第9章はやらなくていい。ということしか言えません。

ちなみに「らくらく」シリーズが難しいという人は小暮先生の「落ちこぼれでもわかる」シリーズか「らくらく経済学 たまご」をおすすめします。

計算問題についてはあまり出ないです。今まで紹介した参考書についている問題を解けるようにしておけば大丈夫じゃないかなと。(芦屋ミクロのレベルはあまり出ないので飛ばしていいです)

それではここで名古屋大学の経済学対策を終わりにしたいと思います。

ここはしっかりと点数を取りたいところなので頑張ってくださいね!

あと私の方からささやかなプレゼントです。名古屋大の傾向を含んだ問題を載せておきます。(私の問題集の引用です。)

著作権に気をつけて改変させていますし、引用の条件も満たせるように解説を十分長くしています。

受験生の方の役に立てれば幸いです。

経営学の対策

 私は他学部出身で経営学の知識は0でした。そのため私が最初にやったのが「大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる」でした。

ですが、現在経営学を改めて勉強した身としては、この本は不適切と言わざるを得ません。内容が薄いからです。

実際に過去問を解いてみようとしたときにこれだけでは解けなかったです。なので「公務員Vテキスト経営学」あるいは「スーパー過去問ゼミ 経営学」をおすすめします。

 経営学は重要用語をどれだけ正確に暗記しているかです。なので、Vテキストおよびスー過去に出てくる単語をしっかりと覚えましょう。
覚えるときは、とにかく書きましょう。

あと私はもう一つ分厚い参考書である「ゼミナール 経営学入門」も2,3回重要な部分を速読しています。これで過去問は対応できました。

最後のやつは分厚いので受験生の方は重要キーワードの部分だけをえりすぐって読んでみてください。私自身もそうしました。さて、これで合格点がとれるのかは疑問ですがとりあえず過去問で及第点はとれます。

手前味噌で申し訳ないのですが、現在私は編入試験における経営学の対策noteを書きました。

ゼミナール経営学入門より安いですし、いろんな大学の過去問を掲載しておりますのでそちらがおすすめです。
というか、市販の本に編入試験に特化したものがなかったためにわざわざ書きました。

過去問を請求して自分なりの回答を書いてみてください。入れた知識のアウトプットの練習も効率的です。

最後に合格者たちの間で私はやっていないですが評判のいい参考書を紹介していきます。

まずは「経営戦略全史」です。漫画版の方が一気に読めるのでそちらも紹介します。合格後に経営史や経営学などを選択する場合役立つので持っていてもいいかもしれません。

そして今回あったファイナンスですが、実はあらためて名古屋大のファイナンスを解いたところ結構簡単な問題が出題されているということがわかりました。

ぶっちゃけ対策は1冊、しかも全ページやらなくて対応可能です。

やる本は、神戸大学の滝川先生の「ファイナンス論の楽々問題演習」です。この本の第1章~第3章、8章の前半4問、第14章の前半3問をやってみてください。令和2年度の問題も平成27年度の問題もこの範囲だけで十分解けます(ある程度の数学力も必要)

あと、過去問の循環から考えて、次にファイナンスが出るのは令和6年度か令和7年度の受験生です。

以上が私が名古屋大学の対策としてやったことです。今年はあまりに特殊でほんとうに役立つかはわからないのですがまあこんな対策をやっていて受かった人もいるんだなぐらいに思ってください。

すみません、最後に1つ宣伝させてください。
今回の名大対策のpdfは私が書いた「経済編入最短攻略」シリーズの原稿の一部です。
下のリンクから「経済編入最短攻略問題集」が購入できるのでよかったらどうぞ。

あと2つだけ補足。

もしこのページにGoogle検索などから来た人へ。
Twitterやっています。何か相談があればどうぞ。

また参考書とかなんやかんやで買うと思うんですけど編入終わってもすぐに売らないことを勧めます。というのも編入後に大学の講義で使うことがあって売ってしまうとまた買う羽目になったりするので。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。みなさんの大学編入での健闘を願っております。それではまたどこかでお会いしましょう。











このサイトはAmazonアソシエイトの参加者です。












よろしければサポートもお願いいたします。いただいた額は編入試験の情報をより広められるために使っていきたいと思います。具体的には編入試験の受験サイトのサーバー代などに使わせていただく予定です。