
デザイン研究会と思いきや人についての研究会
最近Andbyでは、いろいろなデザインやUI/UX設計に挑戦してみたいというデザイナーのメンバー発信でデザイン研究会というものを始めてみました。
内容自体はよくある感じのものを想定してスタートしていて、既存のWebサービスやスマホアプリ、もちろん他のプロダクトでもいいんですが、それらのデザインやUI/UXなどを見ながら、熱く議論をしてデザインやUI/UXに触れる機会を増やすとともに、デザインの使えるパターンやテクニックのストックを増やしていこうという試みです。
基本的には気になるデザインに関するトピックを持ち寄って、デザイナーにデザイン目線で読み取れることや考えていることを発表してもらって、参加してる他の人がそれを聞いてさらに質問や意見をする、みたいな感じです。
そんなことを考えながらスタートしてみたのですが、これをAndbyの小さな社内でやるので、当然デザイナー同士だけで熱く語り合うなんてことにはならずに、主にエンジニアやマネージャーなど他の職種の人たちと議論することになります。
するとデザイナーは、非デザイナーという大きく前提が違う人たちに向けてのアウトプットをしないといけないことになるのでアウトプット力が鍛えられますし、また非デザイナーからみたらという視点をフィードバックしてもらえるので思いも寄らないアイデアにもつながってきたりします。参加している非デザイナー側としてはデザインに触れる、というかデザインのことを考える機会にもなりますし、さらには自分のチームのデザイナーが考えていることが分かって勉強になったりチーム力が上がったりします。
今回デザイナーだけの研究会をやるのではなく他の人たちも巻き込んでやったことで、起点はデザイン研究会だったものの、深く掘り下げていくとそのデザインの裏側のサービスのことが見えてきますし、その内側のプログラムのことも考えますし、さらにはその先のユーザーのことまで議論が及び、結局のところデザイン始まりなだけでサービスやプロダクト、果ては人についての議論になってくることが多いです。
いいデザインというのはその表現をさせるためのコンセプトがしっかり存在している上で適切に構成されていて、目に見えることの裏側に隠れている部分がよく見えるようになっているものだなと感じますし、デザインを研究することは人や社会を研究することなのかなと思います。
なのでデザインのテクニックだけでなくそういった裏側の思考をストックしていけるような研究会として続けていければと思っています。
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