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作ること、知られること、評価されること。

昨日は友人が作ったモノに触れた一日だった。

幡野さんの写真はよかったし、オレンジパフェさんのマリオネットも素晴らしかった。どちらも会場に集まった人々の多さに驚く。

「いいモノを作る」というのは自分の内部の問題だから、能力があればできて当然。

そこから先は、自分の知り合いではない人がいかにたくさん「自分の人生に必要なモノ」と感じて後押ししてくれるかということだ。

二人はそれができているからスゴいよなあと我が身を振り返りながら仕事場に戻ると、平林監督から新作長編映画『Shell and Joint』が送られてきた。150分の超大作だけど、興奮しつつ2回観てから、グレーディングで気になった点と全体の感想を送った。

すでに「あのヒラバヤシがマニフィークな長編を完成させたらしい」と伝え聞いていた、カンヌ映画祭監督週間の人と会ったそうだ。これは驚くべきことで、レストランに行く前にミシュラン三つ星のシェフから「お腹がすいていると聞きましたが」と連絡があるような出来事だ。

作ること、知られること、評価されること。

どれが欠けても作品は世の中からまるで「存在しなかったかのように」無視され、残酷なまでに内輪の仲間だけが居酒屋で喜んで終わる。

その恐ろしさを感じつつ、だからこそ作る意味があるんだよなと、三人の仕事ぶりを見て思った日だった。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。