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大企業で働く社員が「レンタル移籍」を通じてベンチャー企業で学び、奮闘し、そして挑戦した…

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大企業で働く社員が「レンタル移籍」を通じてベンチャー企業で学び、奮闘し、そして挑戦した日々の出来事をストーリーでお届けします。https://loandeal.jp

マガジン

  • 組織の挑戦ー個と組織がつながるー

  • 人事のための対話会

    「人事のための対話会」は、ローンディールが主催する、大企業・ベンチャーの垣根を超えた人事コミュニティです。対話会という名前の通り、ナレッジをインプットする場ではなく、共通のテーマ(普遍的な人事イシューや旬のトピックス)について、ご自身の考えをアウトプットし、互いから学び合う場です。

  • はみだしの実験室「4th place lab」

    はみだして、ためそう。をコンセプトにした、はみだしの実験室「4th place lab」に関する記事を公開します。

  • 大企業からベンチャーへ ーみんなの挑戦ストーリーー

  • 上司もまた、挑戦している

最近の記事

京セラが考える、これからの研究開発者の育成に大事なこと。キーワードは「社員のワクワクと越境機会!?」

「キャリアプランの明確化」が仕事のモチベーションを生む ――まずは、おふたりの経歴から教えていただけますか? 仲川:私は1988年に京セラに入社し、最初は鹿児島の総合研究所(現・ものづくり研究所)に配属されました。社内にシミュレーション技術を普及させる仕事から始まり、セラミックスや燃料電池の開発にも参画しました。その後、2年間事業部で燃料電池の製造も経験した後、総合研究所の所長を任せていただき、マネジメントする側に立って、現在に至ります。 古見:私は2012年の入社から

    • 「職場を良くしたい!」という想いを持つ社員の背中を押したい。WILLとCANの言語化で見えてきたもの

      「何かを変えたい!」という社員を後押ししたい 東:まず、吉村さんが現在、三菱重工で取り組んでいる業務を教えてください。 吉村:私は2005年に新卒で三菱重工に入社してから、キャリアの大半を人事分野で過ごしてきました。2022年からはHRDX推進グループという、データを活用しながら経営に貢献する部署でマネジメントをしています。 またその業務とは別に、グループ横断で学びを軸に社員が繋がる場として、2022年に社内の仲間と「EKKYO BASE」というコミュニティを立ち上げま

      • 会社に勤めて10年。外に出て見つけた「新しい自分」 -小野薬品工業株式会社 内海光司さん × 篠田篤さん-

         「社内の課題」「自分の課題」を解決するために決めた移籍 ――それぞれ1年間のレンタル移籍を決めたのは、どのような理由からだったのでしょう?   篠田:今回は社内で2期目のレンタル移籍だったんですが、実は1期目にも応募したんです。ただ、当時は「面白そう」というシンプルな理由のみだったので、選考に落ちました(笑)。その半年後に受けた社内研修で「成功した企業の分析」をした際、当社には人を巻き込んでチャレンジする風土が足りないという課題を感じたんです。   ――その課題が、レンタ

        • 多忙な企業人事をいつでも待っている、あたたかい場所「人事のための対話会」

          こんにちは、ローンディールの笠間陽子と申します。 私は「人事のための対話会」というコミュニティを運営しており、今日はそのコミュニティについてご紹介をさせてください! 人事のための対話会とは 「人事のための対話会」は大企業・ベンチャーの垣根を超えた人事コミュニティです。対話会という名前の通り、ナレッジをインプットする場ではなく、共通のテーマ(普遍的な人事イシューや旬のトピックス)について、ご自身の考えをアウトプットし、互いから学び合う場です。 これまで、エンゲージメント向

        京セラが考える、これからの研究開発者の育成に大事なこと。キーワードは「社員のワクワクと越境機会!?」

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        記事

          はみだすってたのしい! 会社をやめずに自己実現するヒント

          「会社をとびださなくても、はみだしてみることで、実はいろんなことが実現できる」。私たち 4th place labは、これまで100名を超える方のはみだし活動に寄り添う中で、様々な活動が生まれる瞬間に立ち会ってきました。 そうした理由から動けずにいる方々が、はみだして「ああでもない、こうでもない」と実験してみることで、活動の糸口がつかめて仲間ができて、道が開けてくる。そうしたストーリーを目にしてきました。 今回で8回目となる「はみだしピッチ 2024 Spring」(3月

          はみだすってたのしい! 会社をやめずに自己実現するヒント

          「自分も変わらなきゃいけない」。部下の越境がもたらした、上司の変化

          期待と不安を抱えながら、外に送り出す ──まずはベンチャーにレンタル移籍した山口さんにお伺いします。なぜ行くことにしたのでしょうか。 山口:移籍以前、私はR&D部門で新規事業の新しい種になるような技術開発に取り組んでいました。その中で、感じていた課題が二つあったんです。 一つ目は、自身のビジネス観点が弱いこと。新規事業は、「この技術をどのようにビジネスに活かすのか」といったように、技術とビジネスを繋げて考える力が必要です。しかし、当時の私は技術志向が高く、ビジネス志向を

          「自分も変わらなきゃいけない」。部下の越境がもたらした、上司の変化

          部下の挑戦を”止めない”伴走型マネジメントのコツ

          応援のきっかけは、会社を変えるための一大プロジェクトのプレゼン—水谷さんは、3年近く慣れ親しんだ府中事業所を離れ、2023年10月から東芝本社の生産推進部に異動し、勤務場所も浜松町の本社に変わったそうですね。今日は取材のために府中事業所まで来ていただき、ありがとうございます。 水谷さん(以下、水谷):異動してからも府中事業所には度々顔を出しているんですよ。今は本社で、全国の各拠点の設備や工数の管理などを行っているんですが、府中事業所での経験を活かしたアドバイスができる。だか

          部下の挑戦を”止めない”伴走型マネジメントのコツ

          村田製作所の"越境トリオ”に聞く。「会社は思っているより、自由な場所だ」

          会社は動きにくい場所。ではなかった ーみなさん、三者三様、半年間異なるベンチャー・NPOで働いていたわけですが、だいぶ仲が良さそうです。いつ仲良くなったのでしょうか(笑)。 大塚:ベンチャー留学を通じて仲良くなりました。最初は西川さんが発信してくれたことがきっかけだったと思います。 西川:そうですね。みんな同期なのですが、僕が少し先行してベンチャーに行くことが決まったので、自分の得た情報をどんどんおふたりにパスするということをずっとやっていました。おせっかい焼きなので。

          村田製作所の"越境トリオ”に聞く。「会社は思っているより、自由な場所だ」

          「わかりあえなさ」を認識し、それでもつながることが個人の自律を育む

          ー「あなたを見ているよ」と伝えることに価値がある 笠間:会社組織における「個人との向き合い方」というテーマに、あえて全く違う領域で活動されている奥田さんをお招きしたのは、奥田さんのホームレスの方々との向き合い方に感銘を覚えたからです。奥田さんがどのように個人と向き合われてきたか、ぜひご紹介いただけますか? 奥田さん:35年間、ホームレスをはじめとする生活困窮者の支援のなかで、その人には「誰が必要か」ということを考え続けてきました。福祉の世界は、「何が必要か」「どんな支援が

          「わかりあえなさ」を認識し、それでもつながることが個人の自律を育む

          キャリア自律が進んだ未来の組織に、越境人材はどのくらい必要なのか?

          人事の領域では昨今、「キャリア自律」というキーワードが多く聞かれるようになりました。人材版伊藤レポートにおいては「個の自律・活性化」のポイントとして、「キャリアを企業に委ねるのではなく、キャリアオーナーシップを持ち、自らの主体的な意思で働く企業を選択すること。(中略)社会人になった後も継続的な学び直し、時代にあったスキルセットを身につけること」と指摘されています。 私達ローンディールは、「越境」という機会を提供することでキャリア自律を支援してきましたが、このキャリア自律は

          キャリア自律が進んだ未来の組織に、越境人材はどのくらい必要なのか?

          大企業のオープンイノベーション推進者が体感した、スタートアップへの越境経験がもたらすもの

          スタートアップの視点で大企業を見てみたい-はじめにside project導入の経緯から聞かせてください。 KDDI・清水さん:私はスタートアップとの協業を通じてKDDIの新規事業を起こす、事業創造本部という組織に所属しています。その中でKDDI ∞ Labo(ムゲンラボ)という、全国のスタートアップと80社を超える大企業をマッチングしてオープンイノベーションを推進するプログラムを担当しています。いわば、大企業総出で日本のスタートアップを支援する活動です。 日々、多くの

          大企業のオープンイノベーション推進者が体感した、スタートアップへの越境経験がもたらすもの

          LoanDEAL ダイジェスト 2023

          ① 飲むWILL醸造プロジェクトでオリジナルビール『越境エール』 今年は、何度「クラフトビール」という言葉を耳にしたか。今春、組織・個人に向けた「WILL(やりたいこと)」の普及を目的に「飲むWILL醸造プロジェクト」をスタートしました(一般社団法人AgVenture Labとのコラボレーションです)。WILLを身近にし、カジュアルに語り合える世界を目指して誕生した組織向けのビール作り研修で、製造過程でチームビルディングができるだけでなく、完成したビールは社内外にWIL

          LoanDEAL ダイジェスト 2023

          【WILL、リスキリング、事業創造...】2023年 読まれた記事おすすめ5選

          「真の知識は、経験あるのみ」。これはドイツの文豪・ゲーテの名言ですが、人は経験によって知識をものにすることができる、それはいつの時代も変わらないもの。2023年ももうすぐ終わり。みなさんは今年、どんな経験をしましたか? 「&LoanDEAL」ではこれまで、越境をテーマにさまざまな記事をお届けしてきました。そこで今回、2023年に読まれた記事ベスト20の中から、組織で働くみなさまの越境のヒントになりそうなおすすめの5選をご紹介します。 「読んでおわり」ではなく、ぜひみなさま

          【WILL、リスキリング、事業創造...】2023年 読まれた記事おすすめ5選

          朝日新聞社・日本特殊陶業の越境人材が取り組む、新規事業創造のリアルな現在地

          ー外部ネットワークが新規事業に活きている 後藤:まずは、お二人が今取り組んでいる新規事業について、手応えを感じていること、そして感じている課題を教えてください。 梅田:私はレンタル移籍から朝日新聞社に戻ると同時に、新設された事業創造部の次長として着任しました。調査・探索といった現場作業もやりつつ、マネジメント的なことも行っています。 手応えを感じているのは、いろんな思考やフレームワークを活用した調査を続けていく中で、メンバー全員のスキルが上がってきていることですね。一方で

          朝日新聞社・日本特殊陶業の越境人材が取り組む、新規事業創造のリアルな現在地

          他流試合の経験がミドルマネジメント層を目覚めさせる

          イノベーションには、ミドルマネジメント層の変化が不可欠 「outsight」の参加者の多くは、課長・部長といった役職についているミドルマネジメント層です。ある程度の社会経験を積み、ビジネスのスキルや知識も蓄えているミドルマネジメント層になぜ“他流試合”が必要なのでしょうか。お話しできればと思います。 人事担当者及び管理職層に「企業の課題」を聞いた設問では、「新価値創造・イノベーションが起こせていない」がもっとも多いという結果が出ています。また、ミドルマネジメント層の負担は増

          他流試合の経験がミドルマネジメント層を目覚めさせる

          大企業人事が体感した「ベンチャー企業で働くことの価値」とは?

          業務時間のたった20%でできる、ベンチャー企業での越境体験 -はじめに、おふたりは参加者でもありプログラムの導入者でもあると伺いました。side projectを導入するに至った背景を聞かせてください。 旭化成・竹花さん:私は旭化成のビジネスパートナー人事として、主には研究・開発本部の新規事業創出と個の成長のサポートをしています。研究・開発本部では「対話を通じて、共創・イノベーションをめざす」という目標を掲げ、【働き方DE&I】【キャリア支援】【対話によるマネジメント支援】

          大企業人事が体感した「ベンチャー企業で働くことの価値」とは?