とあるヲタクの恋物語(悲恋編)

……こんな事、本当にあるんですね。

始まりはそう、あの日からだった。

「どんなアニメが好きなんですか？」

アニヲタが集まる飲み会で、彼女はそう言って話しかけてくれた。僕は緊張のあまり何も答えられなかった。

何回目かのデートで、彼女は

「こんなに気の合う人初めて。」

と照れながら言ってくれた。

僕はそんな彼女を可愛いと思い、ギュッと抱きしめた。

厳しい冬を越し、暖かな春を迎える頃

僕は遂に決心し、告白した。

「君とずっと…一緒にいたい。僕と結婚して下さい。」

緊張と恥ずかしさで彼女の顔がまともに見られない。どんな顔してるのかな。嫌な顔されてたらどうしよう。

「…はい、喜んで。」

嬉しかった。

今まで、泣いたり悲しんだりしてばかりだった。もう一生「結婚」なんて出来ないと思ってたから。

人生は楽しい事ばかりじゃなく、辛い事もあるけど、きっと二人なら乗り越えられる。みんな、ありがとう。幸せになります。

……などと言う事はなく、アニヲタ飲み会では、普通に飲んで、普通にアニメの話をしました(笑)楽しかったです。はい😭(映画のような出会いって本当にあるんですか？いつになったら食パンをくわえた女性と曲がり角でぶつかるんですか？💦)