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幸せかな どうかな

前にも書いた気がするけど、また書きたいので書きます。

NHKの番組で、自分の家のペットを紹介する「うちにはこんなのがいます」という曲があった。1分ちょっとの短い曲なのだけど、私はこの曲を聞くといつも泣きそうになる。

歌詞の「うちでのくらしは 幸せかな どうかな」という部分で、私は毎回息が詰まる。うちに来てくれた子たちは、私と関わってくれた子たちは幸せだったかな?幸せでいてくれてるかな?幸せだったらいいなといつも願う。

答えを知るのはとても難しい。それでも私は、普段から多くの犬を扱う人達が私の関わる犬に対して「この子は幸せだね」「あなたの犬は明るくなるね」と言ってくれたのが本当に嬉しかった。

他人の評価と言ってしまえばそれまでだし、それを気にするのは生きづらさにつながることを重々理解している。でも私は嬉しかった。安心した。彼らはプロで、その彼らにも私の犬たちはそういう風に見えたのだ。それは私にとって救いだった。

この世界にいる以上、自分以外の生き物の「本当」を知るのは難しい。まして彼らは話さない。伝わってくるものも、伝えたいことも、伝えようとしてくれることもあるのはわかっている。分かり合えている部分もあると信じている。でも、答えはわからない。

だからこそ思うのだろうな。幸せかな?どうかな。それはつまり、幸せであってほしいということ。どうかそうあってほしいという祈りだ。

今まで関わってくれたすべての子たちが幸せでありますように。これから関わることのできるすべての子たちが幸せでありますように。

私も、幸せの一部になれますように。


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