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青春18きっぷのいちばん好きなところ

青春18きっぷが18歳でなくても使えることも、利用できる期間が定められてはいるけど、うまく使うととてもお得なきっぷであることも知っていましたが、いまのいままで利用したことがありませんでした。

元来行き当たりばったりな性格なこともあって(そういう人にこそおすすめというご意見もわかります)期間内に5回の利用分を使い切る自信が無かったんです。それと、いつ発売が開始されていくらで売っていて、どこで買えばいいとかわからなかったし。まあ、買う場所に関しては駅で帰るんだろうなとは漠然と思ってはいたんですけどね。

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きっかけは、今年の春でした。昨年からほぼ週一のペースでお伺いしているお客様が、青春18きっぷをすすめてくださって、早速調べたらすでに発売されていて利用期間にも入っていることがわかって、とてもお得になることがわかったので買ってみようかとなったのです。上のきっぷはその時のもので、利用期間の開始日から2週間近くも経ってから購入していることがわかります。

その頃私が通っていたお客様の最寄り駅は、東海道線の袋井駅で、私の自宅の最寄り駅である三島駅からは片道1,940円という距離。往復だと3,880円、これが5回分だと19,400円とうことになって、差額は19,400円−11,850円=7,550円で39%も安くなることがわかります。

仕事で使う場合以外では、普通列車を乗り継いで時間はかかるけれどゆっくり旅をするというのも悪くありません。そのほうが本来?の利用方法かもしれません。そういった旅の楽しみ方やノウハウなどはいろんな方が情報発信していますからそちらに譲るとして、私が感じた青春18きっぷのいちばん好きな点というのは、最後にきっぷが手元に残るということなんです。

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きっぷが手元に残る。なんて素敵なことなんでしょう。

通常のきっぷだったら、最終利用駅で改札を出るときに回収されてしまいます。特別にお願いすれば記念に切符をいただけるような話も聞いたことがありますが、いままで私はそのようなお願いをしてきっぷを手元に残したことがありません。中には、いまではあまり見かけなくなった硬券などもあって欲しいと思ったこともあるのですが、言い出せませんでした。

青春18きっぷは、改札を出た後もまだ利用する可能性があるのですから、回収されることはありません。正々堂々と(笑)持って帰ってかまわないわけです。しかも、5回分(5日分)の駅名と日付の入った入𨦇印が押されています。これは、立派な旅の記録です。時間がたって、このきっぷを見直したときに、初めて降り立った駅の匂いまで思い出すかもしれません。

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