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スゴイとウマイとスキはちがう

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お気にや、おすすめを入れますが、絶対のものとは限りません(^_^;)。 絶対のものでなくてもステキなものはあるし、絶対のものでもつまらないものはある。 だから… まずは出会いまし… もっと読む
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#マンガ感想文

ある時は田宮良子、ある時は田村玲子

寄生獣の、敵キャラの一人。
パラサイトの存在意義を考え込んで、人間のこどもを生んでしまった人。

母性の塊系の母御のみなさんは、きっと鼻白むと思うのだけど、子育て初期に、

黙れ

だの

泣くな

だのという一言で(怒鳴りもせず)、こどもを扱っていたシーン。
実はあこがれたーーー
やってみたかったーーーー

そして四行省略。

結局田村(後半の名前)は子に情が湧いて、ある選択をするのだが、ここが

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ついでに『手天童子』

さだめの子。
母の愛。
永井豪先生の描いた中でいちばんの感動作…ト私ハ思フ…

講談社「週刊少年マガジン」に1976~78年まで連載された伝奇ホラーアクション。
作者は永井豪先生。
「デビルマン」があまりにも有名な永井先生ですが、私は完成度ではこちらを推します。

巨大な異形の鬼・戦鬼に守られ現代に現れた生まれて間もない赤子は、その場に居合わせた柴夫妻に預けられた。
15年たったら迎えに来る。

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デビルマン

テレビの企画ありきだったらしいですよ?

永井豪先生の名作。
講談社「週刊少年マガジン」に1972~73年、全53話で連載されました。
美しい恋人。
美しい友人。
そして不動明。
悪魔の肉体を持つ人間。
人類を守るカを得た超人は、人によって愛する者を奪われ、友人は彼にとり最大の…

血みどろなのに美しい本作は、私にとり、二つのエピソードで語りつくせます。
シレーヌとカイム。
そして牧村夫妻救出作戦

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ブルーシティー

作者は星野之宣。
掲載誌は集英社、週刊少年ジャンプ。
1976年に全18話で発表されたという。
近未来。
海底開発を始めた人類に、アクシデントが発生。
地上部分が全部滅んでしまう。
生き延びたのは海底都市ブルーシティーとそこにかかわるわずかの面々。
たった二万人程度の人類は、どう立ち直っていくのだろうか??

動く死体、人類改造、野望、征服をもくろむ者、レジスタンス。

コミックで描かれるSFとし

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40-0(フォーティーラブ)

テニスのコーチが見出した少女。
野生児のような彼女に、テニスを基礎から教えながらかれは、女としての彼女にも魅せられてゆく。
ところが彼女は心ない青年に初めてを奪われて…

作者は樹村みのりさん。
地味ながらいつも、はっと目を見開かされる作品の描き手さんなのでした。
掲載誌は講談社、mimi。
1977年の作品だそうです。

ワースト

ある日、雨が降り、雨に当たった人はみな死んだ。
しかもその、死骸の中から新種の生物が!
自らの直感で雨を避けた男、母親のお仕置きで押し入れに閉じ込められ、雨に当たらなかったこども、脱走兵、チンピラ。
中途半端に生き残ったかれらは、新種の生物ワーストマンどもと、生存を賭けて戦わなくてはならなくなり…

第一の主人公エイジ。
第二の主人公タク。
そして最後の主人公リキ。

これは人類の戦いの記録であり

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シン

“なぜわかる。人間は神じゃない”

ほとんどの野生動物が死滅している未来社会。
インパラのような小動物が保護されて、主人公の青年のところに送られてくる。
額の角は一本。
伝説の一角獣? は不思議な力を持っていた…

動物こそが本来の地球の主だ

的な視点作の多い漫画家・佐藤晴美さんに、私が出会った最初の作品です。
たぶん入手は絶困難。
お持ちの方は超ラッキーですよ。

作者の佐藤晴美先生は1978

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とべ!人類

その日、地球は滅んだ。

卓たち数人の中学生を残して。

日本の大人たちは彼らのみをロケットで射出したのだ。

アメリカはもっとたくさんの人数を脱出させたが、内乱で宇宙船は漂流、全員死んでいた。

地球に似た環境の星、カノウプス第三惑星P3に無事たどり着いて、人類を再生する。

それが卓たちに課せられた使命。

だが旅は果てしなく長く、かつ、過酷なのだ…

作者は尾瀬あきらさん。

代表作はたぶん

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