新店舗立ち上げ
2024年11月3日
渋谷店のオープンまであと12日!
というところまで迫ってきました。
新店舗の立ち上げは大変ですが、
外食ビジネスをやる上で一番ワクワクする時期でもあります。
「不安」と「期待」
その振り幅が大きい時ほど、うまくいった時の喜びが大きいものです。
今回は、渋谷店立ち上げ目前記念!?
ということで、
これまでFCを含めると20店舗近く立ち上げに携わってきた中で、
印象に残っている店舗立ち上げについて書いてみようと思います。
①東池袋店
今ではたまごけん最古の店舗として、約15年ほど営業しているお店ですが、
当然最初の立ち上げはありました。
当時のことを知っている現役の人は、福岡の中島オーナーくらいでしょう。
たまごけん創業の地は、ご存知の通り神田ですが、
創業店はそれほど利益を生む店舗ではありませんでした。
そこで次の出店場所として選んだのが、私の地元である池袋のこの物件でした。
起業以来の不安と期待がありましたが、、
立地的に自信はあったので、期待の方が大きかったかもしれません。
東池袋店のオープン当時は、提供スピードアップのため、
炒めたチキンライスを一回保温ジャーに入れて、
ジャーからライスを皿に盛って提供していました。
(神田店は席数が多くてランチ集中型店舗だったため、ランチピーク帯のみそのオペレーションでやっていました)
それを東池袋店でもやったところ、お客様から
「目の前でジャーから出した作り置きのオムライスなんて食べたくない」
といった意見を頂きました。
その意見を真摯に受け止め、多少時間がかかったとしても、
「チキンライスはオーダーが入ってから炒める」
という『出来立てチキンライス』にすぐ変更しました。
そのオペレーションは今でも続いているので、
意見を出してくれたお客様には本当に感謝しています。
②河原町三条店
こちらは、京都府にあった幻のフランチャイズ店舗です。
これを見て、「たまごけんが京都にあったの?」
と驚く人が大半かと思いますが、、
本当にあったんです。
(半年間だけ)
2019年の秋頃にオープンして、
売り上げがなかなか伸びない中、半年後にコロナがやってきたため、
閉店することになったのです。
(期待が裏切られたパターン)
立地適性やメニュー構成など、私の知識不足で利益を出すことができなかったのは本当に申し訳なかったなと今でも思っていますが、、
個人的にはこの店舗立ち上げは刺激的でした。
オープンまでの半年間くらいは、
毎月のように新幹線で京都に行って、
周辺調査をしていました。
そんな中で、京都のハイレベルな飲食店を知ることができたし、
地方出店の難しさも実感しました。
またオープン前後には、クォックや神保町の岩木も現地入りして、
あれこれ意見を交わしながら何とかオープンまで持っていたことも楽しい思い出です。
オープン前日に、岩木と京都の日本酒バーで作戦会議をしていたら、
日本酒が旨すぎてつい長居をしてしまい、
その日に帰らなければならなかった岩木が最終便の新幹線を逃す、
という珍事もあって、
それも今では良い思い出になってますね。w
まだまだ印象に残っている店舗立ち上げはありますので、
また次回以降で書いてみようと思います!