ユーザーからアニメクリエイターへの「ダイレクト課金」を実現したい
おはようございます。
寒い日は、エアコンをつけずに家でもダウンジャケットを着る
アニメ演出家 おうしと申します。
このnoteでは、
『アニメの未来についての僕の考え』とそれに対する『僕のアクション』
『アニメクリエイターに役立つ情報・思考法』などを書いています。
本日の記事のカテゴリは『#アニメの未来 』です。
テーマは「ユーザーと直接クリエイターを結びつけるには」
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▼ デジタルアート所有権
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去年くらいから、ブロックチェーンという技術を使って
「クリエイターに利益を還元する」という動きが見え始めています。
活発になり始めているのが「Anigue(アニーク)」
いわゆる「版権画」と呼ばれる一点ものの絵の所有権を保証して、デジタルだけど唯一無二の価値を持たせる『デジタルアート所有権』
“保証する”ために「ブロックチェーン」が有効なんですね。
ブロックチェーンっていうと、仮想通貨のイメージがもれなくついてくるので、
めちゃめちゃウサン臭いと思われるかもしれませんが、(昔は僕も思ってました)
ブロックチェーンの技術自体はけっこうすごいものなんです。
詳しくはオリラジ中田先生の授業を。僕よりずっとわかりやすく説明してくれています。
「Anique」に話を戻します。
この所有権を持つことによって、オーナーしか得られない付加価値サービスを受けられるようです。
つまり、飛行機でいうところの“ファーストクラスの特別体験“ですね。
そして、この所有権を他の人に売却したときの利益の一部が「著作権者」に還元されます。オーナーは、売却後もブロックチェーンにより元オーナーとしてその名前が残り続けます。
noteでもジャーナリストの数土直志さんがこの辺の仕組みをわかりやすく紹介してくれています。※攻殻機動隊ファンとしては、最後の一文にグッときます(笑)
「Anique」について、周りでは否定的な声も聞きますが、僕はけっこう好意的に受けとめています。
ただ、一つ「超えられていない壁」があると思っています
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▼ 利益の還元先は“著作権者”
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“著作権者”、ほとんどの場合「原作者」と「製作委員会」ですね。
つまり、「絵を描いたアニメクリエイター本人」にダイレクトには還元されないんです。※デジタルアートを原作者が描いている場合を除きます。
クリエイター本人に還元されるかは、製作委員会の(多くの場合、アニメ製作会社)裁量によるんですね。
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▼ 理想はあくまで“ダイレクト課金”
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僕の理想はあくまで「ユーザー」から「クリエイター」への
“ダイレクト課金”です。
ブロックチェーンのような、非中央集権的で改ざんができない特徴を持った技術を使えば実現できるんじゃないかなぁ、、、と、ここしばらく考えているところです。
“ブロックチェーン”はあくまで手段に過ぎないので、そこに固執せずにアニメクリエイターが幸せになれる方法をこれからも探っていきたいと思います。
この記事が皆さんにとって少しでもアニメについて考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。
今後もアニメの未来についての考えとアクション、アニメクリエイターのための情報などを書いていきたいと思います。
現場からは以上ですー!
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