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鮮明に描ける妄想

不安が強い人間なので、とにかく悪い未来を想像してしまう。仕事にしても日常生活にしても、自分が避けたい未来を想像して動けなくなる。

別にそうしたいわけではないし、そうなってほしいわけでもない。ただ無意識に、瞬間的に頭の中で作り上げる未来は、大抵よくないものなのだ。

いい未来も想像できる。これもやろうと思えばいくらでもできる。でもこれは無意識じゃない。これがこうだったら、としっかり自分で意識して作る。

私は本も漫画もたくさん読んできたからなのか、多分想像がすごくリアルなんだと思う。想像力が豊かというとすごく響きがいいけど、要は頭の中の妄想。妄想が鮮明すぎると現実との境目があいまいになってしまいやすい。

でもよくよく考えてみると、その妄想の鮮明さって内容によって変わるなと思った。仕事の不安とかは瞬発的にいっぱい出てくるけど、どれももやもやしている。解像度が低い。海のきれいなところに行きたいな、みたいなネガティブじゃないのもは画が出てくるから少し鮮明になった感じはするけど、そこに自分がいる映像まではなかなかいかない。

対して、犬と生活する妄想はリアルに想像できる。もう、それこそ映画のように。こうだったらいいな、こんなのもいいなと変わったりはするけれど、犬がいて自分がいれば成り立つ。いくらでも鮮明に妄想ができる。

これは現実にするしかないよなぁ。リアルに想像できるものは現実にできるというし。現実になったとき、あまりにはっきりと妄想してきたから夢かと思ってしまいそうで、それはちょっと心配だけれども。

不安ではなく幸せを作る妄想を、現実にしていきたいと思う。

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