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星の一つも探しにいこうか

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#ペルソナ

ペルソナの話の続き

前回のエントリの続きになります。 大河で「ペルソナ」という手法を取ったことに問題があるとすれば、ターゲットされていない人にとっては「面白くない」ものであることでしょう。しかもかなり激しく面白くないはず。 ここは理解されにくいらしく、「ターゲットされていなくてもいいけど、ドラマが面白くないのはなんとかならないのか」という風に感じる人も多いようなのですが、そうではないのです。面白く感じられないのはターゲットされていないからなのです。 今やそれくらいコンテンツ制作者は想定した

歴史をあんまり知らない人、という新規市場

デザインやマーケティングの話になるんですが、現代はもう「いいものを作ったら売れる」という時代ではありません。サービスもプロダクトも飽和してますから。 コンテンツ産業も同じ。 では飽和した市場で、どのようにして新しいサービスやプロダクト、コンテンツを考え出すかというと、いろんな手法がありますが、代表的なものに、それを使用する架空の人物を設定する「ペルソナ」という手法があります。 (「ペルソナ」はこの場合「仮面」ではなく、架空の人物というような意味合い) この架空の人物「