おばちゃん、再就職先初日をむかえる～アラカンの再就職その１

コロナによる経営悪化で会社都合解雇となったアラカンおばちゃん。解雇日を受諾した日から転職活動をすすめたが、転職サイトの案件も、ハローワークの案件も内定を得ることができなかった。失業保険を受給しながら、仕事探し的なサイトに掲載されていた年齢不問で大量募集してるであろう案件は内定がでたので時給職ではあるが再就職を決めた。

入社手続きをWEB上で終えて、ついに初日。指定時間よりも20分も早く到着してしまった。なんとなく通勤の流れにのって歩いていたら、何本か早い電車に乗れてしまっていたようだ。

ビル内の会社。セキュリティで入れないので採用担当者に電話するようメールがきていた。さすがに20分前は早すぎるので物陰で時間をつぶしていた。そのうち、どうも同日入社の人たちが集まってきた。皆若者だ。おばちゃんパワーで声をかけ、挨拶し、そろそろ時間と代表で連絡した人が「○○さん電話に出ません」と。

どうする？と人事部にかけあってみた。人事は人事で動いてくれて、仮のセキュリティカードを発行してもらう手配をしてもらい、受取にいった。仮のセキュリティカード発行だけと思っていたら、ノートパソコン類が届いていると言われ、それも持って執務室に入ると受け入れの社員さんがやってきた。

初めて入る再就職先の執務室。フリーアドレスにありがちの、事務デスクではない机とイス。コロナ対策のアクリル板で自分のエリアを確保している。ついにこんなところへ来てしまったのか、と我ながら驚いた。

本来導入研修をおこなってくれるはずの担当さんが休みとなってしまい、準備もなにもないまま、挨拶と、何から始めましょうかね、、、といった空気感が漂う中、研修が始まった。

「今日の入社の皆さんはパソコンには慣れているときいているので」と、手順書を見てやってください、となった。パソコンの設定も基本の基本は完了し、入社手続きの続きをおこなう。つまると隣の同期にたずねてみる。隣の同期も同じところにつまって、そのまた隣の同期も困ると社員を呼ぶ、程度の進行だ。
研修担当者も普段はおこなっていない人のようで、資料でもってWEBでレクチャーとなった。その他、社員として使いたいサイトに入る権限が付与されてないとかで、できることが限られているっぽかった。

お昼休憩は1時間。今日は持参しなかったが、同期の中にはすでにお弁当持ちの人もいた。このご時世一緒にランチに行こうはない。今まで在宅勤務だったおばちゃんは、仕事のキリの良いところで適当に食べていたので、決まった時間のランチにも慣れていかなくては。食べ過ぎても眠たくなりそうだから、普段くらいの量として、サンドイッチを一つ買った。おにぎり1個でもよかったかもしれない。

午後の研修が始まった。手のあいている現場社員が交代で「知っておいた方がいいこと」的内容を伝えてくれる。おばちゃんは今までミーティングツールはZoom、チャットとメールはLINE WORKSを使っていたので、この会社の使用ツールにじゃっかんとまどったが、あとは慣れだろう。

今日は終了、ということで契約よりも早く退勤となった。みなしにはならないのか～と残念はところではあったが、ま、早く帰ってゆっくりできることはありがたい。きっとかなり疲れているに違いない。明日からはお弁当持参にもしたいから、帰ったらもう少し作り置きができるかな。

ここで勤めていくんだ、同期は良い人たちでよかったな、早目の退勤ですいている電車に座ってぼーっとしていたおばちゃんであった。

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在宅勤務の記録で始めたnote。その間に、解雇が決まり、転職先が決まらぬまま最終日をむかえ、失業保険をもらい、再就職先が決まり、ついに勤務が始まりました。

アラカンの再就職編の始まりです。身バレしない程度にいきたいと思います(笑)

お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。