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主観・客観、絶対・相対

まず始めに



自己肯定感、という言葉について
目から鱗の定義があったので共有したい。

これまでは
「自分を愛しているか」というナルシズムの一部、あるいは別称と思っていた。

上記はVtuberとして活動されている紫藤ナナさんの動画である。
(URL:https://youtu.be/kuSiP-Ncxf8?si=QcqXyAzk2ayEnZKR)

動画内では自己肯定感を高める方法やマインドについて取り上げられおり、非常にためになるので、ぜひみて欲しい。


この動画内での定義を述べると

自己肯定感とは現状の自分を認めること』である。

私のこれから話す小話も、これをベースとしていく。



キミを決めるもの


キミはキミ自身をどのような物差しで見ているだろうか。

私の話を少しすると、幼少期は「怒られないような」人間になることで必死だった。外からの評価を自己に内包するかたちを取っていたことになる。

さて、キミは自分のものさしを自分自身に有しているだろうか。
他人に預けてはいないだろうか
ここを問題としたい。


キミは、これまでにすれ違った人たちの顔や体臭を覚えているか。
そんな人間がいないように、キミのことを永遠と覚えている人間などいない。

唯一、永遠にキミと一緒に過ごすこととなるかけがえのない存在がいる。

それがキミ自身だ。
だからといって、「自分を大切にしろ!」などというつもりは毛頭ない。

自分が嫌いで嫌いで、消してしまいたい人もいるだろう。

そんな人に届いてほしい考えがある。

キミは、事実だけを相対的に見れているか?

裏を返すなら、感情を相対的に見ていないか、ということである。


主観→絶対 客観→相対

これを忘れないで欲しい。詳しく説明する。

まず、これまでのキミを構成するものは主観と客観に分けることが出来る。

主観→【感情・気持ち・考え】自分のなかにあるもの
客観→【状況・事象・数字で測られる順位等】自分の外側に付随するもの

以上のように定義しよう。
辞書等での定義付けとは違うことは了承願いたい。


結論から述べると、キミが大切にしなければならないのは
主観→絶対のみである。

客観とは、必然的に他者にも同様に発生する。
誰かが勝てば誰かは敗け、地震が起きれば一定の人間が被害を受け、誰かの1位は誰かのそれ以下によって成り立っている。

キミが勝者になれば、1位の座にいるなら、辛い思いをしていないのなら
それが一番キミにとって素晴らしい状態だろう。
より向上心をもって明日に進んでいくことが出来るだろう。


一方で、
誰かよりも劣ってしまったキミへ。
誰かって誰だ?

私は、その誰かを知らない。
キミの口からはキミの素晴らしさだけを教えて欲しい。

客観の結果なんて、程度の差はあれ誰にでも起こる事象である。
その事象で自身を飾ることが出来る人間などむしろ少数で、

多数は誰かよりも劣っている

そう、思っている。

思うことは自由だが、苦しいぞ。その考えはキミを苦しめる。
できれば、やめて欲しい。


キミがすべきことはこれ一つで良い。

自分の気持ちを絶対で捉える


キミが今、感じている思いは、感じていた不安は、死にたいという気持ちは
誰かと測るまでもなく、確かにそこにあった。

その事実だけをキミは抱いていくべきだ。

「あの人は毎日笑顔なのに、自分は死にたいとばかり思っている。」
他人の笑顔は客観だ、キミの外側にある。
死にたい気持ちは主観だ、キミの内側にある。

その人の笑顔の奥に何があるのか私たちには分からない。
それこそ対話や深層心理を聞き出す以外には。

見えないものを想像するのは疲れる。
空気を手で引き寄せる動作に近い。それは実感を伴わず、何かを生み出した実感もない。

自分のアクションに対して、反応がないと人間は不安を抱いてしまう。

「あの人は笑っているから幸せなんだ。」
事実は、「あの人が笑っている」部分だけである。
それ以上の推察は何かしらの反応を求めてしまう。
それが、「なのに私は…」という自己リアクションに繋がる。

頭の中の考えなのでもちろん、相手に伝わることもなく相手からのリアクションもない。
この際の不安感を取り除くため、自分で反応を完結させてしまう。
それも最悪の結論で。


だから、キミには、自分の気持ちに耳を傾け、大切にしてほしい。

自分の気持ちを抱き上げて欲しい。


キミを決めるものは、ただ一つ。キミ自身の気持ちだ。

それ以外は、キミが、周りが、作った騒音だ。

悲しいなら、心の空白ごと大切にしてほしい。
嬉しいなら、心の温かさごと大切にしてほしい。
辛いなら、流れた涙が頬を伝うくすぐったさごと大切にしてほしい。


その感情を体いっぱいで味わってほしい。その感情も全てキミのものだ。

自分の思いが抱えきれないのなら、文章にして紙に預けてほしい。
誰かと共有してもいい。

そして、忘れないでほしい。

キミがいる限り、キミは一人じゃない、ということを。


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