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参考にならない我が家のオランダ移住 7

さて夏休み2週目。週末はキャンプへ行き、日本に比べると "か弱い" と思っていたオランダの蚊が、国立公園内ではそんなことない!! という新事実に遭遇。昨日は数ヶ月おきに通っているトリガーマッサージを受けに Amsterdam へ。元気に過ごしていると思ってたけど体は正直! ここのセラピストさん、本当に素晴らしいので改めて記事を書きたいと思っている。さて、9年前にタイムスリップ。

妊婦検診

という訳でやってきました、オランダで初の総合病院。とても清潔で綺麗、明るい。1階には控えめだけどカラフルなカラー使いのカフェもある。病院独特の緊張感が和らぐ空間だと思った。同じマンションの奥さんに言われた通り産婦人科まで行くと、受付に彼女が座っている。何だか彼女の姿を見てホッとした。

案内された部屋でドクターと会う。確か最初の日はドクターとの intake (問診) で midwife (助産師さん) ではなかったと記憶しているが、もしかしたら初回から midwife だった可能性もある。記憶が曖昧だ。

初診なので質問が多岐に渡った。子どもの頃に受けた予防接種について、今までの病歴や家族の病歴について、1人目の出産について、出産時の出血量や出産後の体調についてなどなど。質問の詳細はさすがに覚えていないのだが、とにかく病名を英語で言われても分からず、ドクターを困らせてしまった。これは本当に申し訳なかった。自分の無謀さと現実にしっかり向き合わされた瞬間だ。

ドクターと話した結果、出産を迎えるに当たって重要な質問が多いため translator を連れて再予約することとなった。ここでもまた Sさんが助けてくれた。再予約日が夫の出勤日だったため、Amsterdam からSさんが来て再検診に付き合ってくださったのだ。頭が上がらない。

こうして無事検診や後日行った血液検査やエコー等を終えて出産予定日を待つこととなった。一つ日本と大きく違うと思ったのは内診 (出産経験のある方ならご存知のアレ) がなかったこと。これは嬉しかった。細菌感染の恐れがあるのでオランダではしないそうだ。ということは日本でももうしなくても良いのでは? などと思っていた。今もあるのだろうか。

語学のこと

少し話がそれるが、重要な事なので書いておきたいと思う。私は自分の語学力が全然足らない状態で移住してしまった。こればかりは反省している。そして、産後半年くらい経ったころからだったと記憶しているがオランダ語レッスンを始めた。乳幼児のいる家庭にはレッスンをしに自宅訪問してくれるボランティアサービスが当時の Den Haag には存在した。(現在はわからない。) 英語は持参した英語教材で少しずつ自主学習をした。当時0歳児と2歳児がいて預けるところもなく、学校などへ通うことは現実的に難しかったためだ。

語学にはいつまで経っても壁がある。なぜなら私はネイティブではないから。だけど、ある程度の基礎知識を勉強することと、間違えてもいいから話す、聞き続けることでちゃんとコミュニケーションが取れるようになると思う。

偉そうに言うほどの語学力はいまだにないと思うし、自信があるわけでもないが、現在は子ども達の学校の懇談、ホームドクターでの診察、歯医者などは基本オランダ語で。(話す内容がハッキリと決まっている場合はオランダ語でも割といける) ホームドクターではなく "病院" での重要な検診やセラピストとの intake、職場での話し合いなど、長く色々な事を詳細に話す場合は英語で対応している。しかしまだまだ力不足だと思っている。

現在の心境としては一度疲れてしまったオランダ語学習 (B1-B2 レベルまで受講した) をゆーっくり再開すること、英語のレベルアップのために学校に通いたいと思っていることの2点だ。ただ、以前と違うのは "このままではいけない!!" と焦って必死に頑張るのではなく、楽しんでやりたい。この辺りをまた別の機会に書きたいと思う。

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