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【考察】カズデルイベントへ向けて伏線を振り返る。【アークナイツ】


アークナイツのストーリー内で幾度となく触れられてきたサルカズの故郷カズデルだが、これまでカズデルが舞台となったイベントはほとんど無かったと言える(強いて言うなら「闇夜に生きる」がそれに当たるが)。

しかし最近のイベントストーリーでは様々な勢力のキャラがカズデルへ向かい始めており、メインストーリーの展開も相まってカズデルがメインとなるイベントがそう遠くないうちに開催されるであろうことが予想される。

そこで本記事では、各イベントの内容からカズデルへ向けた伏線と思われるものについて抜き出し、整理してみようと思う。

初記事につき読みにくい点が多々あると思われるが、ご容赦願いたい。


1.セシリア,エゼル,マドロック


イベント「吾れ先導者たらん」の最終盤、セシリアの父に会いたいという願いを叶えるためエゼルとセシリアは共にカズデルへと向かうことになった。

そしてこの続きとなる話がエンフォーサーの回想秘録「出発の準備」である。

この回想秘録の中で、サンクタ二人でカズデルに向かうのはあまりにも困難であることを理解していたエゼルはロドスに居るサルカズ達に案内役を依頼して回っていた。

そしてその依頼を最終的に引き受けたのがマドロックだ。二人は「傭兵と捕らえられた捕虜」を装いカズデルに入り込むという計画の元、共に旅立つことになった。

"確かに僕とセシリアがカズデルに入り込むのは、非常に難しいことでしょう。サンクタという身分が明らかに足を引っ張っています。"
"例えば、マドロックさんのような、カズデル出身の傭兵がいたらどうでしょう?"
"外でお金を稼ぐついでに捕らえた二人のサンクタを、捕虜として引き連れ故郷へと戻ってきた。なかなかもっともらしい響きじゃないですか……?"

"もし君にリスクを冒す覚悟があるのなら……"
"今言ったその計画は合理的だ。試してみてもいい。"

出発の準備-幕間
マドロックはもとより小隊と共にカズデルへ向かう予定だったため、
セシリア・エゼルとの出会いは必然的だったとも言える。


2.リッチ


イベント「ツヴィリングトゥルムの黄金」にて、リッチ達は長らく留まっていたリターニアを離れ、故郷カズデルへと帰ることになった

"カズデルでできた新しいお友達に伝えてくれ、リッチの……いや、王庭などない。知識の神殿の守り人は、家に帰るつもりだとな。"

ZT-ST-3 終曲「夕映え」

また13章の時点で既に数名のリッチがカズデルで目撃されており、テレシスの野望の完遂に備えて何らかの準備を行っているということも判明している。

「テレシスが失敗した際はカズデルを分割し、荒野の奥へと逃げ延びる予定」だそうだが、成功した場合の計画についてははっきりとは明かされていない。

"もしもテレシスが失敗した場合、カズデルは直ちに数個、果ては十数個の区画にまで分割されることになるのです……"

13-4 傭兵の一日

「知識の保管を使命とするが故、リッチは情勢が安定しない場所に留まることはしない」とエルマンガルドは言っていたが、我々プレイヤー視点ではまだヴィクトリア動乱の結末が分からない以上、今回の移動についての真意は未だ測りかねるところであると言わざるを得ない。


3.スルト


「探索者と銀氷の果て」の月次インタビュー記録にて、スルトは自身に宿る炎の巨獣に協力することを拒み、自身の力で自らの過去を知るべくカズデルへと向かった

無論、次の行き先は決まっていた——カズデルだ。

終わりなき小道

スルトの記憶が失われているのは彼女の中に居る炎の巨獣の力が弱まっていることが原因だった訳だが、スルトはこの巨獣の封印を解くのは危険すぎると判断。「記憶が戻らずとも私は私だ」と巨獣に言い放ち、自身の記憶に頼らず過去を探すことになった。

炎の巨獣の名前こそが"スルト"であり、
サルカズの少女の本来の名前はスルトではない

炎の巨獣が「スルトを拾ったのはカズデルらへんだったような…」といった旨のことを言っていたため、スルトはそれを手がかりに記憶を失う前の自分を知っている人間を探すつもりなのだろう。

スルトにも一体どこで少女を見つけたのかということは思い出せず、カズデルか、はたまたその近辺か……という程度のことしか言えないようだった。

終わりなき小道

※太字スルト=炎の巨獣


4.ヘドリー,イネス


12章「悪兆渦流」にて、ヘドリーとイネスはヴィクトリア動乱が収まり、カズデルに帰った後の事を話し合っていた。

カズデル北部、ホワイトバーチの森で二人は初めて出会った

ヘドリーは識字教室を、イネスは店を開くつもりらしい。

”それと、初任給をお前の開業資金に充てるというのは、冗談で言ったわけじゃない。”
”……分かってるわよ。”

13-17打ち明け話

カズデル行きが明言されているわけではないが、ヘドリーは以前からカズデルに根を張っており、この二人が「故郷」へと帰るのは自然な流れと言えるだろう。

"バベルを離れ、感染者組織に加わり、果てはロンディニウムにまで来たあなたが、いまだカズデルに情報網を持っているのですか?"

"「皆に帰るべき家を与える」んだ。"

13-4 傭兵の一日

そしてこれは推測になるが、フレモントがエルマンガルドに言っていた「カズデルでできた新しいお友達」とは恐らくヘドリーとイネスのことではないだろうか?

(「ツヴィリングトゥルムの黄金」はヴィクトリア動乱終結後の時系列である)

5.余談


上記以外で今後カズデルに関わってきそうな人物として、ライン生命エンジニア課主任のナスティ・ルノレイが挙げられる。

バンシーである彼女はカズデルを空に打ち上げ、空中都市にすることを目標にしていると考えられている。

(サルカズ語)サルカズの約束の地とは、一体どこにあるんだ?

CW-4 荒波再び

"(サルカズ語)いつか、カズデルもまた空に浮かぶ時が来たら、その炉には君の名を刻もう。"

CW-8 交差する今昔

そのスケールの大きさから次のイベントですぐに登場するかは微妙なところだが、いずれカズデルの物語に関わってくるであろうことは想像に難くない。


おわりに


ということで、簡潔ながらカズデル周りの伏線を整理してみたがいかがだっただろうか。

これらの伏線は時系列的にも同じタイミング(1099~1100年,スルトのインタビューのみ不明)であり、一度のイベントで回収されるのではないかと個人的には予測している。

「哀愁の地」カズデルは今後どのような展開を迎えていくのだろうか。

"カズデル。この言葉の響き一つ一つが苦難に満ちた旅だ。"

13-4 傭兵の一日






追記※大陸版情報注意




執筆後に情報を確認したところ、大陸版ではオムニバスストーリー「A Kazudelian Resque」が開催予定だそうだ。

記事の内容に影響はないが、「カズデルをテーマとしたイベントの開催が予想される」などと冒頭で書いてしまい恥ずかしい限りである。

大陸版ドクターの皆様については、プレイしながらこの記事の答え合わせをして楽しんでいただければと思う。

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