見出し画像

文章を書くことなんて大嫌いだった

自分で言うのもなんだが、小学生の頃は学年で一番頭が良かった。
というのは事実ではあるものの少し事情があって、1学年1クラスしかない小さな小学校のその学年の1番だったというだけである。

テストをすれば誰よりも100点を多くとっていたし、盛んにディベートをさせる学校だったので誰にも論破されない自信があった。

ただ、とにかく作文だけは大嫌いだった。自信も全くなかった。
読書をするのは好きだったが読書感想文を書く意味も分からなかったし、ことあるごとに作文を書く必要性が全く分からなかった。

さらに母親に「私は高校の時は作文で賞を取ったのにお前は文章が下手だ」と何度も言われていたことがさらに作文嫌いを加速させた。
私の実家にいわば「学歴」のあるものは誰一人おらず、母親もその一人だった。なので学校の成績が良かった私をみんなが褒めてくれるし少しくらい成績が落ちても誰も何も言ってくることはないというありがたい環境だった。ただ、作文だけは例外だった。

長々書いたが簡単に言うと結構なコンプレックスだった。

ここから先は

1,117字

¥ 100

お読み頂きありがとうございます。最近またポツポツとnoteを上げています。みなさまのサポートが私のモチベーションとなり、コーヒー代になり、またnoteが増えるかもしれません。