
一番よく使う道具を磨く
仕事をするときに一番よく使っている道具はなんでしょうか?
私の場合は経営もやりますし、エンジニアとしてプログラムを書いたりもするので、本当にいろいろな道具を使っていますが、ぱっと一番に思いつくのはコンピュータかなと思いました。
ただ本当にそうなのかなと思ってもう少し考えてみると、一番よく使っている道具は「言葉」なのかなと。「言葉」が厳密に道具のくくりなのかはまあ置いておいて、確かに一番よく使っている気がします。
自分の頭の中で物事を考え出す時に使うものも言葉ですし、誰かに何かを伝える時に一番よく使うものも言葉です。忘れっぽい自分の将来のために大事なことを残しておく時に使うのも言葉です。
そう考えた時に、言葉についてどれくらい意識をして大切にしているだろうとも思いました。
言葉を一番よく使っていて、しかも思考したりコミュニケーションをとったり記録したりと、非常に重要なことに使っているとなると、仕事のクオリティを上げるためには言葉の力を磨くことは非常に重要なことのように感じます。
ここでいう言葉の力とは語彙力とかそういうことではなくて、単純に自分が感じているもの、思っていること、もやもやしているものなどをうまく言語化する力のことです。
今までの経験を振り返ってみても、新しいアイデアが思い浮かばなかったり、コミュニケーションロスをしてしまっていたりするときは、単純に言語化が不十分で考えを深めることができなかったり、考えていることを適切に言語化して他の人に伝えられていなかったりといった原因があったように思います。
適切に言語化できるということは思考を深めたり整理する上でも、それを誰かに伝える上でも非常に重要なことです。
そういったことを最近よく考えながら言語化についてどう取り組んでいこうかなと思案していますが、これに関しては普段からさまざまなことをあやふやなままにしないでしっかり自分の言葉で言語化してみることに尽きるかなと思います。例えば毎日の出来事や感じたことを言語化して記録していくとよいのかなと思っていて、やり始めた時には今までいかに言葉にせずになんとなくで出来事を捉えて終わっていたか、輪郭のぼやけた言葉をつかっていたかがわかるかもしれません。
そしてその言語化したものを他の誰かにぶつけてみて反応を見ながら検証していくことが重要かと思っています。
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