他人の不幸

他人の不幸を餌にして生き延びている人がこの世の中にたくさんいるんだなあ、と社会に出てから悲しくなることが多い。

大学時代までは周りに恵まれ過ぎていたのか、そんな人はいなかった。

社会に放り出されてから、他人の悪意に晒される機会が多すぎて、心がすり減ってしまいそうになった。

最近も近くにいる人が、私の小さな不幸を見つけてから急に優しくなった。

出会った当初にも、私の置かれている状況をどうにか「悪い状態だ」と思い込ませようとしてきて驚いた記憶がある。

最初は悪意を真に受けてすごく落ち込んだけれど、きっと、この人は他人を下に見ることでしか自分を保てない人なのだなあと、最近はかわいそうに思っている。

あと少ししか一緒にいないと考えると、なんだかどうでも良い気がするけれど。私がいなくなればまた、餌にするターゲットを変えるだけなのだと思う。

私はあなたとは別のところで思い切り幸せになるよ。あなたが餌になるものが何もないくらい、生きていけないくらい幸せで溢れさせてみせる。

だからいつか、あなたにも早く幸せが訪れたらいいね、私とは別の世界で。

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