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耐顔汗ファンデ

夏が来た。ということは、吹き出す顔汗に悶々とする季節がきたということだ。

顔汗には深い因縁がある。忘れもしない数年前の夏、逃げ場のないアスファルトの都会を数十分歩きつづけて入った、JR高田馬場駅前の本屋。エスカレーターをのぼりきって、ふいにエアコンのきんとした空気に包まれて安堵したその時、向かいから歩いてきた女と目が合い、意地汚いうすら笑いを浮かべるのを見た。わたしは女のあさましさを呪ったし、滝汗を拭こうともしない乙女心のなさを恥じた。

かくして毎年、顔汗に耐えるファンデーションを試しては捨てている。

おととしはセザンヌと下地にキャンメイクの粉ファンデ、昨年はインテグレートの水ジェリークラッシュファンデ。どちらもかなり顔汗に耐えるが、前者はカバー力がきになった。後者はしっとりとした艶感とそこそこのカバー力、自然な肌感がすてきだが、浮き出る毛穴が気になってやめた。

さて先日手に取ったのが、マジョマジョのミルキーラッピングファンデーション。そこそこのカバー力で、とにかくさらりとしている。今までのファンデは半日でおでこあたりがよれてきたが、一日中そのままで驚き。

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難点はやはりカバー力がそれほどないこと。冬から愛用している純白専科とくらべるとやや見劣りする。SPF30なので、日焼け止めが必要で、これだけ塗ってベースメイク終わり!にできないことだ。

ただ普段の仕事用メイクには使い勝手が良いのではないかとおもう。日焼け止めのうえにこれでしばらく使ってみよう。

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