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のめりこむ力

一言で言ってしまえば、私はいわゆる「オタク気質」なのだと思う。

日常生活の使用エネルギーは少ない方だし、仕事に至ってはどれだけ省エネできるか常に考えているような人間だけれども、好きだと思ったときの加速とエネルギー消費は自分でもちょっと引くくらいにすごい。

平気で、寝る間を惜しむ。何度でも繰り返す。熱量は時間が経てば落ち着いてくるけれども、時間をおいて再燃することも多々ある。

とにかくのめりこんでしまうのだ。ありったけのエネルギーを想像力、集中力に変換して、文字通り何時間でも向き合ったり考えたりしてしまう。

興味がない人は、なんでそこまで?大丈夫?って思うのだろう。事実、私が1日かけて話したい映画の話を「あ、よかったよね~」の一言で終わらせられたことがある。

わかっている。人によるのだ。特定のものに深くのめりこみやすい人もいれば、どんなものに対してもさらっと対応する人もいる。どちらが正しいとかはない。

「好き」に出会ったとき、ありったけのエネルギーを使ってそれと向き合うタイプの人間を「オタク気質」だと私は思っていて、自分は間違いなくその気質の人間。

そういう時の自分は普段なら考えられないことをする傾向があるから、大丈夫かって思う時もある。でも考えてみれば、私みたいな省エネ人間はたまにこうやってエネルギーを最大出力する瞬間も必要なのかな、とも思う。

私には必要な力だということにしよう。一つのものに深く向き合うということは、まぁ、多分、悪いことではないでしょう。




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