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ロサンゼルス【毘沙門グループ編】

2024年9月15日


今日、帰国しました!
そして昨日まで、人生初のアメリカ本土に行ってました。
場所は西海岸のロサンゼルス。

ニューヨークも行ってみたかったですが、
13時間もかかるので、今回は日本から近いロサンゼルスにしました。
それでも、飛行機で10時間のフライトはなかなかキツかったです。。

しかも時差が16時間もあるので、
睡眠のリズムが乱れてしまって大変でした。

さて、出張の目的は、
・チェーンストアの本場アメリカで、外食チェーン店を視察
・現地の日本食レストラン経営者から現地事情を聞く
です。

今回は、後者のお話を書いていきます。

ロサンゼルスで日本食レストランを10店舗以上展開している
『毘沙門グループ』
https://group.bishamon-ten.com/ja/

こちらの甲山社長から、直接ビジネスの話を聞くことができました。
TGK元社員の従兄弟(鈴木さん)がこちらのグループで働いていて、
紹介してもらいました。
(会ってから思い出したのですが、
池袋のたまごけんに来た時に一度会って挨拶した事がありました)

https://group.bishamon-ten.com/ja/about/

ロサンゼルスで日本食レストランから始まり、
割烹、ラーメン、洋食などの業態を展開し、
30年以上この地で飲食店を経営しているスゴい方です。

事前に記事を読んでいたので、どんな方か少し緊張しましたが、、
お会いしたらとても気さくで優しい方でした!

会食の店は、毘沙門グループの洋食店
「味道(MIDOH)ソーテル店」
https://maps.app.goo.gl/pg6uzKqu7zrKt3px9

ソーテルエリアは、「リトル大阪」と呼ばれていて、
日本の店がたくさんあるエリアです。
近隣には、ダイソー、くら寿司、ココイチなどの日本チェーン店がありました。

メニューは幅広く、カレー、うどん、とんかつが人気のようです。
オムライスもあったので、試食させてもらいました。

現地ではケチャップライスが馴染みがないそうで、
中はカレーピラフで提供していました。
卵はしっかり目に火が通ってます。

15.5ドル(約2200円)なので、日本の倍くらいですね。

こちらのカレーとハンバーグは、全てセントラルキッチンで手作りしていました。
カレーはスパイスがしっかり効いていて、美味しかったです。

この店舗は味道の2店舗目で、
日系カレー店の居抜きで入ったそうです。

小さいモールの2階にあり、家賃は⚫︎⚫︎ドル
規模は大きい(50席くらい)ですが、
繁華街というよりロードサイドの立地なので、
日本に比べるとかなり割高だと思いました。

キッチンがとても広く作られています。

アメリカでは、保健所がかなり厳しく、
キッチンも客席も通路幅を3フィート(90センチ)とらないといけないそうです。
これは、車椅子の人が働いたり、入店できるようにするためです。

そのため、日本の我々のような小さい店舗を作るのが難しいそうです。
(たまごけんだと、通路幅5~60cmくらいしかない)

他にもトイレやキッチンの壁の素材や色にも指定が多いそうで、
日本のチェーン店が進出する時に、
スケルトンから店を作り込んだもののなかなか許可が降りず、
結局オープンできずに撤退することもあるそうです。

なので、出店する際は
「元々許可が取れている居抜き店舗を借りるのがおすすめ」
とのことでした。

グループの稼ぎ頭は、
リトルトーキョー(LAで1番大きい日本人街)にある
ラーメン「大黒家」
https://maps.app.goo.gl/cUCp3TxwNAVWkmJHA?g_st=com.google.maps.preview.copy


こちらはそんなに広くない(30〜40席くらい)
ですが、
月商はなんと⚫︎⚫︎万ドル!

20年前から借りているので、家賃も安く抑えられているようです。

LAのラーメン屋としてはパイオニア的存在らしく、
当時はラーメン6ドルでも高い!と言われたそうです。
それが今ではラーメン1杯20ドル(約3000円)と3倍に。
アメリカと日本では、
物価上昇率が全然違ったのだと改めて感じましたね。

本店の隣に、「大黒家アネックス店」
同じ並びに醤油ラーメン「八王子」があって、
どこも繁盛してました。

各店舗には日本人の店長がいて、
店長からオーナーになるのれん分け制度も進めています。
(大黒家ソーテル店はのれん分け店舗)

こちらの会社では、
サービスは日本人が多く、
キッチンはメキシコ人が多いそうです。

驚いたのは、何十年もアメリカに住んでいる社長も鈴木さんも、
あまり英語が話せないという事です。
対外的にアメリカ人と話す必要がある時は、
英語が話せる日本人を連れて行くそうです。

鈴木さんは、スタッフにメキシコ人が多いので、
スペイン語の方がまだ話せると言ってました。

多民族国家のアメリカでは、
英語が話せない人も多いと感じました。
実際、Uberドライバーの中国人や、
タコス屋台のメキシコ人は、
ほとんど英語が通じませんでした。

外国で生活する上で、言語は大した問題ではないという事ですね。
勇気づけられた気がしました。


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