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【イベントレポート】最短で新たなコラボレーションを創出!「AND ON SPECIAL Meetup!」

AND ON SHINAGAWA

こんにちは!AND ON 運営事務局(京急電鉄)の橋本です。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、いま手掛けているAND ON SHINAGAWAの活動やアクセラレータープログラムも一旦停止とせざるを得ない状況です、、、

しかし、ピンチはチャンス。アフターコロナを見据え、一気に変革を進められるよう、準備を進めております。

さて、本日はそんな中でタイミングをすっかり逃してしまった、イベントレポートを掲載いたします!!

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去る1月15日、オープンイノベーション拠点「AND ON SHINAGAWA」において、『AND ON SPECIAL Meetup! 〜スタートアップピッチ&大企業リバースピッチ~』が開催された。

京急電鉄とサムライインキュベートがAND ON SHINAGAWAで開催する、新しいスタイルのミートアップイベントだ。

スタートアップとのオープンイノベーションを進める大企業4社と、スタートアップ11社が相互にピッチを行い、最短距離でのマッチングを実現した。

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"AND ON SHINAGAWA"とは

AND ON SHINAGAWAは、京急電鉄などが運営する「デジタル時代のモビリティ×ライフスタイル」を生み出すオープンイノベーション拠点だ。

「デジタル時代のモビリティ×ライフスタイル」をテーマ領域に、スタートアップを中心に様々なプレーヤーを巻き込みながらコミュニティを作っており、主にスタートアップ向けのオフィススペースの提供や、起業支援プログラムなどを定期的に行っている。


"AND ONパートナー"によるリバースピッチ

今回、スタートアップに向けてリバースピッチを行ったのは、"AND ONパートナー"として、オープンイノベーションを積極的に進める大企業4社である。

・富士通株式会社
・株式会社大林組
・トヨタ自動車九州株式会社
・京浜急行電鉄株式会社

本気で事業化を目指す事業部門が参加する「FUJITSU ACCELERATOR」とは

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「イノベーション!」というイノベーション鈴木氏の掛け声から始まった富士通株式会社のリバースピッチ。

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富士通株式会社のアクセラレータープログラムFUJITSU ACCELERATORは、富士通の事業部とスタートアップのマッチングに特化したアクセラレータプログラムを運営している。事業化に本気の事業部の決裁権限者が参加いるため協業実績が多いという特長がある。(協業検討120件、協業70件)2月10日には第8期に応募したスタートアップによるピッチコンテストの開催を予定している。

FUJITSU ACCELERATORの協業事例として、株式会社ヒトクセと富士通総研にてスマホの操作からユーザーの行動をカメラを用いずに推測する"視線推測によるサイト内関心検知"の開発を行った実績がある。


「サステナブルな建設とインフラのために」大林組がオープンイノベーションを行う理由

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株式会社大林組は東京スカイツリーや東京湾アクアラインなどの施工実績もある大手総合建設会社。建設事業だけでなく、不動産事業やまちづくり、発電所の開発・運用も行う。

大林組は以前から共同研究など200件以上を常時行っており、2017年にシリコンバレーにベンチャーとの協業拠点『シリコンバレー・ベンチャーズ&ラボラトリ』を開設し、オープンイノベーションの取り組みを始めた。水素細菌から生分解性プラスチックを開発する株式会社CO2資源化研究所との共同研究や、株式会社SkyDriveと重量物運搬ドローンの実証実験を行うなど、建設にとどまらない協業を行っている。

大林組がスタートアップとの協業に期待するのは、建設現場の生産性向上や省力・省人化での課題解決、大規模オフィスが増加する中での建物・インフラの付加価値向上や新規事業の創出だ。

「九州から世界へ繋ぐ」トヨタ自動車九州の大変革

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トヨタ自動車九州株式会社はレクサスブランドを中心に製造する自動車メーカーだ。自動車業界は「100年に一度の大変革の時代」の中で、トヨタは「自動車を作る会社」から「モビリティカンパニー」へモデルチェンジを行った。

トヨタ自動車九州は「ものづくりで九州と世界をつなぐ」のコンセプトのもと、福岡の感度の高い人々と仲間づくりを目的に『Garraway F』というコワーキングスペースを作った。Garraway Fではイベントを行ったり、トヨタ九州協働協創プログラム『ひらめきスプリント』にてスタートアップとのオープンイノベーションを行う。

オープンイノベーションで「モビリティ変革」に挑む・京急電鉄の新たな挑戦とは

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地域に密着して鉄道・バスなどの交通事業を中心に、不動産、流通など生活・サービス事業を展開する京浜急行電鉄株式会社。自動車業界を中心に巻き起こるモビリティ変革のメガトレンドと、テクノロジーの発展による人々のライフスタイルが大きく変化する中、「モビリティを軸とした豊かなライフスタイルの創出」をビジョンとして掲げ、新しい顧客体験を生み出し続けるためにオープンイノベーションを進めている。

同社の「京急アクセラレータープログラム」は京急グループの持つ豊富な顧客接点やを活用し、スタートアップの製品・サービスの社会実装を進め、事業共創を目指すプログラムだ。現在は第3回の募集を行っており、「Mobility」「Living」「Working」「Retail」「Entertainment」「Connectivity」の6つの領域で事業競争を目指す。

新しい価値の創出を目指すスタートアップ11社

次に、スタートアップ11社がピッチを行った。

「日本一わかりやすい動画で課題解決をする」株式会社ブイテック研究所

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一人称視点かつ移動視点の高速再生動画をの技術を持つ株式会社ブイテック研究所は、動画を使ったエリアプロモーションや動画での道案内事業、大企業との協業『あるきナビプロジェクト(JR西日本)』などを行う。

カーナビと公共交通機関の間の徒歩区間を埋めるなど、動画と地図での課題解決を目指している。

「行動から人を知る」レイ・フロンティア株式会社

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レイ・フロンティア株式会社が位置情報をもとに人の年齢性別や行動、趣向を取得・分析する技術を持つ。独自アルゴリズムで分析を行い、企業は独自アプリにSDKを入れることで分析ができるように。

バッテリー消耗を抑制・細かな位置情報収集・行動分析、ペルソナ作成の優位性を持つ。個人情報を開示せずともユーザーの推定情報がわかるり、最終的には行動を基に分析した利用者モデルを作ることも可能だ。

「ブロックチェーンを利用したスーパーシティ構想」ZEROBILLBANK JAPAN株式会社(ゼロビルバンク・ジャパン)

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ZEROBILLBANK JAPAN株式会社はブロックチェーン技術でクラウドやIoT時代の個人情報を軸にした企業間データ管理サービスAPIを開発・提供するスタートアップ。ブロックチェーン技術を活用して、スーパーシティを目指す新商品&サービスの開発を提案した。

「あらゆる乗り物をテーマパークに」株式会社シナスタジア

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AR・VRを扱う株式会社シナスタジアは自動運転に用いる三次元地図や経路情報など、全てのライド情報と同期可能なVR・ARシステムの開発を行っている。

車内で酔わずに体験できるAR・VRのコンテンツを、誰もが制作・配信可能なプラットフォームの創造を目指している。

「忙しい人でも、安心安全な惣菜をいつでも手軽に」株式会社 nt / ニト

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”毎日の食事から健康に”というコンセプトの元、ヘルスケアフード事業を展開する株式会社ntは、スマホだけで購入できるスマート惣菜自販機『Hungry Post』というサービスに取り組んでいる。

中食市場が伸びている中、忙しいビジネスパーソンのためにマンションや会社などのセミクローズドな場所で栄養バランスの取れた食事の提供を行う。さらに健康という観点で飲食店と生活者をつなぎ、地域のコミュニティプラットフォームの創生を目指す。

「Vanlifeの世界観を広げていく」Carstay株式会社

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車中泊を支援するCarstay株式会社は、車中泊・アウトドアに関するメディア運営やCtoCキャンピングカーのシェアサービスを行っている。

自由な場所・時間で動くプライベート空間を手に入れられるVanlifeに注目し、車中泊のニーズがさらに高まることを予想しサービスを提供している。

「人生を最高な仲間と最高の体験で豊かにする」FLY株式会社

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キャンプ初心者に向けて設営・撤収不要の手ぶらキャンプ予約サービス『Campify(キャンピファイ)』を提供するFLY株式会社。キャンプ初心者だけでも、女性だけでも、簡単に最高なキャンプ体験を可能にすることで、キャンプ実施のハードルを下げた顧客満足度の高いサービスを提供している。

「作業員のサポートをするパワースーツ」German Bionic Systems株式会社(GBS)

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ドイツの会社で東京にも拠点を持つGBSは、装着者の重量物持ち上げのサポートをするパワースーツ『CrayX』の開発・製造を行っている。

モーターを使い従来のパワースーツよりも強力なサポートが行え、工場や以外にも被災地での救護活動などで使われる。今後はパワースーツのIoT化など、工場の作業員の動きをデータ化、スマートファクトリー化などを構想している。

「あらゆる空席情報を集め、混雑を無くす」株式会社バカン

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株式会社バカンは百貨店などのデジタルサイネージで、トイレや飲食店の空き状況を可視化するシステムを提供している。すでに大丸東京店にて導入されており、顧客の滞在時間が平均で4分伸びるなどリアルの場所に顧客を戻す価値提供を行う。

空き状況の可視化や空席データの利用で、混雑なくやりたいことができ、笑顔に溢れる都市の創造を目指している。

「人と街をつなぐ地域活性プラットフォーム」株式会社ギフティ

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個人がデジタルギフトに送れるCtoCカジュアルギフトサービス「giftee」などを運営する株式会社ギフティ。郵送での入会特典をeGiftに置き換えたりと色々な企業と連携をしている。

また「人とまち」をつないでいく、というミッションに則り、地方での地域活性プラットフォームに力を入れる予定だ。スマートスタンプで推進するローカルリゾートテックなどを提案した。

「未来は分析ではなく検索するものに」株式会社 xenodata lab.(ゼノデータラボ)

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昨年6月から正式版としてリリースされた、ニュースの影響を可視化するSaas型AIサービス『xenoBrain』を提供する株式会社ゼノデータ・ラボ。文章を解析してつなぎ合わせることで分析ができ、経営に必須な将来に対する正確な予測が可能。現在は大手企業への導入やデータパートナーとの提携も進めている。

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新たな価値を生み出す、大企業とスタートアップマッチング結果

各社の取り組みを理解した上で、大企業とスタートアップの双方が協業や連携の可能性のある企業を指名した結果、マッチングした企業は下記の結果になった。

富士通株式会社

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・ZEROBILLBANK JAPAN株式会社
・株式会社 xenodata lab.

株式会社大林組

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・株式会社ブイテック研究所
・レイ・フロンティア株式会社
・ZEROBILLBANK JAPAN株式会社
・株式会社シナスタジア
・German Bionic Systems株式会社
・株式会社nt
・株式会社バカン
・株式会社ギフティ
・株式会社 xenodata lab.

トヨタ自動車九州株式会社

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・株式会社ブイテック研究所
・レイ・フロンティア株式会社
・ZEROBILLBANK JAPAN株式会社
・株式会社シナスタジア
・German Bionic Systems株式会社
・Carstay株式会社
・株式会社nt
・株式会社バカン
・株式会社ギフティ

京浜急行電鉄株式会社

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・German Bionic Systems株式会社
・FLY株式会社
・株式会社nt
・株式会社ギフティ


ミートアップイベント後は、富士通・鈴木氏の乾杯の合図とともに懇親会がスタート。

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マッチングをした企業以外にも大企業とスタートアップ、スタートアップ同士での情報交換やネットワーキングが行われた。

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今回「デジタル時代のモビリティ×ライフスタイル」をテーマに行われた『AND ON SPECIAL Meetup!』では、大企業とスタートアップをマッチングすることで、新たな協業の可能性を生み出すことができた。

各社のアクセラレータプログラム、AND ON SHINAGAWAを通したオープンイノベーションによる新たな価値創造に期待したい。

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オープンイノベーション拠点・AND ON SHINAGAWAでは、スタートアップを中心とした「『デジタル時代のモビリティ×ライフスタイル』を生み出す」コミュニティ作りをおこなっている。

AND ON SHINAGAWA・会員制ワークスペースの詳細はこちら

<文・写真=えるも(石橋 萌)>

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