英国大学院卒業できた

英国大学院卒業について記憶が新鮮なうちに書き留めたいと思い、今に至っています。

このnoteは英国大学院に進学予定、もしくは考えている方々の役に立てばと思い、書かせて頂きます。

ちなみに私はUniversity of Edinburgh MSc Psychology of Mental Health(Full time 1 year)を卒業しました。

-1. 何単位で卒業できるのか知る 
-2. 何単位で卒業論文を書くことができるかを知る
-3. 各授業での単位取得の基準を知る

1. 何単位で卒業できるかを知る

当たり前のことですが、自分の学部を卒業するにあたり、何単位で卒業できるのかはしっかり確認してください。

また、英国でそのまま就職を考えている方は成績もかなり大事になってきます。基本的にA1, A2, A3, B, C, D (E以下は落単です)。成績全体がA3以上であれば、Distinctionと言って成績優秀者としてCVにアピールすることができます。つまり就職活動で有利に働きます。

2. 何単位で卒業論文を書くことができるかを知る

実はこれは見落としがちなのですが、何単位取得すれば卒業論文が書けるかを確認してください。

というのも、基本的に卒業論文が卒業単位の大部分を占めているので、いくつかの授業の単位を落としても良いと思ってしまうかもれません。ただ、その卒業論文を書くには最低限の単位取得が必要です。これに関しては成績の良し悪しは関係ないので、しっかり単位を計算することを考えてください。

3. 各授業での単位取得の基準を知る

単位取得をする上で大事な確認になります。

授業によって基準は異なるかと思います。例えばEssay, Presentation, Group work etc.私の場合はほとんどがEssayでした。なんならEssayで私は単位を落としました笑なのでここではよくあるEssayの書き方について紹介したいと思います。

ポイント:

①Essayの構造を練る
②Evidenceを持つ(先行研究)
③Discussionを行う
④自分の言葉で言い換える、意見を主張する
⑤文法のチェック
⑥友達や他人に見てもらう

①Essayの構造を練る

例えば1. intorduction 2. discussion A 3. discussion B 4. conclusion

など、文字数や議論を考慮して組み立て行きます。その際、最初はメモや箇条書きにしていくのがいいと思います。

私の場合(心理学)、まずは関連する論文を読みまくり、(読んでくるとだんだん自分の考えが出来上がってくるので)ひたすらワードなどでメモをとり、Aの主張を作りました。Aの主張ができたところで、Aに対する批評の論文を読んでいき、Bという主張を作ります。そして最終的にAとBのどちらの主張がいいのか、もしくはCという自分の独自の意見や考えを構成していく、というのがよくある流れでした。ちなみに一般的には自分の独自の目線を入れた方が評価が良いです。

②Evidenceを持つ

自分の独自の意見を入れた方がEssayとして評価が良いと言いましたが、Evidenceがなければ元も子もありません。①でたくさんの論文を読んだ、と書きましたが、ちゃんと論文や本の著者や出版日などのメモを毎回とることが大事になります。なぜなら、最後に一気にやろうと思うと、自分がどこから引用してきたのかわからなくなり、無駄な時間がかかるからです。学部によって参考・引用文献の書き方は異なるかと思いますので、そちらのガイドに沿って書くことは大変重要になってきます。ちなみに私の場合、APA7という書き方に沿わねばならず、間違えた書き方をすると減点されました。ただ、今時ですとAPA用の無料Webサイトがあり、そこでタイトルを検索すればAPA型の引用を表示してくれ、copy & pasteをすれば一発なので是非活用して頂きたいです。私が利用していたのは下記のURLになります。

https://www.scribbr.co.uk/apa-reference-generator/

もしくは、Noteというアプリを使えば、Wordと連携して直接挿入することができます。(ITの時代に生まれてよかった)

③Discussionを行う

これはEssayの中でConclusionの次に大事だと認識している部分です。Discussionの中でも2,3個topicを作ると、多角的な面から議論ができ、さらに文字数を稼ぐことができます。①②をもとに主張AやBを組み立て、AやBの何が正しいのかもしくは間違っているのかを明確にすることが大事です。

④自分の言葉で言い換える

当たり前ですが、Copy & Pasteは絶対にダメです。(バカな日本の典型的大学生をしていたので、同じようにこれをやって単位を落としました。)やるとTurnitinというソフトにかけられて一発でバレます。私の学部の場合20%以上類似していたらアウトでした。同じことでもしっかり自分の言葉で説明をしてください。その方がアウトプットにもなります。

⑤文法チェック

最後に文法のチェックは大事です。ネイティブの子でも文法を指摘されている子が何人もいました。例えばGrammalyなどを使って90%以上正確にしたり、他にも色々なサイトがあると思うのでそこで自分の文法をチェックしてください。もちろん友達などに見てもらうことができれば最高です。

⑥友達や他人にチェックしてもらう

文法を見てもらうのはもちろんですが、内容も第三者に見てもらうことは大切です。凝り固まった頭だと、何が伝えたいのかわからなくなってきたり、他人には全く理解できない文を書いていることが多々あります。


以上ざっと書きました...

これは2021年の話です。何せこのご時世、色々便利なテクノロジーが増え、Essayを書きやすいアイテムも増えています。さらにイギリスはITへの抵抗がゼロなので、ぜひそこら辺は柔軟に対応し、どんどん取り入れて、良い成績で卒業して頂きたいと思います。

Good luck with your programme!!

#イギリス #イギリス留学 #英国大学院 #英国大学院卒業 #Essayの書き方

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