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Show and tellの時間

在宅勤務+自宅保育の時間が続いている。2歳のムスメはYouTubeのおもちゃ紹介の動画を視聴しすぎているせいか、家の中でも自分のおもちゃの紹介をしている。ギャラリーは仕事をしている私1人なんだが、「みなさん!こんにちわ。今日は、ムスメちゃんの好きな、このおもちゃで遊びしましゅ!!」と高らかな声で演説が始まる。そんな光景を見て、カナダで見たShow and Tellの時間を思い出した。

ショー・アンド・テル(英語: show and tell)は、聴衆に対して、何事かを示すプロセスであり、その話題について話すことである。 日本語では展示と説明(てんじとせつめい)と言う。 主に北米で行われる教育科目の一つで、オーストラリアでも一般的である。wikipediaより

カナダのトロントに住んでいたとき、乳幼児向けのアートスクールや小学校で、ボランティアをしていた。どのクラスでも一番最初に、導入として"Show and tell"(ショーアンドテル)の時間があった。

子供たちが、毎日好きなぬいぐるみやオモチャを持ってきて、先生が「今日のShow and tellの時間で発表したい人は?」と聞くと、子供たちが「ハーイ!」とここぞとばかりに手を挙げる。発表者にあてられると、みんなに囲まれた真ん中の台に乗って、プレゼンをする。

先生:今日は何をもってきたの?
子供:子犬のぬいぐるみだよ。
先生:ワオ!スーパーキュートだね!どこが好きなの?(リアクションが大きくて楽しい)
子供:かわいい目!とっても可愛いから毎日一緒に寝ているのよ。
先生:噛むの?
子供:うん、悪いことをしたら噛むよ
先生:ワァ、それは気を付けないと!(と先生が子犬の鼻をつまんだ瞬間) ガブッ!(大げさに突然噛まれたフリをして子供たち、大笑いする)

上記は3歳児のShow and tellの一例。年齢が5歳~小学校低学年になると、先生のボケやツッコミは入らず、2分程度のプレゼンをして、同級生から質問されたことを答えていた。

この時間を通して、人前で話す度胸、自分の好きなものを伝える力、云々が身につくんだと思うけど、自分の好きなものを好きだと誇らしげに伝える子供たちの姿は、はつらつとしていた。自信を持って伝えられる場っていいなと感じる。

noteは、大人のためのShow and Tellの場所で、パンやコーヒー愛、銭湯愛、映画愛だったり偏愛するものをnoteでさらけだしている。読んでいて新たな発見もあるしすごく楽しい。

自宅保育が5月末まで延長になったことだし、Show and Tellの時間をなるべく増やして、ムスメの好きなことに耳を傾けていこうと思う。私が好きなものも、伝えていこうと思う。

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