見出し画像

山下裕英【Who is 安住の地 ?】

【安住の地】 …2017年結成の劇団・アーティストグループ。京都を中心に活動中。
この企画では、現在、安住の地に所属している12人のメンバーを順番にご紹介していきます!

安住の地での初舞台は「一人芝居」?

プロの写真家としても活動?

鋭い洞察力と高い身体性で安住の地の舞台を支える、【山下裕英】のプロフィールをご紹介します!

画像1

山下裕英(Yamashita Hiroe)

安住の地『異郷を羽織る– Drape the Strange land –』無言劇『 であったこと』等に出演。豊かな身体性を生かしたノージェンダーな演技は、男女問わず幅広い支持を得ている。

安住の地の公演において、常に一歩引いた冷静な視点軽やかな演技で作品を支えてきた山下裕英。
これまでの舞台でも、限られた場面でその存在感を示し、作品テーマの要となる役柄を演じてきました。

画像6

画像15

(『ポスト・トゥルースクレッシェンド・ポリコレパッショナートフィナーレ!』ミホ役)

画像4

(『異郷を羽織る– Drape the Strange land –』移民役)

◆「安定」と「不安定」の間で

山下が安住の地の初舞台として出演したのは、2018年9月の企画公演PLOW#1『一致か?不一致か?impedanceM/M』にて上演された一人芝居『impedance match』

画像13

画像12

「目隠し」をした中での演技や、「マシーン」「植物」といった人間ではない存在を体現する等、制限された中での身体表現を任されることが多い山下。

同作品では、カフカ『変身』と『岩戸隠れ伝説』をモチーフにしたストーリーを、激しい動き安定した台詞回しで見事に表現。
また、山下自身が開発したメディア・テクノロジーを劇中に取り入れ、観客参加型の新しい演劇として幅広い観客層から好評を博しました。

であったこと_26

(無言劇『 であったこと』植物役)

◆昼間はプロのカメラマンとして…

俳優だけでなく、写真家としての顔も持っている山下。
安住の地では、舞台写真や映像作品、俳優のポートレート写真などの撮影を担当しています。

画像8

画像15

(安住の地 中村彩乃のポートレート写真 撮影:山下裕英)

公演以外の時期は、主にウェディング関係やスタジオ撮影のカメラマンとして活動。
色彩のバランスが美しく、被写体となる人のナチュラルな魅力を引き出す写真を数多く生み出しています。

画像17

画像18

◆「人間性」=「素材」としての魅力

性格に表裏が無く、清々しい人間性が魅力的な山下。
劇団では、合理的な意見を述べて場を牽引し、まっすぐに作品へと取り組む姿勢で厚い信頼を得ています。

画像17

山下:買い物も好きだし美味しいもの食べるのも好きだし、普通のOLの休日してます。か、忙しい週末を乗り越えたあとの休みは体力回復のために寝てる、ほんとに何もしない。

画像17

山下:最近は仕事が定時上がりで時間に余裕ができたので、映画見たり本読んだりしてます。あと、憧れてたけど手を出せていなかったベースを始めました。この機会に練習しちゃおって感じで。

また、安住の地オリジナルZINE『希求』では、【あまづとたきびとヤマシタヒロエ】と題して猫とのほのぼのエッセイを掲載するなど、愛猫家としての一面も。

画像19

画像19

あまづの姿が見えないので部屋中探していると、お風呂の床にちょこんと座っていた。入ったばかりのびちょびちょの床。あまづの足もお尻も、尻尾までびちょびちょだ。最近足跡がやたら多いなと思っていたら2匹分だったわけかと納得した。こういう時、猫を叱らずにわー可愛い、写真撮ろ、となってしまうところが、猫に飼われてるよなあ、とつくづく思う。

(【あまづとたきびとヤマシタヒロエ。】『希求』Ⅲより)

一人の女性として、人間としてチャーミングな面を多く持つ山下裕英。
舞台では、彼女自身の「素材」としての力、自然体の魅力が活かされたパフォーマンスをご覧いただけます。

画像18

山下のこれからの活動に、ぜひご注目いただければ幸いです!

画像2

★山下裕英のプロフィールはこちら


カバー写真・写真12枚目・16枚目:photo 北川啓太
写真1枚目・4枚目・17枚目:photo K YOSHIDA
写真2枚目・3枚目・7枚目:photo 中谷利明
写真5枚目・6枚目:photo manimanium
写真9枚目・10枚目・11枚目・14枚目・15枚目:photo 山下裕英










読んでいただいてありがとうございました! サポートは活動費として大切に使わせていただきます。