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【略歴追記2】奈良美智さんと出会って人生が変わった話

anastasia

略歴追記シリーズです。
今回は、その2話目。
「奈良美智さんと出会って
人生が変わった話」です。

略歴はこちら。


略歴追記2話目はこちら。

略歴2話目は、
かなり重い話になっているので
苦手な方はスルーしてください。


奈良美智さんを知ったきっかけ

わたしの母は青森県出身で、
学生時代、夏休みになると、
必ず、家族で、
帰省していました。
当時は今のように
新幹線はなく、
帰省する時は
寝台列車か、
車で東北道を
ひたすら北へ走る、
もしくは、
夜行バスに乗って、
寝ている間に移動する、しか
方法がありませんでした。

2002年夏。
この年は、行きは
寝台列車、
帰りは車でした。
この年のちょうど
帰省する頃、
大雨が降り、
秋田の八幡平で
線路上の雨量計が
オーバーしてしまい、
雨が止むまで
八幡平で
停車することになりました。
これが、なんだかんだで
6時間、停車することに。
予定通りいけば、
朝9時に、
祖母が住む町に
着く予定が、
午後3時。
迎えにきた祖母も、
今のように
携帯電話が発達していなかったので、
八幡平で停車することになったことを
連絡する術がなかったので
駅で会って
「どうしてこんなに
遅くなったの?」と。

後にも先にも
八幡平で
6時間も過ごすことは
この時だけでした。

そしてこの2002年。
現代美術家・奈良美智さんが
故郷の弘前市にある
吉井酒造煉瓦倉庫で
(現:弘前れんが倉庫美術館)
個展をやっている、ということを知り、
青森で過ごしていた、ある日、
家族で見に行くことになりました。

奈良美智さんが生み出す世界に衝撃を受けた

吉井酒造煉瓦倉庫は
元々は、シードルといって、
りんごを使った
お酒を貯蔵する倉庫だったそう。

展覧会のタイトルは
「I DON'T MIND, IF YOU FORGET ME.」
学校で習う英語以外に
触れたことなかった
当時のわたしは、
この意味を見てすぐに
理解できなかった。

中に入ってみると、
外の温度より涼しく、
弘前の夏の気温からすると、
少し寒いくらい。

煉瓦倉庫の壁は
すべて黒く、
そこに、
かわいいけど、
ちょっととんがった顔をした
女の子の絵がたくさん
並んでいる。
かわいいんだけど、
憎めない、というか。
表情は決して、やわらかいわけではないけど、
憎めない。
見ていて嫌な気分にならない。
そこへ、流れている音楽は
ロック。
なぜか、その女の子たちと
ロックがマッチする。

広い広い、壁や中が
真っ暗な煉瓦倉庫の中に
浮かぶ、たくさんの絵。
そして、心地よいロック。
煉瓦倉庫の雰囲気に
どれもマッチしていて、
とにかく衝撃でしかなかった。

当時高校2年生だったわたし。
多感な時期。
とにかく、
衝撃だった。
この時、
軽い鬱があって、
何事に対しても、
悪い気持ちしか抱かなかったけれど、
この展覧会を見ている時だけは、
その感情がなくなっていたり、
「こういう気持ちを抱くのは
わたしだけじゃないんだな」と
すごく、共感していたのを
今でも覚えいてる。

奈良美智さんがきっかけで、音楽や現代アートが好きに。

I DON'T  MIND, IF YOU FORGET ME.
この意味はのちに、
奈良美智さんの先輩であり、大親友の方が
やっているラジオで
奈良美智さんが
「僕は君たち(奈良さん自身の作品のこと)に
忘れられても構わない、という意味」と
おっしゃっていて、
そこにも衝撃を受けました。
なんてかっこいいんだ、と。

奈良美智さんは
そのラジオで、
よく奈良さんが好きな
ロックをかけていて、
そこで、Thee Michelle Gun Elephant、
the pillows、ハイスタを知り、
わたしが、音楽の世界に
入るきっかけとなりました。

奈良さんをきっかけに、
現代アートにも
興味を持ち、
高校生ながら、
奈良さんが当時、所属していたギャラリーに
足を運んだり、
たくさんの、数えきれないぐらいの
展覧会に行ったり、
GEISAIという、
村上隆さんが主宰の
イベントに行ったり、
当時まだ、
開業して間もなかった、
六本木ヒルズの
森美術館にも、
何度も行きました。
東京都現代美術館にも、
よく行きました。
今は場所が移転してしまった
NADiffにも、
特に用事がなくても
行ったり。

ただ、進路には、
すごく迷って、
本当は美大に行きたかったけど、
高2から、予備校に通って
技術を身に着けて
そこからさらに、勉強、となると
遅いんじゃないか、と、
学校の周りの
美大を目指している人たちを見て思い、
美大や、美術専門学校に行くことは
あきらめました。
勉強するなら、
油絵を勉強したかったけど、
わたしの技術が追い付かなかった。

今、現在

2002年のI DON'T MIND, IF YOU FORGET ME展から
今年で20年を迎え、
その後2回、
吉井酒造煉瓦倉庫で
展覧会を行った奈良美智さん。
現在、
吉井酒造煉瓦倉庫は
弘前れんが倉庫美術館として
生まれ変わっています。


こちらは弘前れんが倉庫美術館のnote。


そして、2022年9月17日から2023年3月21日まで
奈良美智さんの
吉井酒造煉瓦倉庫で行われた
3回の展覧会を振り返る
ドキュメント展
「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」が
行われています。


この展覧会をやる、と
インスタで見た時、
行けない自分に
悔しさを覚えましたが、
(まだ、れんが倉庫美術館になってから
弘前に行けてない)
過去に行われた
3つの展覧会には
行ったし、
その他にも、
10年ほど前に
青森県立美術館で行われた
個展 nara yoshitomo:a bit like you and me
にも、行ったし、
コロナ渦でもあるし、
まあ、ここは仕方ない、と
割り切っています。

最後に

奈良美智さんの作品は
本当にどれも、
素晴らしい作品です。
弘前れんが倉庫美術館の
お近くにお住まいでしたら、
本当、1度は
行ってみて欲しい。
人生がひっくり返るくらいの
衝撃を受けるから。本当に。

では、
【略歴追記2】 奈良美智さんと出会って
人生が変わった話
でした。

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