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緑茶で健康生活!飲み過ぎは注意!

あなたは1日何杯くらいの緑茶を飲んでいますか?
「ご飯の時だけ」と言う人もいれば「仕事中ずっと飲んでいる」と言う人もいると思います。
お茶は日本人にとって身近な存在なので意識的に飲んだりする事は少ないかと思いますが、近年の研究では緑茶を毎日一定量飲むことで様々なメリットがある事がわかっています。

今回は緑茶のメリットと飲み過ぎによるデメリットをご紹介します。

1日2杯の緑茶で認知症予防

調査:東北大大学院医学系研究科

研究チームのデータでは「1日に2杯以上緑茶を飲む人は、週3杯以下の人に比べて認知障害になりくにくい」という事が分かっているそうです。

認知機能の低下は脳神経細胞が活性酸素により傷つく事で発生すると言われております。
緑茶に含まれるカテキンは抗酸化成分なので活性酸素の働きを抑制したり、神経細胞が傷つくのを防ぐ働きがあります。

※1日2杯と4杯では差は出なかったそうです。

1日5杯の緑茶で脳梗塞のリスクが低下

調査:東北大大学院医学系研究科
対象年齢:40歳〜79歳
人数:45,000名

1日に5杯以上の緑茶を飲む事で脳梗塞による死亡リスクが低下する事が分かっているそうです。

【1日1杯未満と比較】
男性:46%低下
女性:62%低下

脳や心臓などの循環器系疾患全体の死亡リスクも低下
男性:22%低下
女性:31%低下

いずれも緑茶に含まれるカテキンの効果と考えられています。

1日7杯以上の緑茶で糖尿病予防

調査:静岡県立大学
対象者:糖尿病予備軍
人数:60名

この研究は対象者60名を2グループに分け、1グループに粉末緑茶を2ヶ月間飲ませて血糖値を調べた研究になります。

研究によると緑茶粉末を飲ませたグループでは、糖尿病の指標の1つであるHbA1cという診断基準が改善されたそうです。

この研究により、すでに高血糖の人でも緑茶により血糖値を下げる事ができるとわかったそうです。

飲み過ぎは注意

緑茶には様々な栄養成分が入っており、健康にする成分である一方飲み過ぎにより返って体調を崩す事もあります。

✅カフェイン
コーヒーと同じく緑茶にもカフェインが入っており、カフェインには集中力や記憶力の向上、脂肪燃焼促進、運動能力向上など様々な効果がありますが、過剰摂取してしまうと、睡眠障害や胃腸症状、神経過敏などの症状が出てしまう事もあります。

WHO(世界保健機関)
1日のカフェイン摂取限度は300mg程度
緑茶100mgあたり20mgのカフェインが入っているので、1日に10杯までが限度になります。

✅タンニン
ポリフェニールの一種であるタンニンは活性酸素の働きを抑制し老化を予防してくれる成分です。
その他、認知症や生活習慣病の予防、整腸効果や美肌効果も知られています。

過剰摂取による害はとくにありませんが、タンニンは鉄の吸収を邪魔する働きがある為、貧血やコラーゲン保持に関係してきます。

貧血気味の人や乾燥肌、脂肌などの肌トラブルを抱えている人は注意しましょう。

✅シュウ酸
シュウ酸は尿路結石や腎不全の原因となる成分の1つです。
緑茶に限らず、バナナやナッツ類、ココア、コーヒー、ほうれん草などに多く入っているので過剰摂取には注意しましょう。

まとめ

健康管理をする上で「これさえしとけば大丈夫!」と言う魔法の効果はありません。
今回ご紹介した緑茶にも沢山メリットはありますが、あくまでもその他の食事や生活習慣が大きく関係し、緑茶はその一要因になると言う事です。
緑茶だけに気を配るのではなく、今の健康習慣に緑茶をプラスすると言う考えを忘れないでください!

最後までご購読いただき、ありがとうございました。

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