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別れから始まる新たな旅

「今日で最後にしようと思うんです」

約5ヶ月間、一緒に歩んできた女性から、つい先ほど言われた言葉。

「実は僕もそう思っていたんです」

お互いの気持ちは通じ合っていた。

出会いがあれば別れもある。
悲しい別れもあるけれど、今回の別れはお互いにとって、前向きな嬉しい別れだった。

コーチングを学んだ。
メディア運営からwebマーケティングを学んだ。
この学びを、誰かのために活かしたい。
そんな思いから、
「発信活動に関するコーチングをします!」
と、SNSで呼びかけた。


友人のツテで連絡をくれたのが彼女だった。
初めての長期的なクライアント。
彼女はシンガポールに住んでいて、日本在住者向けにインテリアコーディネートのサービスをオンラインで提供し始めていた。
試行錯誤の中、彼女の中で迷いのある時期だったのだと思う。

「インテリアを通じて、女性を解放してあげたい。」
「自分の価値をちゃんとわかってくれる方とお仕事をしたい。」

そんなまっすぐな彼女の思いに共感し、
彼女との二人三脚の旅がスタートした。


どのくらい稼いでいきたいか。
どんな風に顧客と接するか。
どんなサービスを提供したいか。
自分のサービスを通して、どうなってもらいたいか。
今、自分が本当に大切にしたいものはなにか。

半年間、とにかくたくさん話しあった。
彼女のビジネスパートナーと三人でセッションを行ったりもした。

どうしたら、もっといろんな人に知ってもらえるだろう?
どうしたら、彼女らしいサービスが提供できるだろう?

セッションのたびに考え抜いた。
大好きな人のためだったら、人はいくらでも頑張れる。
彼女の後押しのために、どれだけ自分が成長させていただいたことか。

安すぎると感じていた、サービスの価格を2倍に上げる挑戦をした。

「問い合わせがきました!」

嬉しい報告だった。
彼女の思いに共感する方々が、SNSやブログを通じて、問い合わせしてくる。
価格をあげても、仕事はどんどん増えていく、
そして、今や自分で予約を制限する状態までに。
現地での新たな仕事も始まり、ますます忙しくなってきた様子だった。

気づいたら、彼女はもはや違うステージに立っている。
そう、新たな旅に出るために、手放すことが必要だ。
それは僕にとっても。

そろそろ、セッションを一区切りした方が良さそうだな。
そう思って臨んだ本日のセッション。

「今日で最後にしようと思うんです」

「実は僕もそう思っていたんです」

お互いの気持ちは通じ合っていた。

出会いがあれば別れもある。
悲しい別れもあるけれど、今回の別れはお互いにとって、前向きな嬉しい別れだった。

そして二人にとっては、また新たな旅が始まるんだ。

さぁ、次はどんな旅を始めてみようか?

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