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リスボンの夕陽

毎日毎日眺める貴方は、それはそれは絵のように美しい。

でも眺めるだけで触れる事も許されずに、一年の大半は過ぎ去っていく。

ただただ、目の前に伏しているだけの美しい都リスボン。

時々絵なのか本物なのか分かんなくなっちゃうよ。

臨月だからいよいよどこにも行けなくなった

ネット環境とパソコンさえあればどこでも働けるので、いつも奥さんと一緒です。臨月で何時生まれるか分からない今は特に。少し、15分ほどの外出でも神経質に。

奥さんが疲れたと言えばいつも添い寝をしています。

失礼ですが、お兄さん、お仕事は?

ええ、空いた時間にチョイチョイとやってますので。

ありがたいことに、お仕事相手からは催促をやんわりとしてくれるので、どちらとも付かず離れずでなんとかやっていけてます。本業のウエブプログラムは趣味みたいな物ですので。趣味のゲームプログラム制作の方が却って苦行。

ああ、それから、長いこと音楽を趣味で作っているのですが、、こちらもかなりゆっくりペースですが、なんと最近になって売れ始めてきたんです。嬉しいことに。

趣味で作っていたゲームも、本当に畳んでしまおうと思っていた朝に、突然移植・パートナーシップの依頼が来たりと。儲からないから本音は辞めたいんですけどね。こちらはこれからの話でなんとも言えないのですが。よく分からないけど、スマホが落ち目になってきていて、新興国向けの携帯が脚光を浴びているとかで。もしかするとワンチャンあるかもしれませんね。

というわけで、先日子供が生まれるので購入したビデオカメラのズーム機能で、ベランダから外の世界を観察をしているのです。

いま世間様を騒がしている、引きこもりって奴ですか?

年老いた義理の母と同居していて、病院(の産婦人科)へ行く時と近所のスーパーでの買い物以外の不要不急の外出はなるべく控えているのです。と言えば、聞こえ方は尚更怪しさ倍増です。

事情をご説明しますと、年老いたポルトガル人の義理の母は82歳でして、凄く古風で性格がきつい。

別に別居やろうと思えば出来るんだけど、どうも一人にすると、無理して怪我してそのまま衰弱して寝たきりになるとか、ボケるとか、精神的に不安定になるとか、色々容易く考えられて余計面倒なことになりそうなので、後期高齢者の年寄りを放置して逃げられません。老人の寝たきりとボケは、一人暮らしになった時が一番危ない。一旦なってしまうと、親族(と国)にとって凄く負担となります。

かと言って、義理の母の気分のムラの浮き沈みが半端ない。同居続けるにしても我々の方の精神的消耗が酷いので、気がおかしくなりそうな時も度々あります。

堪忍袋の尾が切れそうな時は、少々生々しいですが、30年ローンのシミュレーションと表計算で作成した貯金のシミュレーションなどを二人で比較しながら「いやあ、お母様、様様ですよ。今の我々があるのもお母様のおかげです」と自分たちで言い合って、腹の虫を収めるのがお約束になりました。

そこで、生き甲斐が必要なのでは無いか?

ということで、先月に義理の兄と義理の姉に協力して頂いて、義理の母が愛用していた壊れた手動ミシンを修理してもらいました。

これが修理された直後、凄く嬉しそう。まるで十代の女の子の様に目を輝かせながら溢れんばかりの笑顔を見せてくれていたものです。でも、根本的な不満は解決されず、いまでは元どおり不満ばかり言っています。多分亡くなるまで毎日愚痴や不満を言って人生を終えることになるんでしょうか。それとも何か価値あるものを見出せて、人生の最後を楽しく終えるのか。それもこれも本人次第。まだまだたった82歳ですもの。最後の最後になるまで分かりません。

最近義理の母の肌のハリが極端に無くなってきたから、妻の妊娠線対策に購入したスイートアーモンドオイルを、義理の母にもアンチエージング用として勧めてみようかと思っております。

最近の趣味は夕陽を撮ることでした

最近と言っても、ここ数日のマイブームでした。日の入り時刻をネットで調べては、カメラと頼りない三脚を担いでベランダにセット。あの良い感じの夕焼けをビデオカメラで撮ってみたい一心で。

Youtubeとかビデオカメラの説明書を舐める様に見まくって、なにやらピクチャープロファイル色の調整というものが、良い感じの画像に仕上げる肝らしい。

へえ、あんた、趣味のパソコンとかビデオカメラ撮影とかよく分からん音楽作ったり、クソゲー制作みたいな酔狂に現を抜かせて自由気ままに生活していて、ええご身分ですなあ。ところで、兄さん、嫁さんの年老いたお母さんとの同居はどんなもんかい?

ええ、そりゃあ落陽(らくよう)。