見出し画像

未来の街 : 多文化共生


こんにちは、SEIYAです。

今日は、「未来の街 〜ご近所は外国人?〜」というイベントに参加。

渋谷の実験区100BANCHにて開催され、主催は、株式会社NIHONGO

久しぶりのイベント参加。やっぱり開催してばかりしていると見失ってしまう参加者目線を取り戻すためにも、定期的にイベント参加はしていきたい!

4つテーブルがあり、1つの机に4人ずつ座る形式でスタート。

なんと僕の机には、4人中2人も埼玉県川口市から来ている方!

川口は実は、新宿、江戸川についで自治体としては3番目に在留外国人が多いところ。そんな街に住んでいるからこそ、今回のイベントに興味を持たれたそう。

スクリーンショット 2019-11-02 20.55.10


「移民賛成/反対を論じる場ではありません。」
という注意が入り、イベントスタート。


現状把握

282万人

2019年6月の調査では、こんなに在日外国人がいるというデータが。
大阪市とほぼ同じ人口。しかも、不法滞在者もいるので、もっと多いらしい。


コンビニや居酒屋で働いている人は、何ビザかというと留学生ビザ。(特別な申請をしないと働くことはできないらしい)
ただこの人たちは、働いていい時間が決められている。しかし、それを守っている人はほとんどいない。なぜかというと、そうでもしないと日本ではやっていけないから。

ちなみに、在留資格別で見るとこんな感じ。

スクリーンショット 2019-11-02 22.20.09


留学生ビザは、取得が厳しくなってきているらしく、4〜5年で留学生が減る可能性があるとも言われていました。


特定技能ビザの発給に関して
一年で47,000人に発給するという話が、半年でわずか300人にしか渡っていなかったりも...

難民申請は、ほとんど受け入れられていないらしい...


言語


世界で英語を話せるのは、実は2割程度と言われているらしいんですが、日本にいる訪日/在日外国人で英語を話せる人ってどれくらいいると思いますか?

およそ10%...!

ほとんどの人が英語も日本語もわからないっていうことも考えられます。

最近は、「やさしい日本語」というのが注目されています。
しかし、ふりがななどを振ったところで実際には難しい単語を使いすぎて理解されていなかったりすることが多々あるよう。

そして、「自動翻訳」も最近話題ですが、災害時に「川から避難」というところを「川に避難」と訳してしまい、そのまま発表されてしまったりとまだまだ問題が多いようです。

また、日本語ができない在日の生徒を知的障害者と判断し、知的障害のある人たちのクラスに入れられたりすることもあったそう。これは今後大きな問題になるのでは、という話をされていました。

そして、すごくひどいと思ったのは、これ。

日本語学校の張り紙で、「ここで喫煙したものは罰金50,000円。」というもの。これ、なんとベトナム人が一番多い学校で、英語と日本語だけのサイン。なんでこんなことをしているかというと、経営難だからだそう...


留学生

 正直、労働していい時間と必要なお金が稼げる時間って、かなりズレがあるらしい。だから、お金がなくて万引きなどに繋がってしまう。そして、アルバイトを夜通ししなければいけないから、学校へは遅刻。そして出席率は低下。

出席率80%を切ると、今度は退学の可能性も出てくる。そうすると、もう留学生は国へ帰らなければならないし、退学されると学校も経営的に苦しむ。そして、上記のような罰金の話が出てきたりする...

そんな悪循環が回っている...

これ、なぜかというと
例えば、ベトナムでは日本に行ったら月に20〜30万円稼げるというような募集とか噂が蔓延しているかららしく、なんか昔の南米に誘致される日本、みたいな印象を受けました。(あと、暮らすのにお金がかなりかかることを知らずに来てしまうことも)


これから


永野さんは、悲観的な部分も多い中で新しい兆しも見えてきたと言います。

それは、ラグビー
多国籍で成り立っているチームで、あそこまで登りつめた日本代表チーム。確かに今回は、今まで少しあったような外国人への差別的な発言やバッシング的なものはほぼほぼなかったように思います。

画像4

エンタメから世界は変わっていくのかもしれません。


あと、労働力の問題。
今のままいくと、とんでもない数の労働者不足に...!
国が回らなくなるのは、明らか。けど、実際にはAIなど技術でなくせる人が不要になる仕事はたくさんあるので、実際どのくらいの人が必要になるのかは不明でもあります。

本当に必要な労働力とは何なのか?
一度しっかり考える必要がありそうです。


とにかく、すごく気をつけなければいけないのは、

外国人にとって日本の待遇が悪い

「日本は最悪だからやめたほうがいいよ」と母国で噂になる

評判が下がり、人が来なくなる。

日本は、選ばれる国になれるのか。
→ 日本を選ぶ人は、実際減ってきている。

ちなみに、イギリスが出した住みたい国ランキングでは、先進国33ヶ国中32位という結果が出ています...

ここから、どうやって日本がより暮らしやすい国になるのか...

そんなことをアイデアソンで話し合いました。


アイデアソン


画像5

今回でた、面白かった意見を以下にまとめました。

日本人の、在日外国人に対するマインドを変えること
・スポーツ
・いかに日常生活で交流機会があるか
・子ども同士の交流から親も仲良く etc...
(と言っても、すでに若者の意識は前の世代と比べて変わってきている?)

近所間でのシェアリングエコノミー。
昔の日本のように、ご近所づきあいとかができていくと交流も生まれて良さそう。

多拠点居住者/モバイルボヘミアンが、アジアの拠点として日本を選ぶようになったら面白い。一定期間滞在する流動人口と、定住人口とい風に考える。そして例えばインフルエンサーがそれを発信する。などとなると、日本に住みたい人も増えて、どんどん面白くなっていくんじゃないか?なんて話など。観光きっかけで、定住も検討してもらう戦法。


僕らのグループでは、地方にいく外国人のための「なまりの学校」、コンビニ前にたむろする外国人と不良を組み合わせちゃう「不良×外国人」などまあまあ奇抜なアイデアが出ました。(もしかしたら、不良も異文化に触れて更生して旅にでたり?笑)


画像3


そんな形で、今回のアイデアソンは終了。

とても勉強になり、楽しいアイデア出しができました。

これからは、多文化共生。
一緒に暮らすにはどうすればいいか。どうすればお互いに気持ちよく暮らせるか。より考えていきたいです。



サポートももちろんすごく嬉しいですが、SNSでシェアしていただくと超喜びます!Twitterシェアしていただける場合、@seiyaaa_8)でメンションもらえると助かります🙇‍♂️