やっぱり僕はうつ病だ(#1うつのきざし)

2016年、僕はうつ病になった。

結果から言うと、2021年の今でも治ってないし、きっと一生治らないだろう。
精神障がい者として、医療費の助成をもらっており、更新のたびにその自覚が襲ってくる。

職場が原因で発症したため、職場への不満等はもちろんあるものの、noteではうつ病になった経緯や通院や休職、その後の経過などに焦点を絞って書きたいと思う。

未来の自分に向けた備忘録程度のものだし、しかもあくまで僕のケースであり、うつ病の人が全員同じというわけではないし、うつ病の人のいちサンプル程度に思ってもらえばいいと思う。

今回は、発病までの経緯について書こうと思う。

1 食欲と睡眠欲の減退

原因はともかく、憂鬱な感情を感じはじめてから3ヶ月程度たったころ、徐々に食欲と睡眠欲が減少してきた。

(1)食欲
食欲がなくなる、というとイメージがわかないかもしれないが、単純にお腹が空かなくなる。食べなくても平気、というところから始まる。最初は、「最近太ってきたしちょうどいいや」くらいの感覚だった。
朝ごはんはとらず、昼は職場の食堂のソバだけ、夜はコンビニでウィダーだけ。1日の摂取カロリーは500kcalほど。
最初はなんとかなるものの、次第に力が入らなくなり、明らかに元気がなくなってくる。
無理してでも食べようとしても、のどが拒否をする。本当に無理すると結局吐いてしまう。

(2)睡眠欲
夜は仕事のことが頭をめぐり、寝付きが悪くなる。常に情報を入れていないと不安になったため、寝るときはYouTubeやradikoを活用した。しかし、2時間番組が終わっても眠れず、夜をむかえるのが恐ろしくなった。
仕事が終わるのが22時、そのまま帰っても23時就寝となるのが怖くて、街に飲みに繰り出し、24時まで飲み、taxiで帰り25時就寝、朝6時に起床し仕事に向かう生活となる。

2 無敵時期と魔法が解けるとき

前述の状態になると、当然体は壊れていくのだが、少しするとしばらく無敵モードに入る。
食べなくても平気だし、寝なくても平気。仕事でどんなストレスがあっても平気。
文字通り無敵状態、マリオでいうスターをとった時のような状態になる。
当然のことながら、そんな状態は長続きはしない。
ある日突然がくっと体が衰弱に「気づく」ときがくる。
次第に、思考力が落ち、体力も落ちてくる。
最初に異変に気づくのは、気を張っていない休日だった。
朝、下半身に重りでもついているかのように重く、意識ははっきりしているものの、昼過ぎまでおきられない。
仕事の日も、トイレで吐きながら、席とトイレを往復しながら仕事をしていた。きっと隣の先輩はゲロ臭いなか仕事をしていたことだろう。
体重は60㎏から45㎏まで落ち、冠婚葬祭で久しぶりに会った知人からは本気で心配されたのを覚えている。

3 今日のまとめ

どの程度かは別として、似たような症状がある人はそれなりにいるのではないか。
今となっては、つらい、と感じるだけでもすぐ行動すべきだったとは思うが、食欲や睡眠欲の減退などの症状も伴うと、ゴール(?)はすぐそこであり、限界は近い。少しでも解決するために行動する必要がある。

次回以降に書くつもりだが、あくまで自分を救えるのは自分だけである。まわりの評価などくそくらえで、世界は自分を中心に回っているので、どう思われようと、自分がいかに生き残るか、生き長らえるかを考えるべきだと思う。
言われたからといってすぐに行動できるものではないが、漫画とちがって、所詮現実世界はクソなので、自分の回りだけでも改善しないと、放っておくとどんどんクソな方向に進んでしまうのだ、と今になって思う。

次回はカウンセリングを受けたことについて記載しようと思う。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

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