国際女性デーでDVについて考えたこと

日本ではあまり馴染みがないが、3月8日は国際女性デー(International Woman's Day)だった。

私はその日はほとんど家に引きこもっていたので知らなかったが、ベルリン市内でも女性のデモが行われていたそう。

上のつぶやきで私もびっくりしたのが、「ドイツでもDV(ドメスティックバイオレンス)は少なくなく、4人に1人の割合」という表記。私は正直、ドイツではDV被害は少ないと思い込んでいた。 

つい先日ちょうど友達と「ドイツはあまりDVの話を聞かない。やっぱりこの男女平等な社会が、DV抑制になっているのではないか」ということを話していた。だからこそ、この「4人に1人はDV被害者」という統計に私はびっくりした。私は何も知らないだけだった。 

ドイツは良い意味でジェンダーレス社会だ。会社でも“女性”という立場が不利になることはないし、日本のように“女子力”なんて馬鹿らしいものを誰も求めていない。女性の立場と男性の立場はとても平等に見えるし、何よりドイチェフラウ(ドイツ人女性のこと)はとても強い。 

そういう社会的な背景が女性へのDV被害を食い止めていると勝手に信じ込んでいたので、この割合にはショックを受けた。 

一方で、以前スペイン人の友達が「スペインでは夫婦間のDVや殺人がとても多い」と言っていた。イタリア人の友達も「イタリアはDVが多い。恥ずかしいけど、メディテレーニアン(地中海沿岸の国の人たちのこと。イタリア、スペイン、ギリシャあたりの国のこと)にはDV犯罪が多い」と言っていたこともある。

もちろん、すべてのイタリア人やスペイン人がDVをする傾向にあると言っているわけでは断じてないけれど、スペインやイタリア、それからギリシャはどちらかと言うと“マッチョ”な国であることがこのDVを誘発しているのかと私は考えていた(この“マッチョ”という言葉、日本人が聞くと「筋肉隆々の男性」のような身体的なイメージを喚起するかもしれないが、英語では「男らしい」、どちらかと言えば「男尊女卑」というネガティブな意味で使うことが多い)。男尊女卑が根底にあるならばDVが頻発する理由も理解しやすいからだ。しかしこの論だとリベラルなドイツでのDVの多さを説明するには不十分だ。

これは何を表しているのだろう。女性の立場がどんなに向上しようと、社会がどんなに変わって行こうと、肉体的に弱ければ被害にあってしまうということなのだろうか?

自分なりの答えがまだ出ていないので、今後いろいろと調べてまたこのテーマで書いてみたいと思う。

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慧(スイ)

こんにちは、慧です。読んでくれてありがとうございました。サポートして頂きました分については、心が疲れた時にドイツでおいしいものを頂かせていただきます。ありがとうございます!

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2020年7年住んだベルリンを離れ、フランスに移住。蠍座の女。日記を主に、たまに掌握や短編、小説などを書いたり。テーマは外国、フランス、ベルリン、九州など。世界の伝統工芸に興味を持ってます。