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2019年、アニソンDJ愛好者を国内50万人に増やす活動を始めます。

乙武さんのnoteに引用された佐渡島さんの言葉から

色々あって海外放浪に出ていた乙武さんが日本に戻ってnoteを始められて、日々めちゃくちゃ面白い記事を書かれています。そんな中で(まだエントリー自体少ないですが)一番刺さったのがこれ。

の記事の中のコルクの佐渡島さんの話(乙武さんの話じゃなくてすみません。でも乙武さんのnote面白いので読んでね!)。

「ただ、これだけクオリティの高い作品を書いているのにあまり売れていないとなると、今後いくら本を出しても、部数的にはあまり変化がないと思うんですよね」
「むやみにボールを投げても、それをしっかり受け止めてくれる人がいないと効果が薄いんですよ。乙武さんのメッセージを欲している人は多くいるはずです。その人たちに向けて、しっかりと情報を伝えられるような仕組みをつくったほうがいいと思います」

何とも胸に刺さる言葉です。棘が痛たい。

~長い前置き~

私は、もう10年以上、アニソン系DJイベントのオーガナイズをしていて、2010年に始めた『Re:animation』はシーン中では単発イベントとしては最大規模(昨年は2日で約1万4000人)であります。

早い時期からクラウドファンディングで資金募集し(総額5000万円)、それによってイベントを入場無料で開放するということをやってきて、その成果が2018年7月に開催した第12回で遂に1万人の大台という形で結実しました。

ベースには「僕たちがこんなに楽しいことだから、同じように楽しんでくれる人たちはもっとたくさんいるに違いない!だから、先に楽しさを知る仲間が力を合わせて、まだ見ぬ将来の仲間にまずは無料で体験してもらおう!」という考えがありました。

アニソンDJは楽しいです。

このシーンでは珍しくプロとして活動させていただき、色んな現場にDJを送り出してきましたが、どの現場も必ず盛り上がります。常連さんが一人もいないアウェイの場所でも、お客さんが2人しかいない現場でも。

私は中学生くらいからアニメオタク、声優オタク、ゲームオタクで、なおかつ主にアンダーグラウンドな音楽のファンでもあり、それはもう色んなイベントに遊びに行き尽くしましたが、それらと比較しても、アニソンDJは楽しいです。あと、今のアニソンDJは技術レベルが高いです。

同じアニソンDJ同士の今と昔を比べても、技術の継承やノウハウの蓄積もあって、とにかく今のアニソンDJは技術レベルが高いです。イベントも増えました。10年前に比べてたら今は夢のような世界だと思っています。

しかしながら、2018年にアニソンDJに係わる若い人たちや地方で活動している人たちと言葉を交わしたり、話を聞いたりする機会があり…

曰く「アニクラの集客が落ちている」

ほう…

「ただ、これだけクオリティの高い作品を書いているのにあまり売れていないとなると、今後いくら本を出しても、部数的にはあまり変化がないと思うんですよね」
「むやみにボールを投げても、それをしっかり受け止めてくれる人がいないと効果が薄いんですよ。乙武さんのメッセージを欲している人は多くいるはずです。その人たちに向けて、しっかりと情報を伝えられるような仕組みをつくったほうがいいと思います」

ううむ…。昨年末にこのエントリを読んだ私は唸ってしまったのです。

遂に2世代まわった"アニクラ"と黒船

"アニクラ(広義のアニソン系DJイベントの俗称)"の単位イベント当たりの動員数が落ちているのは確かなようです。少なくともそういう雰囲気がある。

小規模なイベントが増えるのは、クラブイベントではジャンルの成熟が始まったらよく見られる現象ではあります。特に、発信力の限られるアンダーグラウンドなシーンでは。

「小さなパーティが乱立してお客さんの体力(とお財布)がもたない」「主催の負担が大きくてチャレンジできる環境がない」「規模が小さいからギャラの貰えない現場が無限に増えてDJが疲弊する」

実際に聴いた若いDJ・オーガナイザーの言葉です。なるほど…確かにそうなのかもしれません。

2018年のアニクラシーンは結婚報告が目立った1年でした。同時に歴史あるイベントの最終回や終了予告が目立った1年でもありました。この2つは表裏一体で、より本格的にそれが起きるのは2019年だと私は予想しています。

界隈からシーンへ。ようやく“元年”を迎えそうなアニクラが経験する、2017年を予想する。|ヲタカル|SANSPO.COM
https://www.sanspo.com/otacul/news/20161219/otc16121913270001-n1.html
※2016年末に自分で書いたコラム。たびたび引用してますが…渾身の記事なんです…

2016年は黎明期から活動してきたアニクラを代表するDJの結婚が目立った年でした。これはアニクラだけでなく、ディスコもテクノもヒップホップもトランスも、あらゆるシーンが一度は経験してきたことです。黎明から5~6年後、最初の円熟と共にこの時期はやってきます。クラブイベントは人と人を繋ぐコミュニティであり、それはアニクラでも変わらなかったということです。

2016年はシーンをゼロイチで生み出した第一世代の結婚ラッシュを経験した年でした。2018年~2019年はその頃にアニクラ、アニソンDJを初体験して活動を始めた世代が結婚していく年になる…つまり、2世代目の卒業です。

更に…

そして、他ジャンルの先輩方から聞かされるのは「それとほぼ同じタイミングで企業が参入し、シーンは一度ブレイクする」という話です。

そう…「アニクラの集客が落ちている」と悲観する人がいる中で…

VISIONは1500人規模のクラブです。motsuさんが主宰されている『Anime Rave Festival(アニレヴ)』は第3回で既にTK(1000人規模)をフルハウスにしていますから、きっと今度も箱パンでしょう。

100人くれば多い方…というシーンがある中で現れた1500人規模のモンスターパーティ。ブシロードさんのD4DJは何がどうなるか未知数ですが、大規模で展開されるのは間違いないでしょう。

『アニレヴ』チェックしてます?
自分には関係ない世界の話と思ってません?
「そんな人数、どこにいたの?!」って思いません?

私は超気になってます。過去3回、あいにく仕事がかぶって行けてないですが、この第4回は必ず行きます。楽しそうだもの。

企業やタレントさんが主宰するイベントは確かに別世界に見えるかもしれないけれど、アニソンDJの原理原則、楽しませる仕組みは同じです。

アニソンDJは仕組みとして超楽しいのです。

「むやみにボールを投げても、それをしっかり受け止めてくれる人がいないと効果が薄いんですよ。乙武さんのメッセージを欲している人は多くいるはずです。その人たちに向けて、しっかりと情報を伝えられるような仕組みをつくったほうがいいと思います」

どうやら、この言葉は2019年の私のテーマになりそうです。

2019年、アニソンDJを楽しむ仲間を50万人に増やす活動を始めます。

2019年の最初の連休、1月12日(金)深夜には『Re:animatio 13 in ageHa』が開催となります。単発イベントとしては第1回からシーン最大を維持してきて今年12月で10周年を迎える『リアニ』のナンバリングシリーズです。

2017年に同会場で開催した第11回で約2000人のご来場を頂きました。当時は無料で今回から入場料をいただく形になりますので、同じくらいの方にお越しいただけたら嬉しいですが、ちょっと減るかな…?と覚悟はしています。

アニソン系DJイベントで、2010年くらいから盛り上がり始めたアンダーグラウンド発の流れを汲む人たちが主宰していて、安定して1000人を越える屋内パーティでパッと思いつくのは、自分のイベントを含めて2つです。

そう、2つです。

もう一度。

そして、他ジャンルの先輩方から聞かされるのは「それとほぼ同じタイミングで企業が参入し、シーンは一度ブレイクする」という話です。

ザワザワしますね。2つの理由でとても心がザワザワします。

1つ目は危機感。

特に私は、クラウドファンディングを使って、入場料を無料にしてまで、「僕たちがこんなに楽しいことだから、同じように楽しんでくれる人たちはもっとたくさんいるに違いない!だから、先に楽しさを知る仲間が力を合わせて、まだ見ぬ将来の仲間にまずは無料で体験してもらおう!」という活動を続けてきたのですから、「そんな人数、どこにいたの?!」と思うし、自分はどこを見てきたのだろうとも思います。

2つ目は希望。

そんな人数が、アニソンDJの楽しさを欲している人が「もっといるはず」という願望や仮説ではなく、見せつけられたことで現実に変わり、きっともっとたくさんの人たちと面白いイベントを生み出せるという期待が大きくなったのも、2018年でした。

この2つのザワザワを感じたのと同じくらいの時期に1つの確信めいた思いが私の中に生まれ、煮詰めることで(自己批判や反省も含めた)確たる考えに至りました。

DJが増えて、イベントが乱立して、限られた参加者のパイを取り合って疲弊している…とはいうけれど、そうならないでもっと楽しく夢と希望をもってアニクラをやる確かな方法は、今以上に爆発的にアニソンDJ愛好者を増やすことだと。

曰く「フロアのお客さんはDJばっかり」

好いじゃないですか。DJはやるのも聞くのも楽しいのです。どんどん始めて、どんどんフロアに出ればいい。小規模イベントもどんどん増やせばいい。まるでカラオケにったり、ホームパーティを開いたり、草野球の大会に参加するような手軽さで。

そうやってアニソンDJで余暇を過ごす仲間が十分に増えた時、少し冒険してイベントをやってみたい欲張りなオーガナイザーが蛮勇でもって数百人規模の箱を借りても、十分に成り立つシーンになるのではないでしょうか。1000人くらいが集まる3つ目、4つ目のイベントもシーンの中から生まれてくるのでは?

そうしたら、活動費くらいは出演料で賄いたいなんていうDJの下心だって少しは満たされるかもしれない(!!)し、勇気あるDJが独立してプロを目指すことだって、今より少しはハードルが下がるのかも?!

国内のクラブシーンはいずれも資本参入によるスケールとその後のリバウンドを経験しています。彼らの後悔の大部分は、それを国内のDJ育成ではなく、海外の大物DJの招聘に充てることでシーンを爆発的に拡大した一方で、調子が良い時にその足腰たる国内の人材を育成できなかったことです。

アニクラにまだ来てない、アニクラにはまりそうな人を探すことと、その人に向けた発信は切らしたらいかんよねと思います。

・DJやVJをしてイベントに出演する人でもいい
・DJやVJをするけれど家だけでイベントではお客さんの人でもいい
・完全にお客さんなだけでもいい
・WEB配信だけ見る人でもいい
・DTMでREMIXを作っている人でもいい

全部ひっくるめた"余暇の趣味"としてアニソンDJに接する人が増えることが、DJの地位向上やシーンの足腰の強さになるんではないかと思い至ったのが2018年であり、仮説を検証すべく活動を始めようというのが2019年です。

どのくらいまで増えたらそうなるのかは、やってみないと分かりませんが、ざっくり3年で50万人くらいになったら変化も肌で感じられるようになるんじゃないかと思っています。

もしよかったら、そういう活動一緒にしませんか。

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アニソン系野外DJフェスティバル『Re:animation(リアニメーション)』オーガナイザーが主宰するオンライン会議室「アニソンDJ作戦会議」報告用のnoteです。オンライン会議室の受付窓口も兼ねています。アニソンDJがもっと楽しくなる、興味がある方の役に立つ情報を発信します。
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