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絵の上達のために、やったことまとめ(おすすめの動画&本も紹介)


大人になると、絵を描かなくなる。

小さい頃は、デジモンをひたすら描きまくってた。中高も授業中は絵を描く時間。だったのに、大学生、社会人になるにつれて絵を描く機会はどんどん減っていきました...

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高2の頃の絵。闇深い...


しかし、最近 iPad Pro と Apple Pencil を買ったことで絵を描きたい欲が爆発。今年の5月頃から、基礎から絵を学んでみようということでYouTubeや本を見て練習してます。(そろそろ半年経過)

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今回は、絵の上達に役立つ教材 をステップごとに紹介します!

自分もまだまだ修行中の身なのに恐縮ですが、少しずつ成長している感覚はあるので参考なれば嬉しいです。


🎨 🎨 🎨


〈絵の上達ステップ〉

いろんなイラストレーターの動画を見まくりました。多くの人が共通して伝えていることをまとめると、こんな感じ。

【1】 目標をつくる
【2】 基礎を理解してクロッキー
【3】模写&苦手部分の洗い出しと克服

このステップに沿って、色々紹介していきます。

(長いので、気になる部分だけでもぜひ)



【1】 目標をつくる

まずは、目標を立てるとモチベーションに繋がりますよね。
最初は小さな目標からでいいと思います。

自分の仮置きのゴールは、
・「マンガ」作品を描いて世に出したい
・Kim Jung Gi のような絵を描きたい(↑)
・Ian McQue のような絵を描きたい(↑)

小さな目標としては、
・人体と服のシワをどんなアングルからでも描けるように
・長時間かけて1つの代表的なイラスト作品をつくる
・イラストソフトの使い方をマスターする etc...

ちなみに、目標にしたいイラストレーター/イラスト作品を見つけるには、やはり Piterest / Instagram がオススメです。



【2】 基礎を理解してクロッキー

目標が決まったら、次は実際に描いていく!

基礎を網羅するには、この本!!
本当に大事なことだけがまとめられている良書です。シンプルで簡単。YouTubeでもおすすめしている人多いです。アニメ系の絵を描く人はぜひ。

この本で最も知れてよかったテクニックは「遠近法」について。

テクニック "離れているところから先に書く" 
例えば、人が後ろに転びそうな絵(↓)を書くときに、
①体から離れている手のひらを先に描く(左側)。
②腕をあとで描く(右側)。
そうすることで、身体と手のひらの距離感、つまり腕の長さが自然に。(身体から腕を生やして最後に手をつけると距離感がおかしくなることが多い)

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絵のインプットは、描きながら。

基礎を押さえながら、クロッキー をしていきましょう。まずは、大まかな形でなんでも表現できるように修行。

● クロッキーとは?
速写。対象を素早く描画すること。
素早くカタチを捉える訓練。初心者だけでなくてプロの人も朝の準備運動的な感じで描く人多いです。実際に、YouTubeでも朝クロッキーは多くのイラストレーターがやっています。


まずは、「人体」

「立方体」「円柱」のみを使って、人物の全身を描いていきます。(身体の基礎について「美術解剖学」などに興味も出てくると思いますが、複雑に考えてしまうので一旦シンプルな形どりを覚えた方がいいっぽいです!)


hide channel も、かなりおすすめのYouTubeチャンネル。ほんとにまずはここから。ディテールへ行きたくなってしまうところだけど、まだ我慢。


〈クロッキー練習ソフト〉
「Pose Maniacs」という有名なサービスがあるんですが現在休止中なので、「Pose Trainer」のリンクを貼っておきます。


次は、「顔の描き方」
顔の描き方の基本も、先ほど紹介した「アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術」に載っているものが参考になります。今回は、OUC(お絵描きうまくなろうクラブ)のADOさんの動画を参考に貼っておきます。

少しずつディテールも。徐々にリアルな絵も描けるようになってきて、ここらへんから楽しくなってきます!個人的には、骨のカタチを意識すること&目のバランスが特に重要だと思ってます。


「角度」について。
・下から見たものを、アオリ
・上から見たものを、フカン
と言います。つい正面からの絵だけを描いてしまいがちですが、角度をつけられるようになると一気に平面的な絵から立体的な絵になると思います。


「手」は、特にムズい...!
複雑なのに、描く場面の多い身体のパーツ。五角形を描くやり方が最も描きやすいと思いました(以下の動画を参考)。本にもあるように、簡単な図形(立方体や円柱)として捉えていくのもいいと思います。



【3】模写&苦手部分の洗い出しと克服

ここまで来たら、多分基礎はOK。 
具体的な部分の描き方を覚えるために模写しまくる。

うまく描けない苦手部分が見つかったら、その部分を集中特訓。トレースではなく、模写。まずは、いろんなものを描いてみて苦手な部分を箇条書きで洗い出してみるのがいいかも。

模写とトレース
模写は、参考資料を見て描くこと。トレースは、なぞって描くこと。アニメーターの仕事はトレース作業がほとんどであるため、画力があまり上がらないと言われていたりもする。絵の上達には、トレースではなく模写が必須。


自分が苦手としている部分は、きっと誰かも苦手だったはず。そういう先人たちが、描きやすくするためのコツをまとめてくれていたりするので、実際に絵を模写するのもいいけどこういうまとめサイトを参考にするのもありだと思います。

例えば、服のシワ。
難しいけど「XYZ」で捉えればいいって考えると一気に簡単に。

それから、マシン系の描き方。
ルールさえ押さえれば、描けそう。


出来ない部分の練習をすることは、絵の上達に欠かせない。描きっぱなしではなく、振り返ってひとつずつ苦手を克服していきましょう。(一気に全て克服しようとしない)

例えば、インスタに並べていくとすぐに振り返りができるのでおすすめです。(自分の場合は、成長に気付けるためにまずは下手でもアウトプットしてます)

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https://www.instagram.com/ancstudio_/





■ おまけ

絵って、上手に描く必要があるの?と聞かれると、答えは「いいえ」です。頭の中にある「考え」「アイデア」を見える化して伝える手段なので、上手に表現しなくても、楽しく描ければそれでOKだと思います。

ただ、その素晴らしいアイデアをもっと活かすために、絵のクオリティは大事。アイデアはめっちゃ面白いのに、絵がうまくないからという理由で伝わらないのは悲しい。人間は多くを視覚情報に頼りまくっているので、ビジュアル面は超大事なんです。

このnote(↑)の最後には、強力なメッセージがあります。「"Creativity only shines on top of basic skills."(クリエイティビティはしっかりした基礎の上でしか輝きを放たない。)」

絵も、基礎は難しいけれど、そこをおさえてからやっと創造力は輝くと思います。(英語のSVOCみたいに、覚えるのしんどいけど大事なやつ)

ということで、最後に以下の3つの概念は押さえると良いと思います!

・アイライン
・パース
・透視図法

結構理解するのが難しい部分もあるかもですが、こちらの動画はおすすめです(英語)。2点透視図法/3点透視図法について、しっかり解説してくれています。日本語の記事も貼っておきます。


観察、何度も描く。観察、何度も描く。
その繰り返しで、今日も描いていきましょう!

観察力とその応用力です。まず、観察力で物の骨格や動きを理解します。何度も描き、完全に理解できるようになると、それを自由に扱うことができるようになります。そして、それらを応用して、この世に存在しないものをあたかも存在するかのように描くことができます。



読んでいただき、ありがとうございました!

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