5月31日 フランスの数学者ガロア死す

泣かないでくれ。


Ne pleure pas, j'ai besoin de tout mon courage pour mourir à vingt ans!
泣かないでくれ。二十歳で死ぬのには、ありったけの勇気が要るのだから!

決闘には立会人がいる。
なのに放置されて死んでいった。
陰謀説が絶えません。


5月31日 フランスの数学者ガロア死す


1832年。
数学者にして革命家。
恋愛を巡る決闘で死んだとされているが、陰謀説もある。

数学者として10代のうちに、ガロア理論の構成要素である体論や群論の先見的な研究を行った。
ガロアはガロア理論を用い、ニールス・アーベルによる「五次以上の方程式には一般的な代数的解の公式がない」という定理(アーベル-ルフィニの定理)の証明を大幅に簡略化し、また、より一般にどんな場合に与えられた方程式が代数的な解の表示を持つかについての特徴付けを与えた。←意味不明笑
また、数学史上初めて、カテゴリー論的操作によって自らの理論の基礎を構築している。←さらに意味不明笑笑っ

すごい数学の才を持ちながら、論文はなくされるは校長には放校されるは、やることなすことツイてない。
で、革命に傾倒し、投獄され、歴史の犠牲者のように逝った。

ガロアが起こした決闘の原因は、ある女性の名誉を守るためだそうだけど、忠実な共和党員であった彼の死は、反動派か秘密警察によるものという説もあったようで。
有名なのはレオポルト・インフェルトの「神々の愛でし人」(Whom the gods love。 1948年)らしいけど、この著者の文中には怪しいところもあるらしいので、その前提で読みましょう。


それでも地球は回っている