Koji Uemura (脱サラ着物作家)

35歳で脱サラし着物職人に転身!40歳で独立し『庵聚(あんじゅ)』というブランドで作家…

Koji Uemura (脱サラ着物作家)

35歳で脱サラし着物職人に転身!40歳で独立し『庵聚(あんじゅ)』というブランドで作家デビューしてから6年!伝統やルールにとらわれない着方や作家の日常、作品紹介など!着物の『困る』を解消したい!

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【はじめまして!脱サラ着物作家 植村です!】

〜きもの通な方も初心者の方も一緒に楽しみましょう〜 はじめまして!京都で着物作家をしています庵聚(あんじゅ)の植村康二と申します! 初投稿の今回は簡単な自己紹介をさせて頂きます! snsは今のところインスタ(anjyu_kimono)がメインなんですがここでは私の素を出していこうと思いますのでよろしくお願いします! プロフィールや見出しにもあるように私は22歳から35歳までいわゆる『着物屋さん』で働いていました。10年以上の店長経験があります。そこで着物全般の知識と接

    • clubhouseでとあるインフルエンサーの方に投稿の仕方でご指摘を頂いたのでガッツリ変えてみたところ‥すごく見栄えが良くなりました✨統一感が大事だとは前から思っていましたが中々手をつけれずにいたのでよかったです!マーケティング、ブランディング、大事だと痛感しました!

      • 超逸品!1●●●万越えの本綴れ帯!

        今回来ている埼玉の展示会で一緒になった老舗の帯メーカーさんの本綴れ帯です! とにかくすごいの一言! これです! 卓越した技術がなせる表現ですよね✨ 今回、話が弾み庵聚のオリジナル本綴れの帯を制作することになりました👍 これからデザインを考えるのが楽しみです✨ インスタグラムはこちら!   ↓

        • 最近、今流行りのclubhouseを始めました✨音声だけ?っておもしろいの?と思いながら始めましたがコレがおもしろい😁まだ聞いてるだけで発信はしていないんですがこれから発信もしていこうと思っています👌またその内容や成果もnoteに上げていきます✨

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        【はじめまして!脱サラ着物作家 植村です!】

        • clubhouseでとあるインフルエンサーの方に投稿の仕方でご指摘を頂いたのでガッツリ変えてみたところ‥すごく見栄えが良くなりました✨統一感が大事だとは前から思っていましたが中々手をつけれずにいたのでよかったです!マーケティング、ブランディング、大事だと痛感しました!

        • 超逸品!1●●●万越えの本綴れ帯!

        • 最近、今流行りのclubhouseを始めました✨音声だけ?っておもしろいの?と思いながら始めましたがコレがおもしろい😁まだ聞いてるだけで発信はしていないんですがこれから発信もしていこうと思っています👌またその内容や成果もnoteに上げていきます✨

          リサイクル•アンティーク着物の次の難しさ (後編)

          前回、最大の壁は『価格』だというお話をしましたが実はまだもう一つ大きな壁があります。 『着物は必要ないもの』『ファッションである』と謳っている私にとってある意味この壁が一番厚く高いし、私達がいる側の着物業界の大きな遅れの要因になっている。 その壁とは‥ ■伝統や格式•文化•ルールなどを重んじる日本人らしさが壁を作る 日本人は真面目なので伝統は重んじるしルールは守ります。 悪くいうと型にハマる性質です。 それが何故、リサイクルやアンティークの着物の世界と壁になってし

          リサイクル•アンティーク着物の次の難しさ (後編)

          リサイクル•アンティーク着物の次の難しさ (前編)

          着物を着たいと思った人がリサイクルやアンティーク着物から入る方はかなり多いと思います。 以前の記事でアンティーク着物のメリットデメリットを書きましたがやはり圧倒的なメリットが『価格』です。 1000円とか2000円でそれなりな着物が手に入ります。 実際、着物のインフルエンサー的な人もアンティーク着物を着ている人は多いです。 確かに着物離れをした現代においてアンティーク着物をたくさんの方が着ている事実は喜ばしいことですが京都をはじめとする着物産地の職人達には身入りがあり

          リサイクル•アンティーク着物の次の難しさ (前編)

          現代の着物職人に求められること!『作れる』だけの時代は終わった。『伝える力』が必須!

          1年間に全国で40回以上の展示会を毎年しています。 毎年おおよそ3000人以上のお客様とお会いし私の自慢の作品を見て頂いてます。そんなことを10年くらい続けてきた中で感じること…それは… 見せるだけでは感動して頂けない展示会の陳列はだいたい私がやります。作品コンセプトやその中でも見せたい作品を自分の納得いく形にしたいからです。 それが終わると今度は着物屋さんのスタッフに作品の説明会を行います。当然、スタッフの皆さんに私の作品の良さを感じてもらう事と私の代わりにお客様にそ

          現代の着物職人に求められること!『作れる』だけの時代は終わった。『伝える力』が必須!

          職人技!これ、生地に刷毛と筆で描いてます!

          着物の染色方法には様々な技法があります!庵聚は濡れ描き友禅という技法が得意なメーカーです! こんな感じ✨ 生地を濡らして染料をにじませて描く技法です! しかしそれ以外にも得意なのが顔料を使って描く表現です✨ 見出しの画像がそうなのですが、これはコブクロさんの新曲のジャケットの画像を顔料で刷毛と筆で描いたものです! 見比べてください😊 これが画像です! これが描いたものです! プリントに見えるくらい精巧に描かれてませんか? これが着物職人の技です✨ 他にも

          職人技!これ、生地に刷毛と筆で描いてます!

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          幻の逸品!1●●●万越えの大島紬!

          幻の逸品!1●●●万越えの大島紬!

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          着物の柄 桜の『素敵』さ

          ちょっとした豆知識のお話! 私が修行した工房ではとにかく桜をモチーフにした作品が多かったんです!だから最初にひたすら桜を描く練習をしました✨ 着物の柄において桜の柄は特別な要素があります。 今回はそんなお話をしようと思います😊 古典柄の代表!桜を嫌いな日本人はいない花について詳しくない人でも桜は必ず知っています。お花見も目的は桜を見ることです。 日本人の誰もが愛する桜は着物柄においても一番代表的な柄です。 着ている側も見ている側も安心な間違いない柄ですよね。 桜

          着物の柄 桜の『素敵』さ

          ここ最近のお気に入りコーディネート!個性派は必見!

          今回は細かいことは抜きにして庵聚の世界観を発信しようと思います✨ とにかく個性を出してカラフルな小紋に無地の半巾帯✨無地ってほんと便利!何でも合う合う🤣 帯締ベルトを使って結ばない帯結びでオシャレ度アップ! 帽子とイヤーフックは上級者に見せれるべんりあいてむ👍 黒の色無地に黒の無地の袋帯で喪服コーデ! シンプルなので小物の生き方が半端ないですよね✨ エッヂの効いた半衿にツートンの重ね衿で喪服感がなくなります! 帯締ベルトは黒でトーンを合わして大人の雰囲気を出して

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          【これからきものを来て楽しみたいと思っている人が知っておくべき大事なこと】〜実践編:着物を探そう!家にある着物?アンティークショップで買う?ネットで買う?着物屋さんで買う〜徹底解説!

          今回はタイトルにあるとおり実際に自分が着る着物をどうやって調達したらよいかをアドバイスさせてもらいます! これに関しては様々な意見や人それぞれの価値観があるので難しいところですが、タイトルにある ●家にある着物を着る(母又は祖母の着物) ●アンティーク(=リサイクルとします)ショップで買う(古着) ●ネットで買う ●着物屋さんで買う(チェーン店や個人の店) をそれぞれ検証してメリット•デメリットを挙げていこうかと思います!業界の全てを見てきたのでかなり正確な情報だ

          【これからきものを来て楽しみたいと思っている人が知っておくべき大事なこと】〜実践編:着物を探そう!家にある着物?アンティークショップで買う?ネットで買う?着物屋さんで買う〜徹底解説!

          【これからきものを着て楽しみたいと思っている人が知っておくべき大事なこと】〜気持ちのあり方編〜

          年代を問わず、ふとしたきっかけで『私も着物を着てみよう!』と着物スイッチが入る方は少なくありません。ただ、そこからいろんな壁があり、そのままスイッチをオフにする方が多いと思います。これほどもったいないことはありません。 そこで今回から何話かに分けてその壁を崩せるように私なりの着物を着るまでのステップアップ攻略法をお話ししたいと思います。 これは14年間、着物屋で働いてお客様からの生の声を聞いてきた経験と11年間、メーカーとしてものづくりをしながらお客様と接してきた経験から

          【これからきものを着て楽しみたいと思っている人が知っておくべき大事なこと】〜気持ちのあり方編〜

          『仕事』が『趣味』に変わる時、ものづくりが変わる

          今、私が活動している現場(主に着物屋さん)のスタッフやお客様から持たれている庵聚のイメージは『個性的』や『オンリーワン』や『カジュアル』などで一般的に世間で思われる着物とはかなりかけ離れている作品が多いです。見出しの画像はわかりやすい例です。 しかし私が独立し庵聚を立ち上げた頃はまだ今の形はできていませんでした。自分の中でもこれといったものづくりのテーマはなく修行をしていたメーカーの作品を少しアレンジしていたくらいでした。 しかし新作を考えないといけないのでデザインを描く

          『仕事』が『趣味』に変わる時、ものづくりが変わる

          【超希少!私が濡れ描き友禅にこだわる理由!それは現代の染色技法で最大の差別化がはかれるから!】

          こんにちは!庵聚の植村です!今回は私の必殺技であり、庵聚の最大の武器である『濡れ描き友禅』を皆様にアピールしたいと思いますぅぅ!✨いぇい! まずはこちらをご覧ください。 どうですか?綺麗でしょ〜✨庵聚のブランドロゴでもある月下美人を濡れ描きと素描きという技法で染め上げた訪問着『夢一夜』という作品です。庵聚を立ち上げる時に作った看板作品でした!(もう数年前にお嫁に行きました😊) 見出しの画像が濡れ描きをしているところなんですが濡れ描きを簡単に説明すると ●染める前に生地

          【超希少!私が濡れ描き友禅にこだわる理由!それは現代の染色技法で最大の差別化がはかれるから!】

          【24年間 お客様と接して気づいたこと】

          こんにちは!着物工房『庵聚』の植村です! 前回の自己紹介でもお話ししたように私は22歳で着物屋さんに入り、35歳で職人になりただ今46歳ですがその間ずっと立場は変わりながらもお客様と接してきました。 そこでわかったのが 着物は必要ないものだということです! 『いやいや、そんなことないよ!日本人なんだから大事な場面では着ないとダメじゃない?』という声も聞こえてきそうですがそんなのはほんのひと握りの方だけです。 この私でさえそう思っているのだから紛れもない事実だと思いま

          【24年間 お客様と接して気づいたこと】