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仮想現実、そこにある旅

こんにちは、Anantaです。これまでデジタルトレンドを牽引する企業での広報や、デザインを中心とした編集ライターとして活動し、現在はインスタグラムやnoteを通してウェルビーイングにまつわる情報発信を行っています。社会のトレンドやライフスタイルなど、実は身近にあるウェルビーイングポイントを紹介しておりますので、是非フォローお願いします!

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見送らなければならない、人生を豊かにする「旅」の機会

忙しい日常の中、たまのお休みに旅行に行くことが楽しみという方も多いのではないでしょうか。私もそんな旅好きの一人です。

来月連休があるな。長期休暇はどこに行こう。
書店で旅行雑誌を手にとってみたり、ホテルの予約サイトを開いてみたり。
美味しそうなご飯や、非日常的な景色を見るだけで心がわくわくしますよね。

行った事のない場所に行くことができる。

知らないことを知ることができる。

食べた事のないものが食べられる。

大好きなあの場所にもう一度訪れることができる。

そんな経験が心や知識の栄養となり、旅行から帰ってきた後は新しい日常へと還元されていく。旅に出ることには、旅に出ている間だけでなく、その後の人生を豊かにする力があります。


しかし、私たちは今、自由に旅に出ることに大きなハードルを抱えています。

目に見えないウィルスを収束させるため、先の見えない日々において、多くの人が人生を豊かにする「旅」の機会を見送っています。


本物じゃない、でも何度も機械を取り出して私は旅に出る

いきなり仮想現実と言われても、まだ多くの方が経験したことがないのではないでしょうか。

2019年、昨年は「VR元年」と呼ばれました。数年前まで、大きな機材を10万円前後の費用で購入しなければそれなりの質で体験できなかったVRを、4-5万円程度で経験できる「家庭用機」な製品が発売され始めたのです。

代表的なものはFacebook社の「Oculus Quest」ですが、こちらはつい先日、9月16日に開催されたFacebook Connectにて、「Oculus Quest2」として仕様がアップグレードされ、より安価になった「普及機」的な立ち位置の新しい製品が発表されました。SNSでも散々言われていますが、とんでもなく安いです。

PCも最初は大きな箱型で、持ち運びなど到底想像が付かないものでした。それが現代では小型化、薄型化され、ノートPCとなり、ついには電話機と融合した「スマートフォン」として人々の多数が常備するものとなったのと同様、VRも普及の一途を辿っています。


VRはゲームをするもの。そう思っている方がいらっしゃるかもしれません。
確かにゲームもありますが、VRは「仮想現実」を創造するものです。つまり、もう一つの現実がそこにあるのです。

私も初めは「どうせ最初だけ面白がって、使わなくなる」と思っていました。すぐ使わなくなるものに数万円もかけるなんて、勿体ない。


でも、そうじゃなかったんです。
辛いとき、何度も何度も機械を取り出しては、私は旅に出ました。


例えばこの「WANDER」というアプリケーション、このアプリケーション自体は990円で購入が可能です(2020年9月19日現在)。360°見渡すことができるGoogleストリートビューを利用した、実際にある世界中の景色がこの中に詰まっています。実際はYoutubeのデモより明るく綺麗で、ナレーションも入りません。


画像を「選んで」「見る」のではなく、「そこに立っている」。


右を向けば広大な大地がもっと奥まで広がり、
左を向けば青々とした空や海、ヨーロッパの街並み。


飛行機代もかけず、その場所に行くことができる。
雨の日も風の日も、外が台風でも、仮想現実では高気圧を感じることができる。
もちろん個人差はあるのでしょうが、この体験は私の冗談みたいに酷い偏頭痛を和らげました。
電源を入れたら大好きな思い出の場所に行けることは、辛く泣きたい日の私の心を救いました。


本物じゃない、でも、そこに広がる景色は、少しだけ心を前向きにするものとしてとても効果的でした。

旅行をテーマとしたVRアプリケーションは、日々増えています。


私たちは今、自由に旅に出ることに大きなハードルを抱えています。

目に見えないウィルスを収束させるため、先の見えない日々において、多くの人が人生を豊かにする「旅」の機会を見送っています。

しかし、私たちが持っている技術は、完全でなくても、それを補完する力を持っています。

いつの時代も、技術は日常をアップグレードします。

私たちはいつでも、自由に旅に出ることができるのです。


「VR」が皆様のウェルビーイングとなりますように。


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