大好きだよ602号室
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大好きだよ602号室

ぶきっちょ亀🐢🗼🌼(和田晏奈)

602号室。
上京して初めての一人暮らし。
我が城は602号室。

2年前浪人していた私。大学でやりたいことも勉強したいこともなかった。でも周りの友達がみんな大学生になったし私自身もやりたいことは大学行って探せばいいと思ってた。
でもなにか違和感だった。
浪人中1人の時間が増えた。ガチガチに固められた価値観から少し解放された。バイトも始めた。
考えた。自分に正直になろうとした。
そして浪人をやめ働くことを決めた。

母の知り合いのツテで東京での就職が決まった。そして部屋を就職先の会社が見つけてくれた。
というか、就職が決まって実際働き始めるまでのスパンが短すぎて物件探し、内見等する余裕がなかった。だから周りの大人達に言われるまま決め住み始めた602号室。

社会人生活はそれはそれはきつかった。労働時間が長くお酒も飲めなかった私は友達ができなかった。(周りの社員さんは飲み仲間を作るんだよって教えてくれた)休みの日は疲れ切っていて一日中ベッドから動けなかった。
学ぶことが多くて悔しくて寂しくて辛くて。
けれど家に帰ってくれば602号室が私を抱きしめてくれた。優しい静寂と私だけの時間の流れがあった。
そして新たに感じた違和感。
必死で働けば働くほど自分の心に嘘がつけなくなった。
役者になりたい。
小さな頃から見て見ぬふりをしてた自分の感情を無視できないところにきてた。
そして専門学校に入った。

602号室で過ごした日々は宝物だ。
初めての感情に沢山出会った日々だった。
1人きりで踏ん張ってきたような日々だったけどたぶん602号室と共に踏ん張ってきたと思う。

社会人時代、働いている場所と家が近かったから昼休憩の時家に帰っていた。
昼時、家に帰って部屋に入ると2つの窓から日中の元気な光が差し込んでいた。
なにも辛くなかったのに泣いた。
ワンワン泣いた。張り詰めた糸が切れるように。
602号室は私の帰る場所だ。ちゃんと私の帰る場所だった。幸せだった。

一年と少し。短い期間だったけど濃すぎるほどに濃い期間だった。
18の私はハタチになったし友達はできたし家で友達とお酒も飲めるようになった。

引っ越すよ。602号室。バイバイ。

そして602号室を見つけてくれたかっこいい大人へ、本当にありがとうございました。私は幸せでした。沢山学ぶことがありました。私が東京に出て来れたのは間違いなくこの方のお陰だし少し強くなれたのも自分に正直になれたのも全部全部。。感謝してます。

さぁ新しい生活が始まる!!!
とっても楽しみ!!!!

p.s.本日の写真は上京したとき最寄駅の花屋で母が買ってくれた小さな葉っぱ。どんどん大きくなって鉢の植え替えを2回もしました。
日当たりと風通しがいい場所だったんだな602号室。


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ぶきっちょ亀🐢🗼🌼(和田晏奈)
役者。20歳。高知県出身。 なにかと不器用といわれる亀の徒然草。 東京タワーと花が好き。please call me 亀‼︎