見出し画像

東京バレエ団 ドン・キホーテ

2022年6月25日
東京バレエ団
@東京文化会館
キトリ 秋山瑛
バジル 宮川新大

プログラムがないので、詳細不明。勘違いはご容赦ください。

ある発表会で2人の眠りのグランをタダで観て、また観たいと思い、チケット買った。

いいねー。秋山瑛。
華があるというのは生まれ持ったものなのか。出てくるだけで華やか。ウェブサイトやポスターの写真は地味なのだが(失礼)、舞台は華やか。
誰よりも跳び誰よりも周り誰よりもバランスをとる。最後まで息切れせず踊り通した(古典の主役は過酷だよなー)。アドレナリン全開で本番では無理が効くタイプかと心配した(そんなことないだろう)。
次の舞台が楽しみ。
パートナーシップも良い。宮川はピルエットがぶっとび気味だったかな。でも最後まで息のあった踊りでした。

しかし細すぎではなかろうか。彼女に限らず日本国内のバレエ団のダンサーは細すぎ。誰か指導して筋肉つけて太らせてくれ。軽くて踊りやすいのかもしれないが、オトナに見られないのは損だ。

一幕の街は華やかなのだけれど、男性の衣装ばかりカラフルで、女性が地味。肩からショールをかけるのはスペイン風なのか???インドっぽいよなー。せめて色を工夫してほしい。
街の男性たちも充分かっこよいが、闘牛師たちがもっとかっこよかった。
エスパーダは柄本弾。バジルもやるので休みなし。エスパーダが全身白でバジルより目立つのはどうよ。バジルの衣装も床屋の息子にしてはおしゃれだよなぁ。
キトリの衣装がもっと目立ってもいい。踊れば目立つけど、周りに埋もれてしまう。 
子どもも街の子やコックさん姿で参加。よくお芝居していました。
群舞が揃って気持ち良いが、時々扇子の角度が違うとかなり目立つ。扇子がでかいからバレやすいのだな。

ジプシーの踊りもよかった。男性のみの群舞も迫力あり。ここにキトリとバジルだけでなく、メルセデスとエスパーダも来るのは個人的にいらんと思う。
夢の場も群舞がよく揃っていた。群舞が揃うのは観ていて安心。

酒場のシーン。そろそろ疲れが出てくるかと思ったら元気なキトリとバジル。元気ありすぎで心配した(余計な心配)。ドゥルシネア姫の踊りは抑えていたのか。
婚礼の場がロシアだなぁ(振付がワシーリエフだからということで、舞台装置がロシアっぽいということではない。でもスペインには見えなかった)。豪華すぎ。メルセデスとエスパーダが踊るのもどうよ。長いよー。早くグランを観たい。
それぞれの衣装の色は綺麗だけど、バランスが悪い。ヴァリエーションを踊る2人のチュチュが妖精っぽい色だった。メルセデスの青もどうなんでしょ。髪飾りもスペイン風じゃないよなあ。

サンチョパンサもガマーシュも踊る。ガマーシュが品良くてよかった。

ドンキは楽しい。ストーリーは単純だしめんどくさいマイムもないしディベルティルマンもない。でも長いよ。個人的にメルセデスとエスパーダのシーンはなくすか削ってほしい。最後のグランのアントレも長引かせたりせずにさっさと踊ってほしい。主役2人は他の人のヴァリエーションで休みたいのだろうけれど(今回はヴァリエーション2人でした念のため)。

最後はスタンディングオベーション。アイドルのように団扇やタオルあればいいな。ダンサーのグッズとして売れるのではなかろうか。実際ダンサーの名前の入った団扇を振っている人がいた。
一幕でブラボーが1回かかった。声かけたくなっちゃうよね。

今回、このバレエ団で妊娠したダンサーがいたので、配役が交代になったことがウェブサイトで公開された。そのダンサーを楽しみにチケットを購入した客もいるだろうけれど、妊娠とまで明らかにする必要はあるのか?体調不良で良くないのか?ファンの間で事実は知られるだろう。数ヶ月後に本人がSNSなどで(言いたければ)言えばいいと思う。

当日に配る配役リストでも謝罪の一文あり。クレーム対応なのか?妊娠はそこまで悪いことなのか?謝罪なら夫も晒すべきではないか。
別のバレエ団でも妊娠につきキャスト変更のアナウンスをインターネットで見かけたけれど、どうなんですか。体調不良ではダメなのか?

ロビーの椅子がいまだコロナ感染対策で少ない。客席は全員いれているのだから、ロビーの座るところも増やしてください。

分散退場といって客席からの退出を待たされるのだけれど、東京文化会館はロビーが広いので、そこに観客がたまってしまう。おしゃべりに興じている観客を追い返すのは難しいと思うのだけれど、これでは分散退場の意味がない。東京文化会館を使う団体はそこまで考えてください。

*「みんなのフォトギャラリー」ってほんと使いにくい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?