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シティリーグシーズン3 備忘録2 「連撃ウーラオス編」

初めまして。安城新撰組のケイです。
今回、シティリーグシーズン3でジュニアのようすけ、マスターのあにまと私が同じ型の連撃ウーラオスデッキを使用し、ようすけが準優勝、あにまと私がベスト8と全員入賞することが出来ましたので、記念に記事を書かせていただきます。
拙い文章ではありますが、最後まで読んで頂けると幸いです。

1.環境について
 現在の環境を考える上で、まず真っ先に思いつくことが、「悪、闘、超タイプの3すくみ」が挙がると思います。

主観ではありますが、悪、闘、超タイプのデッキの代表的なものとして、
悪タイプ:ムゲンダイナ、ブラッキー+一撃ウーラオス、ダークパーフェクション
闘タイプ:連撃ウーラオス
超タイプ:黒馬バドレックス+マホイップ、連撃テンタクル
が挙げられます。

また、JCS以降、数が増えてきているデッキとしてスイクンVを採用したデッキ(スイクン+チルタリスor3神or白馬バドレックス)、メルカリザシアンザマゼンタ等のデッキがあり、シティリーグではどのデッキが優勝してもおかしくない環境だと考えていました。

2.デッキ選択について
 以上のように環境を考えるとメタをはる事が非常に難しく、個人的には苦手なデッキに対してどのように立ち回るかが、重要ではないかと考えました。
正直、JCSが終わった時点では、私は白馬バドレックスを使う気でいました。
悪、闘、超の3すくみの外におり、メッソンの進化ラインを採用することによる安定感、スイクンVというサブアタッカーを手に入れ、アタッカーに柔軟性が生まれた事、苦手なデッキがメルカリと3神くらいでそのデッキにも構築と立ち回りで何とかなるのではないか、また、自分自身がビートダウンタイプのデッキが好きということもあったため、JCSで上位入賞したデッキレシピを参考にしながらデッキ構築を考えていました。
そして、ようすけにも聞いてみました。
シティリーグやCL前はいつもこんな会話をしてます。

ケイ「次のシティリーグ一緒に白馬バドレックスで出ない?」
ようすけ「嫌だ。連撃ウーラオスで出る。」
ケイ「(´・ω・`)」

ようすけ本人はJCSで使用した連撃ウーラオスを引き続き使いたいと。
一方、あにまはこの中でシティの日程が最も遅かったため(順番としてはようすけ→私→あにま)、他にいいデッキがないか模索中。但し、私とあにまは連撃ウーラオス自体は候補としてあったので、JCSで多かったキバナと回収ネットを採用した連撃ウーラオスの構築を考えていました。完成したデッキをようすけに貸したところ、本人は好感触だったらしく、これで行くと言いました。あとはようすけのお父さんであるみずたまさんと相談しながら、細かい調整をし、ようすけのデッキは完成しました。
この時点で私は前述の通り、白馬バドレックスで行こうとしていたので、ようすけが準優勝以上の結果を残したら、連撃ウーラオスを使おうかなと軽い気持ちでいました。
そして、シティリーグジュニアでようすけが見事、準優勝。これを聞いた時、「流石に今回は同じデッキを使わないといかんだろ。」と謎の使命感が出てきて連撃ウーラオスを選択。
連撃ウーラオス自体は3すくみの中にいるものの、デッキパワーは非常に強く、有象無象のデッキに対して何とかできること、苦手な黒馬バドレックスに対する勝ち筋さえ把握していれば何とかなると考えました。
あにまは自身の1週間前のシティでダークパーフェクションが上位独占したことから黒馬が減少すると予想し、パーフェクション対策にミミッキュを採用した連撃ウーラオスを使用しました。
実際は悪パが全くおらず、三神ザシアンやリーフィアなどの弱点を突かれにくいデッキが多く見られました。

デッキが決まれば、あとは練習あるのみなので、チームメンバーに協力してもらい、本番に臨みました。
そして、実際に3人が使用したデッキレシピが以下の通りです。採用カードに一部違うところがあるものの、大枠は同じです。

ようすけ、ケイ使用デッキ

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あにま使用デッキ

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3.カードの採用理由について
 各カードの採用理由ですが、このデッキレシピ自体、特別珍しい訳ではないため、一部説明を割愛させて頂く場合があります。

ポケモン:24枚
ウーラオスV+ウーラオスVMAX:3−3
このデッキのメインアタッカー。条件はあるものの、1エネで150、3エネで120ダメージのばらまきと非常に強力な技を持っているカード。試合中、2匹は進化させたいため、3−3で採用。

チャーレムV:1
バグカード。
初めてこのカードを見たとき、「本当にこんなカード刷っていいの?」と思いました。
技ヨガループの効果である「この技でポケモンを気絶させた時、追加ターンを得る」は想像以上に強いです。他のTCGで追加ターンを得る事で思い当たる有名なカードとしては、MTGのパワー9の1枚であるTIME WALK、ボルバルマスターズと言われ当時のデュエマの環境を席巻し、未だ禁止カードである無双竜機ボルバルザークとパワーカードしかありません。
さらにダメージが技の効果で入るため、連撃ウーラオス対策に入っている特性ベンチバリアのミュウを無視することができ、ウーラオスVMAXのしっぷうづき、インテレオンのクイックシューターと合わせて条件が達成しやすい、RENGEKIの闘タイプであるため、ウーラオスとエネルギーの共有がしやすいといいことしか書いてありません。追加ターンを得ることで2ターンでサイドを6枚取り切ることも可能なため、非常に強いカードと考えています。
ただ、試合中複数体並べる必要がないため、1枚採用。

ガラルサンダーV:1
黒馬バドレックス、ルカメタザシアンザマゼンタ相手にするときに必要なカード。この2デッキはVが主体のデッキのため、らいめいげりが1エネで使える可能性が高く、ダメージを稼ぐために採用。但し、他のデッキ相手には使用しないため、入れるかどうかは好みになると思います。

メッソンージメレオンーインテレオン:4−4−4(うち1枚はうらこうさくインテレオン)
お馴染み連撃ウーラオスデッキの潤滑油。メッソンの技「どんどんよぶ」によるベンチの展開力、ジメレオンの特性「うらこうさく」を使った必要カードのサーチ、インテレオンの特性「クイックシューター」でのダメージ稼ぎと全てが絶妙に噛み合っており、弱いところがないカード達。最大限使用したいため、フル投入。

デデンネGX:1
困った時のドローソースになるカード。使わなくても何とかなるが、最初に出てくると困るため、1枚の採用。個人的にタッグオールスターズに入っているデデンネの絵柄が大好き。

ジラーチGX:1
ウーラオス、チャーレム、サンダーの弱点である超タイプを消して少しでも勝率を上げてくれると思っているカード。相手の頂の雪道は知りません。

ミュウ:1
ミラー対策。出しどころを間違えると相手のヨガループの餌になるので、気を付けましょう。個人的には序盤のジメレオンをキョダイレンゲキから守ってもらうことが一番の仕事と考えています。

ナゲツケサル:1
ウーラオスのキョダイレンゲキの火力UP要員。

ミミッキュ(特性シャドーボックス):1
主にダークパーフェクションのミュウツー&ミュウGXやマニューラGXへのメタカード。キョダイレンゲキやサイコパワーを使ってダメカンを乗せて特性を止めます。三神ザシアンにミュウミュウを採用するのが増えたのと、ミミッキュ対策の隠密フード採用が減っているため十分仕事をすると思い採用。

グッズ:17枚
クイックボール:3、レベルボール:3、ポケモン通信:2、しんかのおこう:2
個人的にはクイックボールを4枚採用したいが、枠がないため、この枚数。
序盤にメッソンを複数並べたいため、レベルボールは3枚採用。

回収ネット:2
ジメレオン、インテレオン、ポケモンいれかえとどんなカードにもなれるカード。
ジメレオンの特性を使ってカードをサーチしたいとき、インテレオンを複数並べれなくても回収ネットを使って無理やりクイックシューターを2回以上使うとき、相手のヨガループを警戒してミュウを回収してベンチ枠を開けると用途は多岐に渡り、非常に便利なカードです。
1枚では心許ないため、2枚採用。

ふうせん:1、あなぬけのひも:1
バトル場のポケモンを逃してしっぷうづきで150ダメージ出すためのカード。

エレルギー転送:1
ジメレオンから持ってくることができる実質エネルギーカード。

リセットスタンプ:1
説明不要のカード。

やまびこホーン:1
個人的に非常に強いと思うカード。相手のベンチ枠を埋めたり、トラッシュにいったクロバットやデデンネをベンチに出して、キョダイレンゲキで取れるサイドの枚数を増やしたり、Vのポケモンを出してガラルサンダーのらいめいげりに必要なエネルギーを減らしたりと色々できるカード。また、メッソンラインを採用しているデッキも多いため、トラッシュにあるメッソンをベンチに出してクイックシューター3回で倒すということも可能です。

サポート:9枚
博士の研究:3枚
最強のドロサポ。4枚入れると必要なカードをトラッシュに送りながらドローすることになるため、3枚採用。

マリィ:2枚
相手の手札に干渉できるカード。個人的には連撃ウーラオスデッキは博士、マリィ、エリカで合計6枚ドロサポがあればいいと考えているので2枚の採用。


エリカのおもてなし:1枚
手札を抱えながら最大6枚ドローできるカード。序盤では使いづらいカードな為、1枚採用。あにまは序盤できたら使いづらいカードという理由で不採用。その代わりマリィを3枚採用。

キバナ:1枚
特定条件下でエネ加速+何でもサーチとやってることがおかしいカード。
このカードのおかげで黒帯が無くても1ターンでキョダイレンゲキの準備ができます。
また、前の相手の番で自分のポケモンが気絶していればヨガループの追加ターン中でも使用できるのも強いです。試合中に1回使用できればいいため、1枚の採用。

ボスの指令:2枚
キョダイレンゲキでベンチ狙撃ができるが、試合中1回は必要なタイミングがあるため、2枚採用。

スタジアム:2枚
みずの塔:2枚
連撃ウーラオスのしっぷうづきを最大打点出すために必要な入替カード。
序盤に自分で出したみずの塔を相手に別のスタジアムを出されてそのままの残り続けると面倒なので、2枚採用。

エネルギー:8枚
連撃エネルギー:4枚、基本闘エネルギー4枚


4.当日の戦績
ようすけ(父みずたまによる代筆です。公式戦で息子のバトルは見ていられないので、中身はないです。。)

1回戦 ムゲンダイナ 先攻
レジ待ちの列に並んでいて見ていません…サイド1枚も取られなかったらしい。

2回戦 ジュラルドン 先攻
お相手のデッキだけ確認し、以降は見ていません…サイド1枚も取られなかったらしい。

3回戦 ドガスダイナ 先攻
お相手のデッキは分かっていました。だから見ていません…サイド1枚も取られなかったらしい。

決勝トーナメント1回戦 連撃ウーラオス 先攻
予選敗退した娘の買い物に付き合っていて見ていません…お相手のV・VMAXが2枚ずつサイドに沈んでいたらしい。勝ち。

準決勝 ドガスダイナ(予選3回戦の方との再戦) 先攻
ある程度見ていました…中盤、エネルギーが引けず、さらにガラルマタドガスの特性かがくへんかガスでロックされて、数ターン動けない苦しい展開。トップドローで博士の研究、博士の研究でエネルギーを(ダクダクに)引いて、そこから逆転勝ち。 (博士の研究でエネルギーを引いたことを確認し、以降はほぼ見ていません…) ようすけ本人としては、ロックがされた状態でもジメレオンに進化して、クイックシューターを打ち始める準備をしたことがこの一戦のポイントだったらしい。

決勝 ビクティニブラッキー 先攻
連撃ウーラオスVMAXが2枚サイド落ち。ボスの指令でベンチのクロバットを呼び出した後に、デデチェンジで連撃エネルギーを引いてキョダイレンゲキでクロバット・ビクティニを倒そうとしたが、連撃エネルギーを引けず、そのままズルズル負け。サポ権を残したままデデチェンジしていれば展開は違ったかも。キーカードがサイド落ちした時にゲームプランを組み直す練習、大事な一戦でも冷静にプレイするための経験値が不足していることを実感しました。

ケイ

1回戦 リーフィアインテ 後攻
  相手が鉱山引けない、リーフィアV2落ち、ジメレオン1落ちで先2で止まったため、押し切って勝ち。
2回戦 連撃ウーラオス 先攻
  相手が連撃エネルギー3落ちで動けず。順当に押し切って勝ち。
3回戦 連撃ウーラオス 先攻
  相手のミュウがサイド落ち。ジメレオンとクイックシューター3回+しっぷうづきでチャーレムV、150乗ってるデデンネをクイックシューター+やまびこホーンでメッソン出してクイックシューター2回+サイコパワーで勝ち。
4回戦 ムゲンダイナ 後攻
  後1でウィークガード貼ってるムゲンダイナVをサンダーVで狩ろうとするもできずにメッソンに闘エネルギーを貼ってどんどん呼ぶ。先2でダークシグナルからウーラオスを呼ばれ倒されたため、サンダーVのらいめいげりでお守り付きのムゲンダイナVMAXを殴る。返しでサンダーVを取られるがクイックシューターとヨガループでムゲンダイナVMAXを倒す。
追加ターンでサイドから拾ったキバナでベンチのウーラオスに加速し、クイックシューター3回+キョダイレンゲキでジグザグマとクロバットを倒して勝ち。

決勝トーナメント1回戦
ダークパーフェクション
 先2で手札と場に連撃エネが3枚見える。相手もニューラが1匹だけ、手札がミュウミュウ 、クロバット、悪エネ×2と分かっていたが、こちらの手札にボス、ジメレオンがなく、博士を使ってキョダイレンゲキを打つことを考える。VMAXに触れず、ジラーチを出してバトル場のタイプ・ヌルにひゃくれつラッシュ。
返しでクロバットからタッグコール、レッグリを引かれ、追加効果有のデッドムーンと次のターンでボスからジラーチを狩られ負け。

あにま

1回戦 三神ザシアン 先攻6-0○
相手のマリガンにより三神と予想。メッソンを並べてエネをウーラオスに貼ってエンド。相手がベンチにミュウミュウが出てきたため、ミミッキュを出してキョダイレンゲキで特性を止める。相手も返しにミラクツルインを狙ってくるが、付け替えが引けず番が帰ってくる。後半にはファイヤーに攻撃されるも、ファイヤー、ザシアン、デデンネを1ターンで倒しきって勝ち。

2回戦 連撃ウーラオス 後攻3-6☓
チームメンバーの知り合いだったらしく、終始和やかに対戦しました。初手が酷く、水の塔を貼ってマリィ→どんどんよぶスタート。当然キョダイレンゲキでメッソンを2体倒され厳しい展開。何とか疾風突きでウーラオスを倒してサイドを取るが、デデンネ、メッソンを倒され、最後はヨガループでミュウを倒され負け。

3回戦 三神ザシアンドータクン 後攻6-0○
ひるがえすと疾風突き2回で三神を倒し、キョダイレンゲキでベンチのデデンネとドータクンを倒して勝ち。手札干渉も無く、焦らず勝てました。

4回戦 リンゴサンダース 先攻6-2○
相手はオドリドリGXスタート。レベルボールを使ってきたので「連撃テンタクルかぁ…」と思ってたら、カジッチュが出てきてビビりました。キャプチャーエネからサンダースVが出てきて更にビビりました。
ひるがえすでオドリドリに10点乗せることができたので、ミミッキュで特性を止めつつインテレオンを用意する動きを取る。最後はHP40のカジッチュをシューター+ヨガループで倒し、エクストラターンを取って最後は疾風突きで勝ち。

決勝トーナメント1回戦 雪原黒馬マホイップ 後攻0-6☓
相手の初手はマーシャドーで黒馬を無難に展開。こちらのバトル場はメッソンでジラーチGXとメッソン、ウーラオス2体を出しウーラオスに闘エネを貼ってエンド。相手はマホイップとゲンミミを出し1エネホラーハウス。次の番にマホイップ進化→ダイガイストでバトル場のメッソンが倒される。
ここで、手札にウーラオスVMAXが2枚、闘エネ、ジメレオン、キバナがあったので、ウーラオスとジメレオン進化→裏工作クイッボール→闘エネ切ってナゲツケサルサーチ→キバナでトラッシュの闘エネ加速して連撃エネサーチ→キョダイレンゲキでマホイップとゲンミミに150点与えることが出来た。
これは勝てる!と思っていたら、雪原→ボスでベンチのエネの付いたウーラオスを呼ばれ、ダイガイストで倒される。
水の塔を貼り、裏工作からスタンプを打ち、デデチェンジ。ウーラオスにエネルギーを貼ってお祈り。
そして最終ターン。
冥界の扉→リセットホール→デデチェンジ→ボスで負け。
対戦ありがとうございました。


4.最後に
まずはここまで読んで頂き、本当にありがとうございます。私はこれまで目立った戦績を残せておらず、正直noteの記事を書くことないんだろうなと思っていました。
でも、師弟関係であるようすけ(チームメンバー紹介欄に書かれていて初めて見た時はビックリした)と初めて60枚同じカードのデッキを共有したこと、2021シーズンで3回連続で同じデッキを握ったあにまとトーナメント1回戦負けではあるものの、お互いに予選突破できたこと(いつも私の方が成績が下でした)で記念になると思い書いてみました。
前述にもある通り、独創性のあるデッキ構築ではありませんが、連撃ウーラオス自体は非常に小回りの効くデッキではあると思っていて、使えば使うほど楽しくなるデッキです。チームメンバーのtaiga、ちこまるも連撃ウーラオスを愛用しています。
連撃ウーラオスを今まで使ったことがなく、どうすればいいか迷っていた人、これからポケカを始める人で連撃ウーラオスを使ってみたいと思っている人に少しでも参考になれば幸いです。
最後に私のメンバー紹介に書かれている連撃ウーラオスの高レアリティデッキを載せて締めくらせていただきます(総額いくらかかったかは内緒)。
今後も安城新撰組をよろしくお願い致します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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