見出し画像

プロ声優になれない人の言い訳TOP3【声優養成所講師が解説】

どうも、福原安祥です。

ナレーターをしたり、声優養成所の講師をしたり、会社の経営をしたりしています。

今回のテーマは『プロになれない人の言い訳TOP3』です…。

冒頭でも書いているとおり、僕は声優養成所の講師をしているので、これまで多くの声優養成所生や新人声優さんと出会ってきました。

その中で、プロになれない…もっと踏み込むと「3年後には消えてしまう人」って、言い訳をする人が本当に多いんですよね。。

そういう人たちって、「努力しない言い訳」が大好きなんですよ!しかも、その言い訳って共通してるんですよね…。

今回は、これを読んでくれているあなたが、その言い訳をできなくなるように事前に封じてやる!というコンセプトになっております。

封じられたらもう言い訳はできないと思いますので、ぜひ今回は自分の中の「言い訳クソ野郎」を封じてやりましょう!

動画で見たい方はこちらをどうぞ。

あんじょーメソッド(YouTubeチャンネル)

プロ声優になれない人の言い訳TOP3

今回はランキング形式になってます。

ということは…上位になるほど救いがないってことになりますね。笑

上位に引っかかってしまった人は、ほんとに改めてください!

第3位:なにをしていいかわからない

画像2

プロになれない人の言い訳第3位は「なにをしていいかわからない」です。

「努力するつもりはある。でもなにをしたらいいのかわからないんです」ってことです。

こういう人けっこういるんですよ。Youtubeのコメント欄に書いてる人もいました。

でも、くれぐれも責めているわけじゃないんですよ!「こういう発想だとダメだぞ!改めろ!」ってことなんです。

ただ、「なにをしたらいいのかわからないから努力をしない」っていうのは、シンプルに言い訳ですよね。

こういう人って、努力の方向を間違っちゃうのが怖いんじゃないかなって思います。

せっかく時間をかけてがんばったとしても、方向性を間違っていたらすべてムダになっちゃうって思っちゃうんですね。「変なクセがつくんじゃないか」って心配する人も一緒です。

でも、声優に限らずすべてのジャンルで言えることなんですが、何らかのプロになりたいと思ったら、初心者がまずやるべきことって決まってるんですよ。

それは「練習量」です!

練習量が確保できなければ勝負にならない

スポーツでも絵でも音楽でも同じで、プロになりたい初心者が最初にできることは、練習量を上げることです。

たとえば、あなたの友達が「プロのイラストレーターになりたい」って言ったとします。

あなたは「どれくらい練習してるの?」って質問しました。それに友達が「1日30分くらいかな」って答えたとしたら…どう思います?

コイツ無理だなって思いませんか?思いますよね。

逆に「だいたい、平均5時間くらい練習してるかな」って答えが返ってきたら、「コイツ、もしかしたらマジでプロになるかも」って思いませんか?

なので、「努力の方向が間違ってるかも」とか「変なクセがつくかも」とか心配する暇があったら練習しろ!っていう話です。

特に初心者は、人の5倍10倍練習しなきゃダメ。方向を間違っても変なクセがついても、あとから簡単に修正できますから!

自分のレベル上がってうまくなれば、自分のクセも把握できるようになります。なので、とにかく最初は練習量が大事。

プロになってある程度実績もついてきたら、練習量より「練習の質」が大事になってきますが…声優志望のうちはとにかく量、量、量です!量をこなさないと無理なんですよ。これが現実です。

もし、完全に初心者で、本当になにをやったらいいのかわからない人は、僕が過去にお話しした「声優志望者が声優養成所に入る前にやるべきこと」を読んでみてくださいね!

自分の悩みを人に置き換えて考えてみる

ちょっと補足しておくと、いま紹介した考え方ってスゴく有効なんですよ。

「自分の悩みを人に置き換えて考えてみる」っていう方法ですね。

今回の例でいうと、「努力の方向が間違ったらどうしよう」とか「変なクセがついたらどうしよう」という悩みを人に置き換えてみるわけです。

さっきのように、イラストレーターさんの場合に置き換えて考えてみます。

イラストレーター志望の友達の話として考えてみて、その子が「努力の方向を間違うと怖いから、ちゃんとした指導を受けるまでは練習しないようにしてるんだ」って言っていたとします。

その場合、やっぱり「こいつダメだな」って思いませんか?たぶんその人ダメなんですよ。

こういうふうに置き換えてみることで、自分を客観的に見ることができます。

悩みがあるときは、自分の中でグルグル考えるより、こんな感じでいったん人の悩みに置き換えてみて客観的に考えてみると解決するかもしれません。

第2位:時間がない

画像3

続きまして、プロになれない人の言い訳第2位は…「時間がない」です。

これ、ビックリするくらいメチャクチャ多いんですよね。声優養成所でもすごく言われます。。

でも、「時間がない」っていう言葉は、これからの人生で禁句にしてください。

時間がないっていう人は、なにやっても成功しません!絶対です!

そして、先に言わせてもらいますけど、これを読んでいるあなたより、僕の方が時間ないですからね。笑

それでもいろいろやってるんだからやれや!って話です。。

使い古された表現ですけど、時間ってむちゃくちゃ平等です。

総理大臣だろうが大企業の社長だろうが僕だろうがあなただろうが、時間は24時間365日で全員平等。

じゃあどこで差がつくかというと、有効に使えてるかです。

1日24時間っていう時間を「どれだけ有効に使えてるか対決―――!」なわけです、人生って。

もちろん、時間を効率的に使う以外にも人生の楽しみはいろいろありますが、いまは「夢を叶える場合」にフォーカスしているのでご承知くださいね。

時間は「作るもの」

「時間がない」って言う人に限って、テレビをダラダラ見たり、YouTubeとかネットサーフィンをダラダラしたりしているので、「時間あるやんけお前!」と思うんですよ。

参考までに、昨日の僕のスケジュールでいうと…

ダラダラした時間って、お風呂の湯舟に入ってる時間くらいですね。「半身浴20分」っていう乙女なことをしてます。笑

その20分はダラダラしてました。

あとはご飯を食べるときに仕事するのは嫌なので、ご飯のときの各10分くらいはダラダラしてます。

なので、1日のダラダラタイムの合計は、たぶん1時間ちょいくらいなんですよ。あとはずっと仕事か、仕事関係のことをしてます。

仕事関係のことっていうのは、本を読んでインプットしたりとか、みなさんがYoutubeにくれたコメントに返信したりとか、今の時期だと声優養成所の修了発表会の台本作りとか、キャスティングをしたりとかですね。

僕なんかは、世間のスゴい人たちを比べたら全然ザコなわけですけど、その僕でもこれくらいやってるんです。

世の中にはもっとスゴい人もメチャクチャいるので、これを読んでくれているみなさんには、僕なんか軽々と超えていってほしいわけですよ!

夢をかなえたいんだったら、時間くらい投資せんかい!っていうことですね!

時間を投資できる?

時間を投資するって実はなかなか難しくて、人間どうしてもサボっちゃいます。

でも、みなさんの身近なところでいうと、売れてるアイドルの人って、自分に時間を投資しまくりですよね。青春なんて1ミリもないと思います。

自由時間どころか睡眠時間もあんまりないと思います。

「世に出て夢をかなえること」と「時間を投資する」っていうことは等価交換なんです。

声優の話でいうと、時間を投資するというのは、ずっと声を出して喋り続けるということではなくて、作品を見たり、発信活動をしたり、将来の戦略を練る時間を作ったりすること。

間違いなく、時間を投資してるヤツには絶対に勝てません。

もちろん、時間を効率よく使うのは大事なことなんですけど、そもそも投資してる時間で圧倒されたら勝負にならないってことですね!

第1位:人の成功を環境のせいにする

画像4

ついにやってまいりました、プロになれない人の言い訳第1位は…「人の成功を環境のせいにする」です。

これ、ホントに終わってます。まったく救えません。。

どういうことかというと、「あの人は○○だからいいよね~」ってやつです…!

耳の痛い人もいるかもしれませんが、今回はみなさんの言い訳を封じる企画ですので、がんばって読んでくださいね。笑

たとえは、「あの子はカワイイからうまくいってる」とか「あの子は若いから仕事がある」とか「マネージャーに気に入られてるからいいよね」とか「講師から気に入られてるもん、だから主役なんだよ」とかです。

うまくいってる人を環境のせいにしちゃうわけですね。

これは声優養成所でもけっこう聞きますけど、新人声優にもめっちゃ多いんです。。これ、ホントにダメ!

繰り返しになりますけど、今回紹介した言い訳の中で、ホントに一番救えません。残念すぎるやつです…。

いままで紹介した第3位の「なにをしていいかわからない」と第2位「時間がない」の2つは、どちらも言い訳の矢印が自分に向いてます。

でも第1位の場合は、言い訳の矢印が他人(外側)に向いてます。

まだ、2位と3位は自分のせいにしているので、失敗しても自分のせいだなって自覚できるんです。

でも、1位の「成功を環境のせいにする」というのは、矢印が外側に向いてるので、自分がうまくいかないときに外側のせいにしちゃうんですよね。。

自分を守るために外を攻撃しちゃうってことです。これって一番卑怯なパターンなんですよ。

自覚がない言い訳

しかもタチが悪いのは、「本人に自覚がないことが多い」っていうことなんです。

実際に僕の周りにも「アイドル声優ってかわいければ売れるからいいよね~」って言う人がいました。

難しいのは、言ってる本人は攻撃してる気がないんですよ。でもやってることは、アイドル声優を攻撃することで、仕事がない自分を守ってるんですね。

「ガチで戦えば勝てるのに、お前が若くてかわいいからその位置なんだ」って言ってるのと同じです。

たしかに今の声優業界は、若くてかわいければ3年くらいはなんとかなったりします。そのあとはがんばらないと大変ですが…。

「アイドル声優って~」と言った子からすると、「たいした芸歴もないのにポンと出てきやがって」っていう感じで、悔しいし、ムカつくし、自分はこんなにがんばってるのにって思っちゃうわけですね。

気持ちはわかるんですけど、それって「がんばってる自分を否定」しちゃってるんですよ。

いまの自分を否定しちゃってるわけなので、絶対にやめたほうがいいです。

人の成功を環境のせいにしちゃう人は、その人の周りにそういう人しか集まりません。そしてそういう残念なグループが完成しちゃうんですよね…。

『鬼滅の刃』でいうと…

もう一つ、人の成功を環境のせいにしちゃう人には残念なポイントがあります。

それは…うまくいってる人の努力量を完全に無視してるってことです。

鬼滅の刃で説明します。

見てない人はいますぐ見てください。笑

主人公の炭治郎ってメチャクチャがんばってますよね。彼以外のキャラクターもそうです。みんな血ヘド吐くような努力をしまくってます。

だからこそ、あの強さがあるわけです。

しかし、めっちゃ階級が下の、成功を環境のせいにしちゃう残念な平隊士がいたとした場合。

炭治郎とか柱のみなさんを「呼吸使えるからいいよね~」って言っちゃうわけですよ!

ちょっと待てよ!メチャクチャがんばってたじゃん!って話です。炭治郎とか柱のみなさんからすると、「お前が遊んでる間に俺たち稽古したんだけど!」って言いたくなりますよね。

ワンピースでもそうです。ルフィに「そりゃ体がゴムみたいに伸びたら俺だってそれくらいできるけど」って言うようなもんです!笑

人の成功を環境のせいにしちゃうっていうのはものすごく危険です。こんな感じで、人の努力を無視する体質ができちゃうんです。

人の努力を無視する人は自分も努力できないので、業界からさようならすることになります。

ここまで読んでくれているあなたは、うまくいってる人を見ても妬まずに…妬んでもいいですけど、そのあとに「あいつ、めちゃくちゃがんばったんだな」って思ってほしいですね。

今回のまとめ

画像5

というわけで今回は『プロになれない人の言い訳TOP3』をお届けしました。

今回僕が封じた3つの言い訳は、今後絶対に使わないでください。もし使ってしまったらあんじょーさんにシバかれると思ってください!

今回の3つ以外にも、言い訳をいろいろ並べてしまうことがあるかもしれません。

そのときは「ほかの声優志望の子はもっと練習してるかもしれない」っていうふうに危機感をもって、もうひと踏ん張りがんばりましょう!

それではまた。

あんじょーメソッドONLINE

→LINEと限定動画で学ぶ、個別指導のオンラインレッスン!

あんじょーメソッド(YouTubeチャンネル)

福原安祥のTwitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?